【初学者向け】通勤講座ってどうよ?

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【2次試験受験者の方へ 大切なお知らせ】

前回投稿(準備期間は1週間?最終関門「2次口述試験」まとめ)を、
NAVERまとめに最新情報で掲載中!随時アップデートしていきますので、
覗いてみてください。

一発合格道場2次口述試験対策セミナーin東京
2018年12月9日(日)午後 @勝どき区民館
・参加費:1000円
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こんにちは、たかじんです。
もうすっかり寒くなってきましたね。今年の夏は例年以上の猛暑😫でしたが、喉元過ぎればなんとやらで、夜は鍋やおでん、熱燗が恋しい今日この頃🍶。年末にかけて忘年会やら何やらで、お酒を飲む機会も増えると思いますが、(自戒の念もこめて)体調管理にはくれぐれも留意しましょう。

 

さて皆さんは、中小企業診断士試験に向けて、どのような勉強方法をとっていますでしょうか。やはりメジャーなのは予備校(TACやLECや大原等々)への通学でしょう。私は基本的に独学でしたが、「通勤講座」も併用しました。

道場ブログの読者の中にも「通勤講座」を使っている方がいらっしゃるかもしれませんね。または、「通勤講座」に興味があるとか、「通勤講座」という名前は知っていても、中身はよく分からないという方も多くいらっしゃるかもしれません。そこで本日は私が使った「通勤講座」について、独断と偏見に基づくレビューをご紹介したいと思います(当たり前ですが私は「通勤講座」の回し者ではなく、お金をもらって宣伝している訳でもありません)

 

そもそも通勤講座って何?

一言で言うと、資格試験勉強のためのオンライン講座です。現在は中小企業診断士以外にも多くの資格の講座が用意されているようです。スマホやタブレット端末、PC等から当該のホームページにアクセスして、ビデオや音声の講座を視聴します。視聴する講座の他、アウトプットのための問題集や過去問集、その解説等も用意されています。「KIYOラーニング株式会社」が運営しており、当該社の代表取締役は綾部貴淑さんという方で、この方も中小企業診断士です。

 

では通勤講座について、私が感じたメリット・デメリットをご紹介します。

通勤講座のメリット

便利

「通勤」講座と銘打つだけあって、通勤時間等のスキマ時間を活用するのに便利です。スマホやタブレット端末があれば、自分の好きな時間にいつでもどこでも学習ができます。またビデオ講座は2倍速でも再生できます。もう一度講座を復習したいけどあまり時間がないという時に、この機能は重宝しました。

 

安い

予備校へ通学した場合は、だいたい30万円くらいかかるのでしょうか。中小企業診断士の通勤講座は6~7万円程度ですので、圧倒的に安いですね。

 

コンテンツが試験の頻出論点を中心によくまとまっている

講座では「学習マップ」というマインドマップによく似た方式を採用して、学習するべき知識を整理しています。各科目とも、頻出論点を中心に非常によくまとめられていると思います。

一方で、予備校等のテキストには記載されていたとしても、試験に出題されないような論点は省かれています。これはこの講座のコンセプトが「60点主義」だからです。「60点主義」というのは、「合格するためには、全部を理解する必要はなく、6割正解できればよい」という考え方です(と、代表の綾部さんがおっしゃってます)。

確かに試験に合格するためには、この考え方は非常に重要で、中小企業診断士のように試験範囲が膨大な資格試験においては、優先順位を付けて「何をやらないか(何をやるか、ではなく)」を決めないと、いくら時間があっても足りません。通常の受験生は仕事をしながら勉強をしているはずですので、本当に多忙だと思います。多忙な生活の中、有限で貴重な時間を何にどのくらい使うのか、資源配分が合否の明暗を分けると言っても過言ではありません。

 

通勤講座のデメリット

通勤講座に向いている教科と向いていない教科がある

企業経営理論のように知識を学んで覚えればよい教科や、経営法務や経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策といった暗記教科については、通勤講座との親和性は高く、使い勝手が良いと思います。一方で、財務・会計のように手を動かして理解を深める科目については通勤講座だけで対応するのは厳しいのではないかと思います。

財務・会計は電卓を横に置いて、紙とエンピツを使って演習を繰り返す方が、吸収が早いですし、効率的に学べると思います(少なくとも私は)。通勤講座にも電卓機能は付いていますが、財務・会計の勉強では数式を書いて考えなければならない場合もありますので、通勤電車(または車)の中でこの教科を学習するのはやはり難しいのではないかと思います。

そういう意味では二次試験対策も同じかもしれません。「通勤講座」ではロジックマップという手法を使いながら、与件文の分析をする手順が解説されており、二次試験の教材として決して悪くはないと思います。しかし二次試験は、今まで道場のブログでもメンバーの皆さんが再三学習方法を紹介している通り、結局、紙とエンピツを使ってひたすら訓練を重ねていくのが王道ですから、「通勤講座」のスマホ等を使っていつでもどこでも勉強できるという「便利さ」は、二次試験対策においては、少し発揮しづらいと言えるでしょう。

 

詳しいテキストが手元に必要(な場合もある)

「60点主義」なので、頻出論点に関する知識はよく整理されていますが、省かれている論点も当然ありますし、「なぜそういう答えになるのだろう?」と解答のロジックが分からないような時は、通勤講座のみで疑問を解消することは難しい場合があります。TACのスピードテキスト等は、試験にあまり出題されない論点も含めて、丁寧に細大漏らさず書かれているので、分からないところがあれば、こちらに立ち返って調べることによって、疑問を解消しましょう。通勤講座だけでは理解が進まない場合は、スピードテキスト等を辞典代わりに、併用して活用することをおすすめします。

 

質問ができない

初学者にとっては、これが一番のボトルネックだろうと思います。予備校に通学しているのであれば、講師の先生をつかまえて納得のいくまで質問することができますが、通勤講座ではできません(それが安さの源泉になっているので仕方ないのですが)。特に経済学・経済政策や財務・会計といった科目は、ある程度、基本的な理屈・理論を理解しないとチンプンカンプンでしょうし、そこでつまずいてしまうと、苦手科目になってしまいがちです。そんな時は、よく分かっている人に質問したいですよね。

・・・と思っていたのですが、2018年9月上旬から「学習QAサービス」というサービスが開始されたようです。チケットを購入すれば、1チケットで1問の質問をすることができるというシステムとのこと。私が受講した時には無かったシステムなので、使い勝手が良いのかどうかは分かりません。

 

いろいろメリット・デメリットについて記載してきましたが、総じて「通勤講座」は、一次試験について、率的にかつリーズナブルに勉強したいという方にはおすすめの教材だと思います。一方で、当たり前ですがリーズナブルであるが故のデメリット(自由に質問ができないので疑問点が解消できないとか、なかなか理解が深まらないといった可能性がある等)も存在します。

中小企業診断士試験は、受験者本人のそれまでの経歴・バックグラウウンドによって、スタート地点が大きく変わる試験です。例えば経済学部出身であれば、経済学・経済政策にそんなに力を入れる必要は無いでしょうし、経理の業務経験がある方は財務・会計が得意でしょう。

今回紹介した「通勤講座」に限らず、ご自身のこれまでの経験や知識と(それから財布と)相談して、どのような教材・学習方法が最適なのかしっかり検討してみて下さいね。

 

以上、たかじんでした。
それではまた。

 

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