【中小】白書の暗記をスムーズに!2017年版の概要をまとめました。
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こんにちは!chikaです。
本試験まで残り約一か月となりました。
今日のテーマは<中小>!!
中小は「中小企業経営」と「中小企業政策」に分かれていますが、
白書から出題される「中小企業経営」の暗記のコツは、
\\\ストーリーと全体背景をつかんで暗記すること///
ヒロちゃんも以前伝えてくれてますが、
中小の細かい暗記事項は、全体背景やストーリーを掴んでいることで覚えやすくなるのです。
そこで、本年度の出題範囲である、
\\\2017年版白書の概要をまとめてみました!!///
中小は直前期に暗記して一気に点数が伸びる科目です!
残り一か月で中小を暗記するぞ!と思っている方が多いのではないでしょうか。
そこで、以下を読んでいただき、全体背景を理解した上で、
暗記に取り組んでいただければと思います!
※以下、出典は全て「中小企業白書(2017年版)」(中小企業庁)です。
<第一章:中小企業の現状>
第1節 我が国の経済状況
まずは国全体の経済の状況を確認しましょう!
~概要~
◎おおむね緩やかな回復基調が続いている
◎2016年の実質GDP成長率は4期連続でプラス
◎個人消費は堅調に伸びているが、2016年4月の熊本地震で伸び率は下押しされた。
◎輸出は、アジア向け電子部品・デバイス等を中心に持ち直しており、第3 四半期以降上昇に寄与。
~実際の企業の活動の状況~
◎製造業:2016年の鉱工業生産指数は上昇傾向。
◎第3次産業:2016年は緩やかな上昇傾向
◎建設業:上昇傾向。
◎上記3 つの指数を統合した全産業活動指数:年間を通じて緩やかに上昇しており、企業の実際の活動も、特に2016 年後半から活発化していることが分かる。
【まとめ】
★実質GDPは年間を通じてプラス成長!
★企業の景況感も緩やかに改善!
→実際の企業活動についても持ち直しているなど、
我が国経済は、緩やかな回復基調にあるといえる。
第2節 中小企業の現状
次に「中小企業」の現状を確認です!
◎2014 年4 月の消費税率の引上げに伴って大きく上下したものの、その後は緩やかに上昇。
◎2016 年以降は、2016 年4 月の熊本地震の影響等で2 期連続の低下となったものの、以降は上昇しており、足下では持ち直し基調にある。
~資金繰り・倒産件数~
◎資金繰り:リーマン・ショック以降着実に改善しており、改善傾向にある。
◎倒産件数:2014 年、2015年と続いて3 年連続で1万件を下回り、バブル期の1990年以来26 年ぶりの低水準!
※企業規模別の倒産件数:
・大企業7 件(前年比+16.7%)
・中規模企業1,053 件(前年比▲ 9.1%)
・小規模企業7,386 件(前年比▲3.4%)
特に中規模企業の倒産件数が減少しているほか、
小規模事業者の倒産も着実に減少している
~経常利益・売上高~
◎経常利益:過去最高水準を更新!
◎売上高:大企業・中小企業共に横ばい傾向・・・
【まとめ】
★中小企業の業況、資金繰りの状況は改善傾向
★倒産件数も減少を続け、経常利益も引き続き高水準→中小企業全体を取り巻く状況は改善傾向にあるといえる。
※規模の小さな企業については、改善傾向にはあるものの改善度合いは中規模企業と比べて小さい。
~中小企業の業種別状況~
◎2016年第1 四半期:低下
→製造業、サービス業の低下が主な原因
→暖冬による冬物商品の販売不振等
◎2016年第2四半期:低下
→サービス業、卸売業の低下が原因
→2016 年4 月の熊本地震の影響
◎2016年第3四半期:上昇
→建設業と製造業の上昇が寄与
→熊本地震後の復旧工事の進捗、生産の回復による。
※宿泊業:熊本地震後の回復やインバウンド需要の回復の影響あり。
◎2016年第4四半期:低下
→建設業、宿泊業の低下が原因
→2016 年10月の鳥取県中部地震の影響
※2016年全体を通じて
新興国経済の減速、人口減少による国内需要の減少、人手不足の懸念
◎2017年第1四半期:上昇
→製造業の業況改善が寄与
→自動車・生産機械関連等の生産の持ち直しが好影響
~中小企業の地域別業況~
◎2016 年第2四半期:低下
→熊本地震の影響で、九州地方の低下が主な原因。
◎2016年第3 四半期:上昇
→九州地域の上昇が寄与。
◎2016年第4 四半期:低下
→鳥取県中部地震の影響で、中国地方がの低下が主な原因。
中小企業の課題
次に、中小企業の課題について見ていきます。
~設備投資~
2008 年から2009 年にかけて大きく落ち込み(リーマンショックの影響)、
以降は横ばい傾向にあったが、
直近では大企業、中小企業共にやや増加傾向。
しかし水準としては、依然リーマン・ショック前の2007 年の水準を下回っている。
~IT投資(ソフトウェア投資額)関連~
◎中小企業:ここ10 年程度横ばい傾向
◎大企業:直近は増加傾向
※全体の設備投資額に占めるソフトウェア投資比率
大企業では10%弱、中小企業では4%程度と、
大企業の方がソフトウェア投資割合は高い。
【まとめ】
◎中小企業の設備投資は足下では増加傾向!
◎しかし、リーマン・ショック前の水準には戻っていない。
◎設備の老朽化も大企業より進んでいるし、ソフトウェア投資も大企業よりは進んでいない。
~中小企業の海外展開の状況~
◎直接輸出を行っている製造業(中小企業):増加傾向
◎実際の輸出額:
・中小企業:2001 年度から2014 年度で3.1 兆円増加
・大企業:同期間で25.6 兆円増加
→大企業の方がここ15 年で売上高輸出比率を高めている。
~中小企業の取引の状況~
◎仕入価格DI ・販売価格DI :
直近では仕入価格DI&販売価格DI ともに上昇
◎交易条件指数(販売価格DI から仕入価格DI を引いた値):
大企業と中小企業間に差がひらいたまま推移。
→中小企業の方が厳しい取引環境に置かれている。
中小企業・小規模事業者が発展を目指すためには
★設備の老朽化を解消するための設備投資が必要
★売上高の伸び悩みを解決するための海外も含めた新規需要の開拓への
取組が必要
★中小企業・小規模事業者の取引条件改善も重要となる。
<第二章:中小企業のライフサイクルと生産性>
~労働生産性~
◎中小企業は伸び悩んでいる。
特に製造業における労働生産性の低迷が目立つ。
◎大企業と比較すると、
付加価値の増加ではなく、単なる従業者数の減少によって労働生産性が上昇していた。
~企業数~
◎国内全体では減少傾向
◎特に、2009年から2014年にかけては39万者減少
→要因は、小規模企業の大幅な減少
→他方で、中規模企業は増加した。
~1社あたり従業者数~
◎大企業・小規模企業:減少
◎中規模企業:増加
→結果、全体の従業者数はほぼ横ばい
~休廃業・解散件数~
◎2016年に過去最多となった。
→背景は、経営者の高齢化がある
(60歳代以上及び80歳代以上の企業の割合が過去最高である)
◎売上高経常利益率が判明している企業:
半数が黒字で廃業しており、その多くが小規模企業である。
中小企業の動向がざっくり理解できたのではないでしょうか。
直近では改善傾向であることが分かりますね。
しかし、大企業と比較すると設備投資や取引状況は差があり、
地震等の外的環境に大きく左右されやすいことも分かります。
chikaさんありがとうございます。
トップとビリですね。
あと1ヵ月コツコツ覚えていきます。
中小で70点以上確保できるとかなり大きいんですがw
K様
コメントありがとうございます。
また、ご返信が遅くなり、大変失礼いたしました。
グラフは増加、減少といった傾向を、
統計指標(白書の最後にあるやつ)はトップとビリを覚えるのが最低限必要かなと思います。
しかし、白書を全て覚えるのは効率が悪いので、TAC等のテキストに出ている内容を暗記カードにするなどしてる覚えると良いと思います。
(私も、中小だけは手作りで暗記カードを作ってました。通勤時間やお昼休みに繰り返し使っていました。)
直前の詰め込みで点数が伸びる科目なので、ここから頑張ってくださいね^ ^!
chikaさん、まとめありがとうございます。
TACのテキストよりわかりやすいです。(笑)
中小の経営で点がなかなか伸びないので、点数UP図りたいのですが、指標の各種数数値はどの程度まで覚えるべきでしょうか?
ポイントを覚えようと思ってもキリがないので途中で挫折したりしてます。