面白いことはスキですか?
はじめまして、を~といいます。
この度、縁あって道場執筆陣の仲間入りさせていただきました。
ぼくの合格体験記を参照していただければおわかりの通り、TA○受講経験者、ストレート合格者が主流という道場執筆陣にあって、独学かつ2次試験敗退経験有りという変わり種です。
診断士の勉強というと受験校に通って講義・演習をこなして、、、という受験生が多いと思いますが、いろいろな事情で独学を選択されている方にも参考になるような記事を書いていければ、と思っているのでよろしくお願いします!
■ おもしろき こともなき世を おもしろく ■
ご存知の方も多いでしょう。高杉晋作の辞世の句と言われています(諸説あるようですが)。
先日たまたま友人との会話の中で高杉晋作の話が出てきたのですが、ぼくは幕末史が得意ではないので、ちょっと調べてみました。
この句にはいろんな解釈があるようですね。ぼくは、下の句(住みなすものは 心なりけり)を付けずにそのまんま感じるのが「らしい」と思います。
世の中つまんないけど、どうしたら面白く生きることができるんだろう? 面白く変えてやれ!
最近知った言葉ではありますが、ぼくがとっても気に入った言葉です。
■ 試験勉強、面白いですか? ■
さて、この問いかけ。特に知識詰め込みに終始しがちな1次試験の準備をしている人向けの問いかけです。
いろんな人が居ると思います。
- これまで知らなかったことを学べるから面白いという人。
- 興味のある科目は面白いけど、、、という人。
- 勉強はつまらないけど、勉強によって変わっていく自分を感じるのが面白いもんね、という人。
- 診断士になった後のビジョンを思い描いて、面白くなくても勉強するのだ!!という人。
- 勉強は面白くないけど、学校でいろんな人と知り合えるのが面白い、という人。
面白くなくても目標のために我慢して続けるのは立派。けど、何ヶ月もある長丁場。面白くないことよりも、面白いことの方が当然続けやすいですよね。
じゃあ、どうなったら「面白い」と思えるんでしょうか?
■ どう考える? ■
質問が続いて申し訳ないですが、皆さんが考えるときは次のどちらのタイプですか?
①面白いことってどんなことだろう?
②面白くないことってどんなことだろう?
①の人 → とっても素直な人だと思います。それか、とっても真面目で律儀な人かも。「面白いこと」の定義から始めるのは、考えるプロセスの定石ですよね。
②の人 → 考えることに慣れてる人だと思います。このように、「逆」の状態を考えてひっくり返すことで、「正」の状態を説明するって、実は2次試験の勉強にも役立ちますよ (ちょっと先の話)
だから何だ、と言われてしまいそうですが、考えるプロセスはどっちでもいいと思います。答え(らしきモノ)を見つけやすい考え方をいくつか知っておけば、その時々で使い分けることができます。話が逸れますが、これっていわゆる「切り口」ってヤツですよね。代表的な切り口として、ハカセのこの記事とかいろんなところで取り上げられているのがフレームワークです。SWOTだとか3Cといったフレームワークのみならず、上記のような「逆の発想」もリッパなの切り口の一つと言っていいと思います。
話をザザ~っと戻してしまうと、先ほどの問いかけについてのぼくなりの解答は、「わかるようになれば面白い」ということ。わかんない本を一生懸命読んでいてもつまらないです。けど、内容がわかれば読んでて面白いですよね。
簡単に「わかる」ようになれば苦労はしない? それもそうですね
■ 「わかる」ためにすること ■
いま、「わからない」、これがどんな状態なのか、次の3つに分類して考えてみます。
①もうテキストに何が書いてあるのかわかんない、日本語にしてくれ~な状態
②次から次に新しいテーマが降ってきて処理しきれていない状態
③テキストを読めば何が書いてあるかはわかるけど、要はなんなのかピンと来ない状態
①の人 → ガンバレ。。。。 っていうか、パっと見て①と思っても、実は③な人が大部分だと思いますよ。
②の人 → 時間で解決しましょう。が、くれぐれも身体と引き換えにしないように気をつけてくださいね。身体を壊すと時間がもったいないです。
というわけで③の人、あなたが今回のテーマのターゲットです。
どうしたら勉強した内容がピンと来るようになるのか?
一番単純で即効性のあるのが、その範囲からどのような出題がされているかを見ることです。
逆に、単純でもなく即効性もないのが、ソレが何につながっていて、コレがコウなったらソレがドウなるのか、をじっくり考えて調べる事、と言えるでしょうか。
試験までの日数という限られた時間を考えたときに、対策として有効なのは言うまでもなく前者です。過去問から該当テーマを探すのは手間がかかるので、素直にスピー○問題集で探しましょう。例題が載っているタイプのテキストであれば、ちょっと先のページを開いて、該当テーマの例題がないか探してみましょう。問われ方を知って解説を見たうえでテキスト本文を読み返すと、理解が深まりますよ。「あ、こうゆうことをわかっとけばいいのね」って。
■ 最後に ■
テストはゲームだ、というのがぼくの持論だったりします。練習してハイスコアを目指す。自分のスコアを並べてみて満足する・発奮する。練習(勉強)で凹んでも、スコアに反映されてきたら嬉しくなっちゃうでしょ?
というわけで、これまで道場が提唱してきた「アウトプット重視」とは若干着眼点が異なりますが、インプットの最後のひと押しにアウトプットを利用するというちょっと逆説的なアプローチ、試してみるか放っておくかはあなた次第です。
でも、どうせ何ヶ月も勉強を続けるのなら、勉強が面白いと思えるような工夫、考えてみませんか?