【合格体験記】学びに対して愚直に向き合うスタイルで合格!セカンドマンさん

 

こんにちは。CKです。 本日も皆さんからお寄せいただいた合格体験記をご紹介していきます。

本日1本目は、セカンドマンさんです。 コンサルタントとしての大変高い志をお持ちで、診断士試験に挑戦されました。 独学で進める中で、模試や予備校のオプションゼミなど、ご自身に必要な内容を適宜活用しながら、学習を進められた姿は参考になります。

それでは、どうぞ!

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(0)受験生情報 

セカンドマン・28歳  (東京都)

(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

「学びに対して愚直に向き合う」

(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ

コンサルタントを職業として新たなサービスを日々考える中で、ふと、お客様の今後10年先を見据えた提案であるか自問した時、自信を持って答えられなかったことがきっかけです。経営のAs-IsとTo-Beを正しく描ける広い知識を以って、お客様に真の価値をもたらす提案ができる様になりたいと考え、診断士を目指しました。

(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

・ 基本情報技術者試験に2017年に合格しており、経営情報システムが得意科目でした。

・ 診断士を目指すにあたり、特に財務・会計が難しく感じられたため、日商簿記3級を勉強して2019年に合格しました。

(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット

独学でした。元々勉強が好きで、中小企業診断士合格後も様々なスキルアップにつながる資格を取得するために、独学のノウハウを蓄積したいと考えました。

① メリットとして、自分に合った学習スタイルを試行錯誤しながら確立することで、効果的に勉強を進められました。

② デメリットとして、特に2次試験で、模範解答が無い中どの様に勉強すれば得点が上がるのかが分からずに苦労しました。

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

① 2019年3月に勉強を始めました。受験回数は、1次が1回(2019年合格)、2次が2回(2019年不合格、2020年合格)です。

② 1次試験の学習時間は、約400時間です。平日は早朝出社前1時間と帰宅後2時間で1日3時間、休日は勉強に専念して1日10時間程度勉強しました。

③ 2次試験の学習時間は、約800時間です。平日は在宅勤務を活かして始業前1.5時間と終業後2.5時間で1日4時間、休日は10〜14時間勉強しました。  

(6)合格までの学習方法

① 1次試験 2019年3月〜5月 準備期:

・ 各科目について、TACのスピードテキストを1冊読んでスピード問題集を解きました。2次試験が難しいため意識して勉強すると良いと聞き、5月にLECの2次模試を受けました。対策せずに臨んだところ各科目10点程度でしたが、1次試験の対策が不十分と感じていたので2次試験対策は後回しとしました。

2019年6月〜8月 実戦期:

TACの過去問題集を解き始めました。毎日全科目に触れて苦手科目を無くすことを意識しました。ある時、得意だった経営情報システムの勉強を3週間程度止めたところ全く解けなくなっており、リカバリーに時間がかかったことがきっかけです。平日には過去問を解き、点数の低い科目は休日にテキスト&問題集で復習しました。不正解の問題は蛍光ペンで色を重ねて目立たせ、スキマ時間を活かして繰り返し解きました。

各科目の過去問で安定して7割得点することを目標に勉強しました。

残り1ヶ月の段階で、6割しか得点できず且つ問われる内容が普遍的と感じた経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理について、10年分の過去問が載った同友館過去問完全マスターを購入してB問題までを2周解きました。科目を絞って問題演習の量を増やすことで苦手意識が無くなりました。科目を絞って問題演習の量を増やすことで苦手意識が無くなりました。

2週間前からの休日には、試験当日の時間割に合わせて過去問を解くリハーサルを敢行しました。本番では殆ど緊張しませんでした。

・ 自己採点結果は、経済学・経済政策76点、財務・会計64点、企業経営理論55点、運営管理83点、経営情報システム84点、経営法務60点、中小企業経営・中小企業政策72点で、合計494点(得点率70.57%)でした。

② 2次筆記 2019年8〜10月 不合格年実戦期:

・ 1次試験終了後の1週間は勉強の進め方を考えました。独学のため、2次試験の内容や必要な対策を一から調べる必要がありました。スタートが遅かったと感じます。『企業診断』で解き方を大まかに把握した後、すぐに過去問に取り組み始めました。過去問を80分で解いた後は、『ふぞろいな合格答案』シリーズで採点し、予備校答案をパソコンで写しました。

ファイナルペーパーが役に立つと知り、過去問の解説や自分の気付きをインプットに作り始めました。2次試験攻略に必要な解き方のパターンが整理され、量が蓄積されることで自信が付きました。過去問は、最新の平成30年から平成26年までを2周、平成25年から平成16年までを1周解きました。

・ 結果的に1年目の2次試験は不合格となるのですが、理由としては、解答の写しで満足してしまい得点にどう結びつけるかを分析しなかったこと、復習を怠ったために過ちを繰り返したことだと考えています。過去問の自己採点では50点前後で伸び悩み、2週間前に、予備校答案をベースに『ふぞろいな合格答案』のキーワードを最大限組み込んだマイベスト答案を作る復習アプローチに切り替えましたが、遅すぎました。得点区分は、事例ⅠA、事例ⅡB、事例ⅢA、事例ⅣBでした。

2020年3月〜7月 合格年準備期:

・ ブランクのためか、1度解いた問題でも4割程度しか得点できず、令和元年から平成13年までの全過去問を解くこととしました。1年目の反省を踏まえて、過去問の復習に各事例で1.5〜2時間をかけました。自分の解答の良い点/悪い点を赤字で添削した上で、得点を最大の目標としてマイベスト答案を作り、なぜその解答となるのかを徹底的に考え、気付きをファイナルペーパーに書き加えました。

また、毎日前日の学習内容を復習することを心がけました。スキマ時間には『事例Ⅳ合格点突破計算問題集』を解き、ゴールデンウィークにはMMCのアカウンティング・ファイナンスゼミを受講しました。息抜きとして、趣味のランニングは毎日欠かさず、飲み会に隔週で参加していました。

2020年8〜10月 合格年実戦期:

・ 過去問を2〜4周解きました。事例ⅠⅡⅢは、休日には1日3〜4事例に取り組み、平日には得点の低かった小問題を抽出して解きました。事例Ⅳは、得意科目とするために毎日1事例を解きました。8〜9月初旬にはTACとLECの模試を自宅で受け、前者はA判定、後者はC判定でした。過去問のみで実践力が鈍るリスクを考慮し、TAC集中問題集とこれまで受けた模試に取り組み始めました。

9月は業務が忙しく連休にも仕事が入りましたが、10月には落ち着き、走りや飲み会を止めて平日は5時間、休日は1日14時間勉強しました。3週間前からは、休日のリハーサルで本番に備えました。

1週間前〜前日には、ファイナルペーパーを整理し、全てのマイベスト答案を読み直しました。やはり、全年度を通じて使えるパターンがあることに気が付きました。上手く自分の経験を汎用化した状態で試験に臨めたと感じています。

③ 再現答案の作成有無

・ 口述試験の際に必要かと思い、作成しました。予備校の採点サービスは利用しませんでした。  

(7)これから合格を目指す方へのアドバイス

中小企業診断士の勉強を通じて視野が広がりました。同じ経験でも以前の自分には無い気付きが得られ、同僚からは発言や考えが変わったと言われます。勉強は大変ですが、失敗しても諦めずに続けてください。応援しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

 

========ここまで========
 
 
 

いかがでしたでしょうか。

1次試験で「得意科目だった情報システムが3週間程度止めたことで解けなくなった」という点が印象的で共感しました。7科目を次から次に学習していく1次試験の中では起こってしまいがちですね。そこで、7科目すべてに触れるように学習を進め、各科目安定して得点ができる状態まで仕上げて、本試験でも安定して合格されています。

適宜起動修正しながら、安定させていく勉強法は参考になります。

また、2次試験では、1年目の反省を踏まえ、「復習」に重きを置いた学習をされています。その結果、本試験前にファイナルペーパーやマイベスト答案を振り返ることで、全年度で使えるパターンに気づいたとのことです。

まさに、「開眼」というやつではないでしょうか。素晴らしいです。(私はこのレベルまで行けませんでした…)

「毎日毎日の学習内容を復習する」ようにされていたとの事で、これは簡単ではないですが、とても大切なことなことだと思います。この復習の成果が開眼に繋がったのかもしれません。 セカンドマンさんの体験記を読ませていただき、復習の大切さを改めて感じさせていただきました。

セカンドマンさん、合格おめでとうございます!

合格体験記の寄稿もありがとうございました。

 

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