【寄稿】KICしんのすけさんからのエール
こんにちは、らいじんです。
今日はKICしんのすけさんからの応援寄稿をお送りします。
年明けからスタートのストレート速習コースで学び、驚異のストレート合格をされたKICしんのすけさんですが、1次試験では想定外の失敗を経験されています。
この思い出したくもないであろう失敗談を頑張る道場読者のためならということで、快く寄稿していただきました。
実際に起こった失敗を疑似体験できるというのは、本当に貴重なことです。本番で失敗をしないため、是非、自分に置き換えて疑似失敗体験をしてみてください。
——-寄稿ここから——–
はじめまして。KICしんのすけといいます。
私は昨年度、T○Cのストレート速修コース・週末通学を受講し無事ストレート合格を果たしました。
1次試験を直前に控え、受験生のみなさんは粛々と最後の総仕上げに取り掛かっていることと思います。
受験に向けて、やるべきことはやってきたと期待と不安が入り混じっているような道場読者に向けて、恥ずかしながら私の1次試験失敗ドキュメンタリーをエールとしてお伝えしたいと思います。
※先日のZonEさんのエントリーでいう「学習が順調に進んでいる1次試験受験生」が陥りがちなワナの派生失敗体験バージョンです。
1次試験まで
私は速修ながらも、仕事と家庭の調整がうまくいき、それなりの勉強時間を確保できたことから順調に計画通りの学習を進められ、1次公開模試の時点では中小を除いてほぼ完成できていました。そのため、1次公開模試では、それなりの成績を修められ、手ごたえを感じていました。
その後は、なんとなく燃え尽き症候群のようになり、学習に身が入りませんでした。早く本試験が来てくれという感じで、本試験でも模試と同じことができると勘違いしていました。
しかし、模試は模試であって本試験ではありません。本試験では、時として模試ではあり得ないような想定外のことが起こります。去年で言えば、経済です。
想定外のことが発生
私は経済は得意分野だと思っていたので、特に回答順序等の工夫をせずオーソドックスに、全体をさっと見て、最初の問題から順番に解く手順にしていました。いつも通り回答していったら、なんかペースが悪いなぁと感じつつも、あまり気になりませんでした。
そして30分の合図で、マークした問題(確実に回答できた問題)を確認したら、たった5問
一気に全身から汗が噴出しました。その時まで、ヤバさに気づかないお気楽ぶりです。完全に本試験を甘く見ていました。
「やばい!このままだと40点ギリギリペースだ!」
正直、足きりなんて少しも考えていませんでした。それゆえ、足きりされそうなシチュエーションへの対策は少しも行っていませんでした。
もうパニックです。
「難しい問題だらけの中で、こんな簡単な問題が出るはずがない」と思って、楽勝問題を何度も見直して時間ロス。
「素直に考えればこれなんだけど、きっとひっかけているはずだ」と思って、取れそうな初見問題を間違える。
etcetc・・・
気づいたら試験終了の声。ただただ呆然・・・
パニックの余波
その後の3科目は集中できず・・・
1日目、家に帰ってからは気になってしまい禁断のネット漁り。そして眠れず・・・
2日目は寝不足で頭が回らず・・・
1次試験が終わって1、2週間は、経済の自己採点が40点だったけど、マークミスの可能性や受験校によって回答予想が異なり気になって2次試験の学習に集中できず・・・
という感じで、今でも思い出したくない嫌~な時間を過ごすことになりました。
想定しておく大切さ
道場読者のみなさんであれば、私のように過信したり油断してしまう人はいないかもしれませんが、今一度想像してみてください。
試験当日、わけわからない問題だらけのシチュエーションを。
例えば、運営管理は近年落ち着いていますが、いつ激難化してもおかしくありません。
1日目の疲労困憊の中、4科目目90分の科目で、「そんなの知らねーよ!」という問題だらけだったらどうしましょう。
得点源科目のつもりだったのに…という焦りが出たりするかもしれませんし、疲れから投げやりになってしまうかもしれません。
超ド級爆弾が投下された場合、爆弾処理を上手にできるかどうかはさておきせめて、私のように真っ白になるのではなくて「そうきたか!やばいな・・・」と思いながらも「爆弾処理をしなくちゃ」と考えられるように事前にイメトレしておくとよいかもしれません。
ここまできたからには、万全の備えで試験に臨みそして1次合格を勝ち取ってください
そして、2次試験対策のスタートダッシュをしましょう
がんばってください
——寄稿ここまで——-
KICしんのすけさん、ありがとうございました。
優秀な人でも、パニックに陥ると負の影響が大きいことがわかりますよね。必要以上に恐れることはありませんが、困難にぶつかることもあることを想定しておくことは、心を乱されないための有効な手段です。
もうひとつの気付きは、1次試験はある程度完成させておけば、多少心が乱されようがコンディションが悪かろうが、案外正しく処理できるということ。答えにつながる道をしっかりと整備しておけば、恐るるに足らずです。
では、今日はこれまで。
by らいじん
>ガネーシャくんさん
そうです。まさにクライシスマネジメントですね。当日はアドレナリンが出まくっていると思うので、ハイテンションをうまくコントロールして良い方向にもっていけるといいですね。
>はまっちさん
お仕事が忙しい中、ここまで学習してこれたのはすばらしいです。ぜひ最後のツメを私みたいに失敗しないように!がんばってください。
KICしんのすけさん
読んでいて背筋が寒くなりました。今の自分も似たような状況にある気がするので、再度、気合を入れなおそうと思います。ありがとうございます! 土日出勤が続く状況ではありますが、実力を出し切るよう、あと2週間踏ん張りたいです
ガネーシャくん様
コメントありがとうございます。
本番では、それでも想定外のことが起こるものですが、事前にイメトレしておくことでパニックの余波を小さくできる効果があります。
勉強時間を削ることなく、本当の隙間時間にできることですし、やってみてください。
でも、本文でも書きましたが、今しっかりと知識を引き出す練習をしておけば、大丈夫。
残り少ない時間を有効に活用して本試験に臨んでください。
応援してますよ。
by らいじん
KICしんのすけさん、
非常に貴重な体験談ありがとうございました!
企業経営理論の重要論点である、
「リスクマネジメント」と
「クライシスマネジメント」の大切さ、
を改めて感じました。
少なくとも、普段の実力だけは出し切れるよう
落ち着いて対処できるよう心の持ち方を
考えておきたいと思います。
らいじんさん、
適切なまとめ&補足コメントありがとうございます!
あと、2週間、当日も含め、できるだけ落ち着いて過ごして行きたいとおもいます。