【合格体験記】得意科目を武器に伸ばし、不得意科目を愚直に克服する学習スタイル by Minamiさん

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本日の合格体験記1人目は、Minamiさんです!

受験生情報

ハンドルネーム:Minamiさん

年代:30代前半

性別:男性

家族構成:既婚・子供なし

保有資格

通関士

ご職業・職務内容

金融

受験回数

1次試験1回

2次試験2回

学習開始時期・期間

2023年10月
1年4ヶ月(2023年10月~2024年10月、2025年8月~10月)

学習時間(目安)

1次 900時間

2次 540時間

過去及び今年度の試験の点数

1次(R6年度):計485点 経済80点 財務72点 経営93点 運営68点 法務72点 情報60点 中小40点

2次(R6年度):計215点 事例Ⅰ51点 事例Ⅱ49点 事例Ⅲ51点 事例Ⅳ64点

2次(R7年度):計255点 事例Ⅰ54点 事例Ⅱ64点 事例Ⅲ55点 事例Ⅳ82点

自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

得意科目を武器に伸ばし、不得意科目を愚直に克服する学習スタイル

診断士に挑戦した理由・きっかけ

長期の海外勤務中、日本の中小企業と直接関わる機会が少ない環境にありました。現地の日系企業との関わりはあったものの、自身の職種が金融業であることもあり、本業に直結する中小企業支援のスキル面で、日本国内で活躍する同期に後れを取るのではないかという不安を感じていました。そこで、最低限でも中小企業支援に関する体系的な知識を身に付けておきたいと考えたことが、診断士試験に挑戦した最初のきっかけです。

また、特段の趣味がなく、一日の中で自由に使える時間も比較的多かったため、時間を有効に使える難易度の高い試験に挑戦したいと考えたことも動機の一つでした。加えて、以前から中堅・中小企業の事業再生分野に関心があり、経営全体を体系的に学べる中小企業診断士は、自身の関心や将来のキャリアとも親和性が高い資格だと感じ、受験を決意しました。

合格までの学習法・なぜその学習方法を選んだのか?

1次 独学

2次 独学(1年目)
   通学(2年目)

    1次試験:独学

    使用テキスト:『過去問完全マスター』、『スピードテキスト』、『まとめシート』

    受験を検討した当初は長期の海外勤務中であったため、予備校のテキストを海外に発送してもらうことが現実的に難しいと考え、まずは独学で取り組むことにしました。1次試験については、インプットよりもアウトプットが重要だと考え、学習の中心を『過去問完全マスター』に置きました。

    具体的には、過去問を解き進める中で、理解が不十分だった箇所や誤答した論点を中心に『スピードテキスト』や『まとめシート』で確認する方法を徹底しました。テキストについては、一時帰国の際にまとめて購入し、海外に持ち込んで学習していました。そのため、学習を進めていく中で、ネット上でおすすめされている参考書や問題集を気軽に追加購入することができず、歯がゆさを感じる場面もありました。しかし結果的には、最初に購入したテキストと過去問集に注力し、何周も繰り返し解いたことが合格につながったと感じています。教材を増やさず、理解が浅い論点を繰り返し確認することで、知識の定着を図ることができました。

    一方で、中小企業政策については、タイミングが悪く最新版のテキストを購入することができませんでした。そのため、中小企業白書を斜め読みし、いわゆる「鉛筆転がし」に近い形で臨むこととなりました。一次試験後の自己採点では40点と微妙な結果となり、正式な合格発表があるまでマークミスをしていないか、非常に不安な時間を過ごしたことを覚えています。

    模試については、海外受験者でも利用可能なサービスを探した結果、試験問題の海外発送、Web上での解答入力および成績閲覧が可能であったLECの模試を活用しました。(なお、二次試験の模試については、解答用紙の郵送が必要であったため、海外滞在中は受験を見送っています。)

    2次試験:独学(1年目)→ 通学(2年目)

    1年目(独学)

    一次試験が想定以上に順調に合格できたことから、「二次試験も同様に対応できるだろう」という根拠のない自信がありました。また、長期の海外勤務中であったため、物理的に添削指導を受けることが難しく、答練や予備校の利用は現実的な選択肢ではありませんでした。

    そのため、『ふぞろいな合格答案』を中心に学習を進め、キーワードを盛り込むことを意識した答案作成を行っていました。しかし今振り返ると、事例全体としての一貫性や、設問間の論理的なつながりを十分に意識した答案を作成できていなかったと感じています。また、答練などを通じた客観的な答案分析や、他の受験生との比較によるレベル感の把握ができておらず、自身の立ち位置を正確に認識できていなかった点も反省点です。

    独学で学習を進める中では、「それなりに書けている」という主観的な手応えに頼ってしまい、答案の質を外部から検証する視点が不足していました。この経験を通じて、二次試験では知識量だけでなく、第三者の視点によるフィードバックや、相対的な答案レベルの把握が極めて重要であることを強く実感しました。

    2年目(通学・LEC)

    帰国後に学習を再開し、一次試験の模試でお世話になっていたLECの二次答練コースを受講しました。方針はシンプルで、「得意科目を伸ばし、不得意科目で足を引っ張らない」という考え方で取り組みました。

    個人的には事例Ⅱを得意分野と認識していましたが、昨年の試験結果は49点で、いわゆる「ポエム解答」になっていたのだと思っています。そこで自己分析を行い、得意科目は事例Ⅳと位置付け、こちらはさらに得点を伸ばす一方、事例Ⅰ~Ⅲについては最低でも60点前後まで引き上げ、足を引っ張らないことを目標としました。

    事例Ⅰ~Ⅲについて

    事例Ⅰ~Ⅲについては、知識そのものは十分に身についていると感じていたため、答案の作成方法そのものに重点を置いて改善しました。具体的には、答案構成を意識することに加え、字が汚いという自覚があったため、シャープペンシルにもこだわるなど、読み手を意識した答案作成を心がけました。

    答練では、自分では「書けた」と感じた答案でも評価が伸びないことが多く、昨年の試験結果の事例Ⅰ~Ⅲが50点前後であったという結果の重みを、改めて実感しました。講師の方からは繰り返し、「多面性」、「論理性」、「具体性」の不足を指摘されました。

    以降は、設問の要求に対して複数の観点から検討し、因果関係を意識したうえで、可能な限り具体的な表現で答案を構成することを徹底しました。その結果、事例Ⅰ~Ⅲの得点も向上し、最終的に合格することができました。

    事例Ⅳについて

    事例Ⅳについては、もともと苦手意識はなく、業務上も財務分析に慣れていたことから、特別な対策は行いませんでした。過去問を中心に、試験形式や時間配分に慣れることを意識して取り組みました。

    意思決定会計講義ノート(通称:イケカコ)についても事例Ⅳ対策として購入し、一通り学習しましたが、私自身の対策としては、ここまでの難易度や知識量は必ずしも必要ではないと感じ、復習までは行いませんでした。ただし、近年の事例Ⅳの傾向や令和7年度合格者の得点開示状況を見ると、今後はより高得点が求められる可能性もあると感じています。そのため、事例Ⅳが比較的得意で、かつ学習時間に余裕があり、事例Ⅳをさらに得点源として伸ばしたい方にとっては、有効な教材になり得るのではないかと思います。

    海外勤務という制約のある環境ではありましたが、1次試験では過去問中心の効率的な学習を徹底し、2次試験では初年度の失敗を踏まえて、独学から通学へと学習環境を切り替えました。

    その時点で取り得る選択肢の中から、自分にとって最適だと考える方法を一つひとつ積み重ねていった結果、最終的に合格へとつながったのではないかと感じています。

    学習時・受験時のエピソードおよびこれから合格を目指す方へのアドバイス

    これから中小企業診断士試験に挑戦される方へのアドバイスとして、まずお伝えしたいのは、「自分が置かれている環境の制約を正しく認識すること」の重要性です。仕事の忙しさ、家庭環境、居住地、利用できる教材やサービスなど、受験生一人ひとりの前提条件は大きく異なります。理想的な学習環境を追い求めるよりも、その時点で自分に可能な選択肢の中から最適だと考える方法を選び、今できることを確実に積み重ねていくことが、結果として合格への近道になると感じました。

    特に、海外から診断士試験に挑戦される方は、教材の入手や予備校・答練の利用、受験情報へのアクセスなどにおいて、国内受験者よりも不利な状況に置かれることが少なくありません。私自身も、参考書や問題集を自由に追加購入できないことや、添削指導を受けにくい環境に歯がゆさを感じる場面がありました。しかし、こうした制約があるからこそ、教材を増やしすぎず、限られたテキストと過去問に徹底的に向き合う学習ができた面もあったと振り返っています。海外受験者の方は、「できないこと」に目を向けすぎず、「今ある環境で何ができるか」を冷静に整理することが大切だと思います。

    また、特に2次試験においては、知識量以上に、答案の構成力、論理性、具体性が問われます。どれだけ知識を蓄えていても、それを設問の要求に沿って整理し、読み手に伝わる形で表現できなければ得点には結びつきません。そのため、可能であれば早い段階から第三者の視点を取り入れ、自分の答案を客観的に評価する機会を持つことを強くおすすめします。独学であっても、模試やオンライン勉強会、受験生コミュニティなどを活用することで、自身の答案レベルを相対的に把握することは十分可能だと思います。

    最後に、制約のある環境や、思うように学習が進まない時期があっても、試行錯誤を重ねながら自分なりの最適解を見つけていけば、着実に合格に近づいていくはずです。診断士試験は、一時的な努力だけでなく、自分自身の環境と向き合いながら工夫を続ける力が問われる試験だと感じています。この体験記が、国内外を問わず、これから中小企業診断士試験に挑戦される方の一助となれば幸いです。

    おわりに

    海外からの挑戦という大きな制約がありながらも、自身の置かれた環境を丁寧に見つめて、その環境に向き合いながら、得意な事例Ⅳを軸に大幅な得点アップで見事合格を掴み取られたMinamiさん。
    自身を客観的な視点から分析し、工夫をし続ける力は診断士試験に限らず、様々な場面で役に立つと思います!
    改めて、Minamiさん合格おめでとうございます!

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