» 2020 » 1月 » 10のブログ記事

みなさん、こんにちは。10代目のぐっちです。過去の記事はこちら、合格体験記はこちら

 

本日二人目のご紹介はさくひろさんとなります。

さくひろさんは、簿記の学習・資格取得も取り入れながら完全独学で学習され、二次筆記試験の対策は海外出張が重なってしまい50時間しか確保できなかった中でも見事合格されました。それではご覧ください。

 

========ここから寄稿========

(0)受験生情報

さくひろ・40歳 男

(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

完全独学、60点+α目標。

(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ

機械科の大学院を修了後、製造業の研究開発部門に所属し、その後、2年強の海外赴任。帰任時に会社経営に関する部署への配属が決まり、関連する知識がゼロだったため、勉強することを決意。どうせ勉強するならば、目標を掲げ、しっかり学習しようと、経営に関する資格をインターネットで調査したところ、『中小企業診断士』の存在を知り、自分もなりたい、と思った。

(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

普通免許、フォークリフト運転(ペーパー)、ミルロボットオペレーター(ペーパー)、JBAバスケットボールB級コーチ(海外赴任前9年間ボランティアで中学生を指導)、TOEIC最高点610。
学習開始時、会社運営に関する知識無し。診断士の学習と並行して、日商簿記3級を取得、1回目の1次試験が3つの科目合格だったため、簿記2級も取得を目指したが、一度落ちて、2回目に合格
・得意科目:計算分野。強いて挙げるならば、運営管理
・不得意科目:暗記全般

(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット

・独学
① メリット:自分のペースで学習できる。他人の成績が気にならない。安価。
② デメリット:2次試験に関する学習方法の情報が少ない。学習方法の相談ができない。地方都市のため、口述試験の模試が受けられなかった。

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

①学習開始時期と受験回数
2017年9月~(1次試験;2回、2次試験;1回)
② 一次学習時間
簿記2・3級の勉強も含めて、約2,000時間
③ 二次学習時間
50時間(1ヶ月間。1次試験後の1ヶ月間は海外出張で勉強できず。)

(6)合格までの学習法

①1次
動画によるオンライン学習と、過去問5年分、資格学校模試(初年度会場受験1回、2年目は体調不良のため、1回分を家で解いたのみ)徒歩通勤のため、主に家で学習。簿記試験や1次試験前の数回の海外出張中も滞在ホテルで勉強したのは、いい想い出です。

② 2次筆記
過去5年分の問題を2周。資格学校の事例Ⅳの計算問題集。『ふぞろい2017年度』1年分

③再現答案
事例Ⅰのみ、試験当日に作成。翌日以降、資格学校等の模範解答とあまりにも違うため、落ちたと思い、作成を諦めた。

(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

全く知識ゼロからの学習で、簿記及び、診断士の勉強を通じて、何度も同じ問題を間違え、学生の頃からの記憶力の低下を痛感し、『本当に受かるのだろうか、進むべき道を誤ったのでは・・・』と、何度も思いながら勉強していました。
昨年の1回目の1次試験の前に、日商簿記3級を97点で合格したにも関わらず、1次試験では、3科目(経済72、財務36、企業経営49、運営管理71、経営法務40、情報システム52、中小企業政策62)しか合格できませんでした。
その後、待望の第一子が産まれ、大変嬉しく感じておりましたが、一方では仕事、育児によって、勉強時間の確保が困難になり、家族への負担も大きくなってしまいました。何とか診断士の学習と並行して勉強した昨年11月の日商簿記2級も一度落ちた際には、大変落ち込み、診断士の学習の継続を諦めることも頭によぎりましたが、全てを無駄にしてしまうことがもったいなく感じ、学習を続けることに決めました。
この時点での実力を見つめ直し、簿記3級レベルの知識を持ちながら、財務36点という結果だったため、実力不足は否めなく、苦手分野の克服のため、簿記2級を再トライしようと決意し、11月~2月は簿記2級の勉強のみを続けました。間違えた問題も何度も何度も解けるまで繰り返すことで、今年2月に80点で合格し、さらに2回目の1次試験をパスすることができました(財務68、企業経営56、経営法務56、情報システム76)、試験後、財務はもう少し取れていたような感覚でしたが・・・。
1次試験模試は初年度に、本番の雰囲気に慣れるため、模試をGW中に会場受験し、2年目も残りの4科目を受験予定でしたが、体調不良により、当日の会場受験が出来ず、後日問題を受取って、家で一回解きました。

2次試験においては、今年の盆休み以降、1ヶ月間の海外出張により、1次試験の合格後の1ヶ月間は全く勉強できませんでした。帰国後、今年の2次試験の受験を諦めようと考えたりもしましたが、せっかくの権利を無駄にするのはもったいないと考えなおし、受けるのならば、『今できる全力を尽くす!』『多面的に解答!』『最後の1秒まで諦めない』を受験前に決意しました。
しかしながら、2次試験はどうやって勉強したらいいかわからず、戸惑っていました。それでも行動しなければならないと思い、こちらのブログを読み、対策テキスト、学習1年目で購入していた2017年度のふぞろいを一年分読み込みました。模試は断念し、過去問5年分を2周しましたが、自分の解答が果たして合格レベルにあるかどうか、わからないままの受験となりました
試験終了後も、事例Ⅳの小問1つ以外は、埋めることはできたので、合格する自信はありませんでしたが、『ひょっとして』という手ごたえはありました。帰宅後は、事例Ⅰの再現解答を作ったところで、その日は力尽きました。翌日以降、資格学校等の模範解答を読むと、自分が解答した内容と、違う解答が多く、ダメだと思い、他の再現解答を作るのは止めました。
それでもこちらのサイトで、『合格発表があるまでは、どの答えが正しいかはわからない』、という書き込みを読み、『もしかしたら受かっているかも…』、と持ち直すことはできました。しかしながら、多くの方が同じだと思いますが、発表が近づくにつれ、自信を持てない日が続き、結果が出るまでの間、『受かったかも?いや落ちているかも?』と、気持ちのアップダウンを繰り返していました。発表当日、自分の番号を見つけた時は、大きな喜びもありましたが、全く信じられず、何度も何度も見直し、妻や両親にも番号を確認してもらいました。それほど、自分が合格していることが、不思議でした。

私は2次試験会場まで電車とバスで30分と大きなアドバンテージのある地域に在住です。しかし、口述試験について、調べましたが、東京や大阪等の大都市とは異なり、予備校、勉強会等の口述試験対策模試が実施されておらず、かつ私は完全独学だったため、非常に不安な口述試験となりました
対策としては、先述のように筆記試験終了当日、事例Ⅰしか作成しませんでした。それでも『ひょっとすると』という気持ちで、筆記試験の合格発表前には、毎日始業前や昼休みに事例を読みこみ、関連知識を調べる等、万が一の準備はしておりました。ただし、土日までは勉強をする気にはなりませんでした。
筆記試験の合格発表後は、嬉しい反面、『対策はどうしよう??』とさらに不安な気持ちになっていました。平日は会社、試験前日も、育児があるので、遠征することは不可能で、結局、模試を受ける事は諦め、『今までやってきたことを信じよう』と開き直ることにしました。当日、模試を受けられなかった私は、雰囲気に慣れるため、2時間前に受付を終わらせ、控室でただひたすら、準備した資料と与件文を読み、さらに思いついた事を記入したりして、あたふたと最後まで勉強をしていました。
本番では、面接官の方々は、ゆっくりとした口調で説明、出題してくださったので、緊張して頭の中が真っ白となりながらも、何とか答えを絞り出す事ができました。それでも1問目は、短い回答となってしまい、「他にありませんか?」と追加質問をされました。
1問目が終わると、少しだけ、緊張がほぐれ、残りの質問も試験官の方々が頷きながら、聞いてくださったので、『何とか大丈夫そうだ』と、思いながら解答することができました。しかし、練習不足がたたり、短い回答傾向だったのか、事例Ⅲを2問の後、事例Ⅱを2問+1問の計5問でした。
4問目が終わった段階で『やった!終わった!』と思って、気が抜けたところ、面接官のお一人が、チラッと時計を見られたあと、『最後に、もう一問だけ。B社は強みをどう生かしますか?』という散々練習した想定された基本的な問題を、最初の言葉を発するまでにパニックになり、少し時間がかかってしまいました。昨年から受けた簿記の試験、診断士の一次、二次試験、『最後の1秒までやり切る!』と決意していたのに・・・。
最後の最後まで、診断士の勉強を通じていい経験をさせていただきました笑。

推理小説や、歴史書を読むのは好きなのですが、中学生の頃から国語の成績が悪く、センター試験の国語も全国平均を下回る程、文章題は苦手でした。そのため高校でも理系に進み、大学受験時も、先述の国語力が足を引っ張り、旧帝大の前期試験は落ち、センター試験の結果のみの後期で、地方の国立大に滑り込みました。そのまま機械科の大学院を修了し、地方の製造業へ入社後も、研究開発に所属しておりましたので、経営に関する知識はもとより一次試験に関する知識が全く無いところからのスタートでした。
秀でている点が私にあるとすれば、計算力とグラフの読解力があったことだと思います。学生時分から入社後も、複雑な計算や、グラフには馴染んでいました。そのため、経済学のグラフの読み取りや、簿記の計算に抵抗はありませんでした。ただし、計算やグラフの読み取り自体は問題ないのですが、そこに使用されている見たこともない語句の暗記には、大変苦戦しました。
さらに、簿記の資格を取得したことで、電卓を使うスピードを身に着けたことも勝因の1つだったと思います、簿記では計算ミスが命取りになりますので、何度も何度も練習し、電卓を使うスピードと正確性を身に着ける事ができ、それが、事例Ⅳの解答の時間短縮に大いに役立ったと思われます。私のような元技術者の方が、中小企業診断士を狙うのであれば、時間をかけてでも簿記の勉強をお勧め致します。

ここまで読んでいただいた方はおわかりだと思いますが、私には文章力はありません。ただ、何とか相手に伝えようとする気持ちはあります。文章力の無い私は、与件文からの語句を極力利用し、多面的に解答することで、大きな減点は避けられたのでは、と合格した今、感じております。
最後に、いつも有益な情報をご提供いただいた道場の諸先輩方、皆様は、独学の私にとって、とても有難い存在でした。この場をお借りしてお礼を述べさせていただきます。誠にありがとうございました。

========ここまで========

 

いかがでしたでしょうか。

一次試験については、2年間で簿記の学習時間も含めて2,000時間とのことで、圧倒的な学習量を感じさせます。仕事と育児が大変な中で、これだけの時間を捻出するのは、本当に凄いことだと思います。対照的に、二次筆記試験については、海外出張も重なってしまい50時間しか時間が確保できなかった中で、最後まで諦めることなく全力で取り組まれ、最終的に合格を勝ち取ったのは素晴らしいの一言に尽きます。個々人の事情によって、様々な制約があることと思いますが、そんな中でも「最後まで決して諦めない」ということは、共通的に重要な要素ではないでしょうか。

さくひろさん、合格おめでとうございます!ご寄稿ありがとうございました。

 

以上、ぐっちでした!

 

 

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みなさん、こんにちは。10代目のぐっちです。過去の記事はこちら、合格体験記はこちら

 

今年は60件を超える体験記を寄稿いただき、年明けより1日2件のペースでご紹介させていただいております。私も昨年、道場への感謝と診断士学習の総括として作成しましたが、ご寄稿いただいた皆様、本当にありがとうございます。

 

さて、本日一人目のご紹介はべりーさんとなります。

べりーさんは、一次は一貫して独学、二次はMMC通信→MMC通学→独学で学習され、能動的な情報収集と高得点答案の分析で見事合格されました。それではご覧ください。

 

========ここから寄稿========

(0)受験生情報

名前(HN):べりー
年齢: 47歳 男性
大手映像プロダクションで、経営企画をやっています。勉強期間は、約3年半かかりました。妻、息子の3人家族で共働き。子供は9歳で「お父さんと遊びたい!」と声高に叫ぶ可愛いやつですが、夏と秋には未練を断って図書館に向かうのがとても辛くて・・・。

(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

何となくそつなくこなしてきた人生で直面した最大の挫折との闘い。

(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ

長年、事業計画策定や進捗管理等の経営管理系に従事してきたものの、読書や自己啓発で身に着ける知識では力不足な場面も多く、体系的な知識を身に付けたいと考えました。また、最近になり、ご縁があってバリバリと活躍されている方の仕事を見聞きするうちに「挑戦したい!」と興味が高まりました

(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

学習開始時は、管理会計や経営学の知識はあったものの断片的でした。資格試験は全くの初挑戦です。
次試験で安定的に得点源となったのは、経済と財務会計でした。これは得意というよりやればやるほど理解が深まり点が採れるし、学んでいて面白かったです。
不得意科目は、情報システムと経営法務です。経営法務は受験生全体の平均点が地を這う暗黒時代に自分も苦しみ、学ぶ楽しさや充実感より圧倒的に不安や無力感が上回る、苦しい科目でした。
一方、初年度に20点台で足切りに散った情報システムは、その年の応用情報処理技術者に一発合格し、以降は一貫して免除しました(診断士試験は足切りの実力で、なぜ情報処理試験は一発合格できるのか・・・?)。その後、この科目は易化しましたが、徹底回避です。「苦手科目で安定的に60点確保」を機会損失と採るかリスク低減と採るか・・・は、人によるかもしれません
蛇足ですが、何を免除とし、何を受験科目に含めるか?は戦略的に重要な判断になります。私は、得点安定剤として「財務」と「経営」は必ず受けました。逆に暗記3兄弟(法務・システム・中小)+経済は、難化があると手に負えないレベルになるため、選べるなら免除を選択しました。
個人的には、「免除」を得たとしても単純に「楽になる!」と考えず、可能な限り広くリスク分散して年ごとの難易化の波を乗り切る方が得策と考えます

(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット

【一次学習スタイル】
一貫して独学。メリットは低コスト。デメリットは特になし。
一次は、道場記事で自分に合った勉強法を見つけられれば十分というか、自分にとってどうやるのがいいか?を考えることが私の場合は必要だった気がしており、独学を選んだことへの後悔は一切ありません。ただし、資格試験に初挑戦ということもあり、勝手がわからず結構色々試したため、結果的に何冊もテキストや問題集を購入したことはデメリットだったと言えます。

【二次学習スタイル】
1回目、MMC通信。2回目、MMC通学。3回目、独学。
一通り経験しましたが、スクールなら、もし立地的に可能ならば通信より通学が断然お勧めです。
2年目の通学で土台を作った上で、3年目の独学で仕上げる。自分は人一倍時間がかかりましたが、これで合格点に届いたのかなという気がしています(もっと要領がよければ、土台構築&仕上げを一気にできたと思います・・・)。

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

一次は3回受験しました。初年度は2月スタートのため腕試し感覚で、経済、財務、経営、中小が合格。情報システムで足切り、一発退場でした。2年目は先述の通り、鬼門の情報システムを免除。前回不合格の「運営」「法務」に保険として合格済みの「財務」「経営」を加えて得点を底上げし、1次合格。これでマークシートとおさらばと思いきや、二次2回落選の結果、再チャレンジする羽目になりました。合格年はどちらも450点未満と省エネ合格でした。二次は3回目でようやく筆記試験を通過です。
学習時間は測っていませんが、平日は帰宅後2時間を原則にしました。週末も基本は夜に2時間のみですが、一次も二次も直前期の2ヵ月間は、土日2日間とも終日図書館にこもりました。子供が遊びたい盛りで、図書館に行くと言うと寂しがるのが辛かったです。男の子が父親と遊びたいとねだってくれるのは今の内だけと思い、合格年は一次も二次も、直前1ヵ月迄は子供が寝る時間まで一緒に過ごしました。
また、合格年は「早朝勉強」を取り入れました。朝7時から9時までカフェで勉強時間を確保しました。

(6)合格までの学習法

①1次
・初年度:「やるぞ」と決めた2月初旬に全科目のスピテキ、スピ問、過去問5年間を一括発注。しかし、全科目スピテキ通読から始めた結果インプットにかなりの時間を溶かしてしまい。過去問は超直前期にどうにか2~3周を「年度ごと」に回せたものの、何となく消化不良に終わりました。特に情報システムは、最初から過去問だけを何回転もやった方が余程良かったと思います。
・2年目:ポケットブック(ポケテキ)を導入。間違えた問題や、新たな気づきを書き込んで余白を埋め尽くし持ち歩きました。また、財務はTAC出版の「集中特訓 財務・会計 計算問題集」が良かったです。難し目ですが解説が丁寧で、経営指標比較の計算を省力的に行うコツなどは文字通り武器になりました。なお運営はこの年に図表を集中的にやった結果、点を伸ばせました。
・1年挟んでの3回目:全科目に再チャレンジです(システム除く 笑)。次のテキストに絞りました。
① ポケットブックの読み直し(1日目4科目のみ)
② 「論点別・重要度順 過去問完全マスター」財務・経済・経営・運営・法務
③ 一発合格まとめシート 後編(経済・法務・情報システム・中小経営政策)

ポケットブックは科目を俯瞰して理解するのに最適で、隙間時間に目を通し、「忘れかけてるな」と気になった所があれば余白のメモを読み込んで掘り下げる使い方でした。

「論点別~」は、年度をまたいで論点別・出題頻度別に整理された問題集で、本当に重宝しました。
過去問を年度ごとに解くのは、ある論点が年によって出る、出ないがあるので、効率が悪いです。これに対しこの問題集は、同じ論点を集中して解ける、かつA・B論点に集中することも可能であり、知識形成に有用でした。学習上、過去問を年度で解いて点数のUP/DOWNに一喜一憂するのは、あまり意味がないことに気付きこちらに見直しました。

「まとめシート」は、自分にとっての救世主です。特に法務は、合格年に全科目中最高の72点を取りました。あの、何とか50点台を目指そうと取り組んでいた科目で、このような結果になったのは、道場9代目のきゃっしいさんのお陰様です。改めてありがとうございました。

②2次筆記
MMCでしたが出来が悪くて在学中に卒業できず、合格年は独学となりました。
・初年度:一次合格後に慌てて検索すると、どうやら二次には作法があるらしいと分かり、MMCを検討。通学は締め切っていたので通信を申し込みました。直前模試の「フィードバック付き答案返却」で講師と面談した際に全ての質問にズバズバと回答いただき、これを忠実にやろうと心に決めてから点が伸びた気がしますが、結果はABAC。完全に事例Ⅳが時間切れで力不足でした
・2年目:通学に切り替えました。講義と答練の復習が中心で、直前模試で上位5%にも入り本試験も突破するつもりで臨んだものの、BACBと前年からダウン。自己分析した敗因は「受験校のカリキュラムに頼り切った」こと。もちろん受験校のカリキュラムに文句があるのでなく、それ以外で自分がやるべきことが理解できていませんでした。過去問分析は与えられるだけでなく、自分で気づきを得ないと身にならないと思います。模試も、あくまでも「模試」です
・合格年:事例Ⅰ~Ⅲは、道場やふぞろいで「高得点答案」を集めて並べ、自分なりに分析を行いました。明らかに多くの加点を得た答案の共通点や違いが何かについて、直近2年間分、分析しました。だいまつさんの記事も何度も読み返しました。また、きゃっしいさんの記事を参考にレイヤーの書き出しの特訓を繰り返し行いました。
今年の事例Ⅲは「C社の問題点があからさまに書かれていない」という見慣れないパターンでしたが、もしそれなりの点を得たとすると、レイヤーの部分で外さなかったことが原因ではないかと思います。
また、事例Ⅳは「MMCの応用計算問題」と、「スッキリわかる日商簿記1級の【意思決定】と【CVP】の2冊」に絞りました。「スッキリ~」は、診断士試験範囲外を一切無視しました。MMC応用問題集と「スッキリ~」を解く中で「前問の端数処理後の〇〇率を使う制約」や、「会社全体が黒字である企業の赤字事業の税額計算」に出会い、解けず、強烈に記憶に残った経験が、今年の本試験で非常に大きなプラスになりました
ファイナルペーパーは、自作に加え、ぐっちさん作も会場に持ち込ませていただきました。

(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

今思えば二次試験は、2年目にMMC講義でよく言われた「・・・です。以上を踏まえ、過去事例問題をよく研究して下さい」という言葉の意味がきちんと理解できていれば、合格に要する期間を減らせたはずでした。
書籍毎、受験校毎、サークル毎、数多のブログ毎に様々な事例研究が行われ、互いに共通するものしないものがありますが、それを読むだけでなく自分自身でも過去問を研究して理解し腹落ちしていないと、私の様に「模試が良かったからOK」「ふぞろいの自己採点が良かったからOK」「過去問はもう答えを覚えちゃったからこれ以上繰り返しても意味がない」と上っ面を舐めるだけで終わり、しかも悪いことに「やった気」になってしまいます
診断士試験は二次筆記が「本番」です。そして、これまで「正解がない」と言われておりましたが、得点開示制度と情報共有のツールや人の繋がりにより、「高得点を獲得した答案=正解」が明らかにされました。きっと毎年誰かが高得点答案を研究してくれますが、参考にしつつも、ぜひご自身でも研究して下さい

最後に、「資格勉強を始めてみようかな」と相談した私の背中を押してくれた妻に感謝します。特に直前期にはほとんどの家事も育児も押し付けてしまったし、思った以上に長くかかってしまい本当に申し訳なかったけど、三回目での二次突破を一緒に喜んでくれてありがとう。そして遊びたい盛りに図書館に向かう父の帰りを首を長くして待ち(勉強中、ショートメールがバンバン届きます 笑)、帰ったら時間を取り戻すように遊ぼう!と迎えてくれた可愛い息子にも感謝しています。

皆さまにとりましても、実りが多い挑戦になりますことを願っています。

========ここまで========

 

いかがでしたでしょうか。

学習を進められる中で、試験対策の本質を着実に押さえられている印象を感じました。初年度の一次試験において、情報で足切りになってしまい、その後に応用情報処理技術者を取得される行動力はさすがですし、「免除」を得たとしても可能な限り広くリスク分散して年ごとの難易化の波を乗り切る方が得策、ということを理解した上での免除の選択も素晴らしいと思います。また二次試験において、表面的な学習に留まることなく、高得点答案を自ら集めて事例分析を行い、腹落ちするまで取り組まれたことは、正に王道的な二次筆記試験対策ではないかと思います。道場のコンテンツも、自分にあったものを上手く使い倒していただき、大変嬉しく思います。

最後に、お子さんが小さい中での受験学習は大変だったと思いますが、ご家族のご協力があったからこそ、最後まで駆け抜けることができたのではないでしょうか。診断士試験の学習は、少なくとも1年近くの長丁場になりますので、周囲の方々を含めた環境面を整えることも非常に重要となります

べりーさん、合格おめでとうございます!ご寄稿ありがとうございました。

 

以上、ぐっちでした!

 

 

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