【経営】相手を知る

今週は、最後の超超直前科目特集Week。
3科目目はもちろん企業経営理論ですね。

こんにちは、らいじんthunderです。

さて、この経営、個人的なイメージは「安定」。年度による難易度のブレも小さいし、得意な科目(得意の定義はこちら)だったから得点のバラつきも小さかったし。

でも、内容はわかるのに得点に結びつかないよ~wobbly・・という点で苦手意識を持っている人も多いんだよね。

本試験における位置づけ

本試験での位置づけを考えると、経営はけっこう重要。

1日目の午後、多くの人が財務に全力を注ぎ、昼食をとったあとの3科目目。集中した反動で脳が疲れているだろうし、食後で眠気sleepyが襲ってくる可能性もあるし、なにより午前の出来具合によって、かなり普段とは異なった心理状態にある状態で迎える科目だから。

1次試験全体を考えても、この科目の出来だけでなく、その後の流れみたいなものを作る上でも重要だね。

よって、本試験ではある程度「経営はイケル」感をもって臨みたい。

最後の仕上げですべきこと

もう超超直前期ですから新たな知識の詰め込みは要りませんね。経営に関しては、とにかく「相手を知る」こと。ここで言うところの相手とは、出題形式であり、どうやって誤選択肢をつくろうかという出題者の心理

某予備校の講師の言葉を借りれば「経営は間違いを誘発するような問題を作るのが難しい」科目。だって素直に出したら、それこそ社会人は常識で解けちゃうもん。

だから誤選択肢の作り方にはパターンがある。

パターンを知る

とっても簡単なパターンは、正しい文章の一部を類義語で置き換えるパターン。

例えばH19.第8問の選択肢オ。

誤:リード・ユーザーは現有製品を自分好みに改良しようとする傾向が強いので、このユーザーの情報に基づいて開発された製品は、一般ユーザーを対象に行う市場調査情報に基づいて開発された製品に比べて、改良型製品になりやすい。

正:リード・ユーザー⇒ヘビー・ユーザー

このパターンへの対策は、アウトプットを進める段階で、必ず関連・類似する言葉についても、その類似点・相違点を想起しておくこと。地道な作業だけど記憶に残りやすいし、比較ができていればこの手の問題はもう秒殺annoyに近いくらいのサービス問題になるから。

少し手の込んだパターンとしては、風が吹けば桶屋がもうかるパターン。
これは実生活でもよくやってる人を見かけるcoldsweats01けど、細かい論理の積み重ねを長々としていくうちに、全体として誤っている論理構成を正しいと思わせる方法。

つまり経営の場合選択肢の文章が長いので、読んでいるうちに全体が正しく感じてきてしまうという仕掛け。

このパターンへの対応は、文節で区切りながら正誤を考えていくこと。この方法は、経営全体に対する対応策としても有効。

経営の選択肢は、長い3つの文節で構成されている選択肢が多い。例えば「AはBであるためCである」といったような感じでA、B、Cがそれぞれ読みにくい長文だったりするのね。

これを一気に読むのではなく、各文節毎に「間違った言葉の使い方はないか」「類義語への置き換えはないか」「肯定を否定に(または否定を肯定に)置き換えてないか」を読み込んでいく。

さらに「AならばB、BならばCの論理構成がおかしくないか」「因果関係が逆転していないか」「AならばCという結論に間違いはないか」を検討する。

学校教育において三段論法は比較的用いられる方法なので、A→BかつB→CならばA→Cは正しいと誤解してしまう傾向にあることは特に注意。A→BかつB→CでもA→Cとは必ずしも言えませんから。

この2つのパターンを意識しながらアウトプットをするだけで2~3マークは違ってくるハズ。残された時間は少ないですけど、ちょっと意識してみては?

先入観を持つリスク

傾向について少しだけ。

冒頭に難易度が安定していると書いたけど、細かく見ると当然のことながら変動はあるから気を付けて。特に一部で蔓延している「マーケティングは簡単だから、マーケから解き始めるべき」という言葉は無視した方が無難。事実として昨年度のマーケは難しかったですからね。

昨年の私は習慣としてマーケから解き始めたけれど、なかなか難解だったから、法規、戦略、組織の順に解いて、最後にマーケへと方針転換。事なきを得たけれど、経済、財務で痛めつけられていたから、開始直後は「経営よ、お前もかsign01」とイヤな感じを持ったのを憶えている。ここに「マーケは簡単にちがいないなんて先入観が入っていたら、もっともっと焦っただろうね。

最後に

経営は問題数も多いから1問あたりの配点も低いし、実力から極端に外れた壊滅的な点数をとってしまう可能性は極めて低いです。ケース問題が増えてきたりして難しいと感じても結果としては、それなりのところに落ち着きます。

どの教科にも言えることですが、自分の出来た感と結果の間には差異が生じます。なので、難しく感じようが、できなかったと感じようが、結果は神のみぞ知るくらいの感覚で粛々と問題処理を心がけていれば、結果はついてくると信じます。

では、今日はこれまで。motorsports

by らいじんthunder

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