橋げたはできましたか?~スタートダッシュの有効性&1次試験におけるスマートな反省と改善法

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おはようございます。きゃっしいです。

そろそろ受験校では財務会計が佳境に向かいつつあるときかと思います。

企業経営理論、財務会計と2科目を経験してみて、いかがでしょうか?

橋げたはばっちりできたでしょうか?

なかなかいい感じに橋げたができています、という方、素晴らしいですね!

 

これは大学受験の頃からの私の持論なのですが、勉強というのはスタートダッシュが非常に肝心です。

そこでまずは、スタートダッシュの有効性について少々ご紹介したいと思います。

スタートダッシュがいい感じだと、
自分に自信が持てる
→モチベーションが上がり、その先の勉強が楽しくなる
→楽しんでみっちり勉強することで、その先の勉強でも良い結果が残せる
→さらに自信になり実力とモチベーションがUPする
→・・・
と、好循環が生まれます。

また、スタートダッシュによって周囲に「デキるやつ」と思われると、
→周囲の人からわからないところを聞かれるようになる
→質問に対し、自分の言葉で説明することで、自分の実力がメキメキ上がる(自分の言葉で説明することの重要性はこちらの記事を参照)
→質問した人にも喜んでもらい、また質問したくなる
→・・・
と、こちらも好循環が生まれます。

ですので、私は、若干の負荷をかけてでもスタートダッシュに力を入れるようにしていました。
最初は大半の人がまだペースを掴みきれていないので、多くの人が全力で頑張る直前期と比較して、今の時期はちょっと頑張れば直前期と比較するとかなり楽に一歩抜きん出ることができます

ちなみに一昨年の今頃の私はまだ加減がよくわかっておらず、企業経営理論では受験校で配布されているテキストである「トレーニング」と、道場を通じて知ったスピード問題集を2周ずつくらい回してしっかり理解を深めたのに加え、過去問を5年分こなし、過去問で70点レベルになるくらいまできっちり入念に仕上げて本気で100点を取るつもりで養成答練(中間テストのようなもの)に臨みました。
すると、養成答練では、100点は取れなかったものの93点とかなりの高得点をたたき出すことができました。
でも、最初にこれだけ手加減を知らずにやりこんだおかげで、企業経営理論はその後もかなりの得意科目となり、本番でも82点ととてもいい結果を出すことができました。

私の場合、ちょっとやりすぎてしまいましたが、まだペースが掴めていない方は、足りない側に振れるよりは、やりすぎ側に振れた方が後々楽なので、多少やりすぎ側に触れてみましょう

今ならまだギリギリ「スタートダッシュ」の時期です。
スタートダッシュを決めて、いい勉強サイクルを作っていきましょう。

Chikaちゃんも言っています。

死ぬ気でやれよ、死なないから!!!!  と。

いい感じの橋げたができたという方は、これを励みにこれからも自信を持ってこのペースで進めていきましょう。

 


さて、ここからは、上記を読んで「やばい、橋げたどころかワリバシだよ。。。」と焦ったり、「きゃっしいやりすぎ」とドン引きしたりしている方向けです。

橋げたの構築にイマイチ感を感じている方にお伺いします。

あなたの橋げたはなぜ上手く構築できなかったのでしょうか?

理由としては

・勉強不足だった
・テキストを読んでも意味が分からなかった
・テキストを読んでわかった気になっていたけど、いざ問題を見てみるとどうやって解けばいいかわからなかった
・解き方はわかったのだけど時間が足りなかった
・ケアレスミスが多かった
・そもそも自分は元々勉強が苦手なんだ!

といったような理由でしょうか。

では、上記のような理由に至ったのはなぜでしょうか?

例えば、勉強不足だった方であれば、

・そもそもやる気がなかった
・まだペースが掴めていなくて、何となく時間が取れなかった
・想定外の飲み会が続いた
・仕事が忙しかった
・家庭の事情で勉強どころではなくなってしまった

などなど、いろいろな理由があるでしょう。

また、テキストを読んでも意味が分からなかった、という方は

・意味が分からなかった場所があったため先に進めなかった
・意味が分からない場所があっても講義で解決できなかった
・意味が分からないところを講師や勉強仲間に質問できなかった

などの理由があるかもしれません。

では、さらに上記のような理由はなぜ生じたのでしょうか?

これまでの状況を反省して改善するのであれば、その理由をさらに深堀りして、具体的かつ測定可能で、達成可能な、1年後に合格できるようになるための目標を立てないといけません。
また、場合によってはそもそもの目標自体を見直す必要もあるかもしれません。

例えば、「意味が分からない場所があっても講義で解決できなかった」という方はなぜ、講義では解決できなかったのでしょうか?
そもそも予習をしていなかったので、講義の前にどこがわからない場所かわからなかった、ということが理由としてあるのであれば、「講義の前までに、講義の範囲のテキストを読み、わからないところには印をつけておき、講義ではその部分を重点的に聞く、それでもわからなければ講師に質問する」という対策が立てられるでしょう。

また、例えば、「テキストを読んでわかった気になっていたけど、いざ問題を見てみるとどうやって解けばいいかわからなかった」というのであれば、その理由は「アウトプットの不足」であり、さらにその理由を深堀りすると「勉強時間の配分がインプット9:アウトプット1で、インプットに偏っていた」というのが原因であるならば、「事前の勉強の計画の段階でインプットとアウトプットの比率を半々にして、養成答練までにスピード問題集を2周させる」という対応策を立てることができるでしょう。

さらに、「勉強不足だった」という方で、その理由が「そもそもやる気がなかった」という方は、なぜ診断士を取ろうと思ったのかということをもう一度考え直して、極論をいえば目標自体を見直し、撤退も選択肢の1つとして考えてもよいでしょう。

今なら傷は浅いです。

「でもT〇Cにもう大金払っちゃったし・・・」

と思うかもしれませんが、中途半端にただ受験校に通うだけなら、それを1年続けても恐らく結果はついてきません
同じダメなら今やめた方が、その時間をもっと別のことに使えます。

「いや、それは・・・」

と思うのであれば、何か思うことがあって勉強をしているはずです。
ここからやる気を出しましょう。

やるか、やらないか、今はっきり決めて、やるのであれば、本気で受かるつもりで能動的にやりましょう。

じゃあ対策はどうするか、ということすが、「そもそもやる気がなかった」という反省点に対し、対策として単に「これからやる気を出す」では不十分です。

やる気が出ないのはなぜか、というところを掘り下げて、「何となく他のことをしてしまう」という理由が挙げられるのであれば、具体的な仕組みとしてそうさせないような方法を考えましょう。
そうすると、例えば、「仕事帰りは勉強以外のことができない予備校の自習室に寄って、週25時間の勉強時間を確保する」という対応策が立てられるかもしれません。

もしくは、「仕事や家庭の事情で勉強どころではなくなってしまった」という方は、本当に時間が取れないかを考え、本当に無理そうであれば、例えば桃ちゃんのように、そもそも最初から計画自体を2年計画とか3年計画に見直すという方法もありかもしれません。

 

このように、橋げたが十分構築できなかった場合は、その理由を根本まで振り返った上で目標を見直したり、対策を考えたりするようにしましょう。

これは会社でやっている目標設定や改善と同じことかと思います。

例えば、会社の目標設定では「SMART」を意識して目標設定すべき、と言われています。

SMART」とは、
Specific:具体的な
Measurable:測定可能な
Attainable:実現可能な
Relevant:目標に関連した
Time-bound:期限のある

の頭文字をとったものです。

この「SMART」な目標設定は、会社だけでなく試験勉強上も有効で、これを意識することでいわゆる精神論にならない、実行可能な目標や対策を立てることができます。

先ほどの例でいえば、「そもそもやる気がなかった」という反省点に対し、単に「やる気を出す」だけだと具体的でも測定可能でもないですが、

「仕事帰りは勉強以外のことがやりづらい予備校の自習室に寄って週25時間の勉強時間を確保する」

であれば、

予備校の自習室に寄る」というのは具体的で実現可能であり、

週25時間」は測定可能で、診断士試験合格という目標に関連しており、期限のあるものになっています。

 

繰り返しになりますが、橋げたが上手く構築できていないという方は、これまでの自分を振り返り、なぜ橋げたができていないのかその理由を深堀りし、「SMART」な対策を改めて立てるようにしましょう

もし、対策の立て方がわからない、という方がいましたら、コメント欄に状況とお悩みを書いていただければ、次回の記事でネタにしよう対策の立て方の参考例をお示しさせていただこうかと思います。

 

以上、きゃっしいでした。

 

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橋げたはできましたか?~スタートダッシュの有効性&1次試験におけるスマートな反省と改善法”へ8件のコメント

  1. 山おろし より:

    先ほどの投稿コメントに誤りがあります。
    指摘した式は③ではなく、
    ”個別証券の期待収益率=リスクフリート+β(市場のリスクプレミアムー個別証券のリスクプレミアム)でありました。訂正して著者にお詫びいたします。
    なお、その下の文字式に問題はありません。

    1. きゃっしい より:

      山おろしさま

      コメントありがとうございます。
      誤記につきましては、ご不便をおかけして申し訳ありません。
      コメントいただいた箇所も含めて、まとめシートの正誤表は、まとめシートHPの以下のページの「正誤表」からご覧になれます。(2018年度版は下の方にあります)
      https://www.matome-sheet.com/publishing
      また、まとめシートの内容に関することでしたら、同じまとめシートHPの「お問い合わせ」よりご連絡いただければ幸いです。

  2. やまおろし より:

    過去問を反復しながら解けなかった問題の知識定着に、「まとめノート(2018年版)」を活用しています。
    然しながら、一部にまだ編集ミスがあるようです。一例を示しますと、前編P.213 CAPM理論の導入式の展開過程で、最終の”個別証券の期待収益率”の式③は、①、②の式からの導出が出来ません。文字式は合っていますが。
    そこで大変恐縮ですが、前後編で受験生からの問い合わせで判明している編集ミスの部分の正誤表をお示しいただけないでしょうか?
    こういう場所で失礼かとは思いましたが著者でいらっしゃいますので、敢えてのお願いでございます。

  3. キャッツ より:

    きゃっしいさん、
    アドバイスありがとうございます。確かに1週目から考え込むことが結構あります。特に財務の計算で答えが見つからない時などです。1週目は難しそうな問題はさくっと、2週目は時間を決めてやってみます。キッチンタイマーは持っていないので、時計を見ながらやってみます。
    ありがとうございました。

  4. キャッツ より:

    きゃっしいさん、こんにちは。
    私はTACに通っており、今週は財務会計の養成答練があります。きゃっしいさんのまとめシートも使いながら最後の仕上げ中です。
    さて、先日のだいまつさんのアドバイスもあり、私は問題集として、トレーニングと過去問に絞っています。ただ、この2つに絞ってもトレーニングだけは2回転(プラス理解不足は翌日もう一回)しているのですが、なかなか過去問5年のABC問題すべてを解いて解説を読むまでに至りません。1週間25時間以上やっているのですが、効率が悪いのかこの様な状況です。
    きゃっしいさんは養成答練前にトレーニング、過去問に加えてスピ問までやられたとのこと、何か効率的にアウトプット練習できるようなアドバイスを頂ければ、お願いします。

    1. きゃっしい より:

      キャッツさん、コメントありがとうございます。
      トレーニング、過去問、スピ問は後々考えるとさすがにやりすぎだったなと思いました(笑)
      養成答練までに橋げたをしっかり構築するという目的であれば、とりあえず過去問は優先順位を下げても良いかと思います。
      それから、私がアウトプットをわりと効率的にできたのは、最初は、ちょっと考えてみて、解けそうであれば解き、解けなさそうであれば悩まずさくっと解説を読むということをやって、わからなくて悩む時間をあまりかけなかったのと、2周目は時間を決めて集中してやっていたからかと思います。
      時間を決めて集中的にというのは、以前ご紹介した「キッチンタイマー勉強法」(https://rmc-oden.com/blog/archives/106489)でご紹介させていただいた方法で、キッチンタイマーで時間を測りながら集中力を絞り出す方法です。
      この方法を使うと集中力が強制的に?アップしますので、結構効率的に進めることができます。
      もし良ければお試しください。

  5. 山おろし より:

    良いスタートダッシュを切るために科目毎の学習完了を目途に、「一発合格まとめシート」(2018年初版)を活用して知識の定着度を確認しています。
    財務・会計もそうやりましたが、P.198で配当の略号Dの解説がDistributionsとなってて違和感を覚えました。実務ではDividendを使ってたような・・です。
    こういう細かなことに気になるのがそもそも非効率な学習方法とも聞いてますが、理系出身なものですみません。

    1. きゃっしい より:

      山おろしさま
      コメントありがとうございます。
      そして、まとめシートを活用いただいてありがとうございます。
      ご指摘いただいた点、確認させていただきましたが、確かに実務上、Dividendの方が一般的なようですね。
      次回以降の参考とさせていただければと思います。ご指摘ありがとうございました。

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