例えるなら、坑道のカナリア
はじめまして、zenzenと申します。
これから1年間、道場9代目としてブログを書くことになりました。
よろしくお願いいたします。
2015年の不合格体験記はこちら
2017年の合格体験記はこちら
受験生としての自分を表現するとすれば、
「独学」「多年度」「再挑戦」「事例Ⅳめちゃ苦手」「メンタル弱め」
あたりがキーワードでしょうか。(多いな)
道場には時々コメントを送っていたので、このハンドルネームに見覚えのある方もいらっしゃるかも知れません。3年間読み続け、不合格体験記と合格体験記を掲載して頂くという栄誉にも預かり、この一発合格道場を相当に味わった愛読者の一人だと思います。昔から道場執筆陣に憧れはありましたし、やってみたいなと密かに思っていましたが、まさか本当に9代目に選ばれるとは・・・・。人生、何があるかわかりませんね。
深い分析で切れのある記事!とかストイックな学習で掴んだ試験の真髄!なんて記事は書けそうもありませんし、書いても嘘になりそうです・・・。
勘違いしながら、空白期を経ながら、モチベーションを失いながら、不合格を繰り返しながら、どうにか受験生生活を卒業できた、という人間です。残念ながらそのままではお手本にはなり辛い。
もし、私が皆さんにお伝え出来ることがあるとしたら、私が躓いた足跡にこそあるのかも知れません。ストレート合格するためのノウハウは他の9代目に任せるとして、私の記事は失敗談をメインにお送りすることになると思います。
さて、タイトルにもある「坑道のカナリア」
採掘作業を行う時など有毒ガスが発生する恐れがある場合、炭鉱夫は籠にカナリアを入れて坑道に入ったそうです。もし有毒ガスが発生していたら、カナリアは人間よりガスに敏感なため騒いだり気絶したりすると。その様子を見て、炭鉱夫は危険を察知して退避する、ということですね。
体験記にもあるように、私は1次試験を6回、2次試験を3回受けています。都合1次試験に4回、2次試験に2回落ちています。ただ受けただけという回もありますが、落ちることに関しては一日の長があると言えるでしょう。(言えるな)
私を「坑道のカナリア」として考えれば、それだけの回数毒ガスを検知した(そして、いわば殉職した)ことになります。
ならば、これから診断士試験というトンネルを抜けようとする皆さんに、
「こっちに行くと危ないよ!」
というアラートを示すのが私の役割ではないかと。
9代目メンバーは11人いますが、
私より多く受験した人も、私より多く落ちている人もいませんから・・・。
(自虐が強い)
基本的には1次試験も2次試験も約8割の受験者が不合格になる試験です。長く「落ちる側の8割」にいた私が、いかに躓いてきたのかを晒しますので、それを避ける方に行動をシフトしていただければ、必然「受かる側の2割」に近づけるのでは。
舐めてかかって受かるほど甘くはない試験ですが、決して超優秀な方だけが合格する試験ではありません。
「危険を避ける」ことが出来れば、超優秀でなくても合格ラインに浮かび上がることは出来ると思います。
「自分は今年合格できるのかなぁ・・・」なんて不安な気持ちを抱えているあなたに伝えたいのは、
大きなミスが無ければ十分手が届く
と、いうことです。
私自身は、2次試験に2回落ちるまでは「合格したいけれど、難しいだろうな」とどこかで思いながら学習していました。
「難しい」と思う理由を、明確に言葉に出来ていなかったから
だと思います。
思えば、ここが多年度化した最大の理由だったかも知れません。
勿論、それぞれの方が置かれた状況は異なりますから、一概に一発ストレート合格を目指すことだけが正しいとは思いませんが、
最初から自分で自分を「合格するのは難しい」なんて窮屈な籠に入れる必要は無いはずです。
丁寧に考えて、
「自分にとって、診断士試験が難しいと思う理由」
を掘り下げることが出来れば、
ぼんやりした不安は解決すべき課題に形を変え、
自ずと籠から抜け出す方法が見えてくると思います。
通常日曜日は更新しないのですが、明日は早くも特別記事が!?
経済学が気になる方は要注目です!
以上、zenzenでした。