【事例Ⅰ】組織は戦略に従う

ゴールだけを見据えて

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おはようございます。こばです。
夏の一大イベントも間もなく終わり、これから秋に向かって行く。
リオオリンピックで柔道の復権が印象的でした。
精神論からの脱却。
各国、金メダルをとるために、オンリーワンではなくナンバーワンになるために鎬を削っている。
その中で精神論だけで戦うのは難しい。
日本柔道もリオオリンピックに向けて、組織全体で変革を行い。
今回の飛躍に繋がった。
そして、診断士試験も未来に向かって変化を遂げて行く。
過去の成功体験にすがるだけでは合格は難しい。
今年の変化に対応するための戦略が必要になる。
そこで、過去の受験生ノウハウに縋るか、試験の本質を師に教わるかは自分次第。

今回は事例Ⅰについて考えてみたいと思います。

□事例Ⅰテーマ□

強みの維持強化
企業の持続的な成長発展

昨日、noriも書いたように事例Ⅰ~事例Ⅳにかけてテーマの粒度が小さくなります。
事例Ⅰは表面上では組織・人事に関する事例となっていますが、その裏には戦略が流れています。
このテーマを見失わずに、回答を書くことが重要となる。

 

□読む際の着眼点□

大局的にどうこの事例をとらえるかがポイント

まずは師にしっかり学ぶ

 

■事例Ⅰのポイント~具体化~■

オリジナルデザイン:問題文の指示が抽象的でわかりにくい。
起きうるエラー:何を探せばいいのか不明なまま問題本文に飛び出し、探すものを誤る。
変更後のデザイン:問題要求を具体化し、探し物を明確化する。

◇事例1の着眼点◇

事例Ⅰ:強みの維持強化が中心テーマ
強みがどう関係するのかという着眼点を持つと問題要求を具体化しやすくなる。

平成27年の試験には表面上は強みは書かれてない。
マーカーを引いて字面だけを追うとわかりにくい

師は事例対策において読む工夫しか話さない。
なぜ話さないか、それは事例対策の本質が読むであるから。

一次試験を突破する受験生にとって、考える・書くの対策はそんなに難しくない。

事例Ⅰは与件文の根拠が希薄と言われている。これは事例のテーマが壮大な企業の持続的な成長発展であるから。
そのため、何を聞かれているのかを正しく忖度しないと、与件文のヒントに気づかない。

気づかない理由は書かれていないから
書かれていないことをいくら読みとろうとしても無理である。

このテーマをイメージしておかないと何を聞かれているのかわからない。

□こばの事例Ⅰイメージ□

事例の企業は毎年変われど、事例のテーマは変わらない。だから、事例のイメージをどう持つかで回答の方向性が決まる。これを適切な方向に持っていることが重要となる。昨年に事例Ⅰについてざっくりまとめたものを掲載します。

・成長発展を目指すそこそこ大きい企業に対して、外部環境の変化や内部環境の変化を分析してあげて経営課題に対する戦略、組織、人事の助言を行う。
・経営課題を探して解決し、社長の想いを実現する。

戦略と組織人事の事例
誰に何をどう売るか、
そのために、

組織面で、
部門面で、権限面で、コミュニケーション面で、
人事面で、
採用面で、配置面で、評価面で、報酬面で、育成面で、

外部環境の変化に対してまだ、未対応なことがある
そこを社長さんに教えてあげる

外部環境は
事例企業以外のことを探す、与件に必ず答えがある。
予見+まとめの言葉(これは類推)

 

内部環境は事例企業のこと、近年などの過去の変化について
上手くいっている理由
⇒変化に対応する改善をしたから、専門部署設置や能力開発したなど
失敗の理由
⇒変化に対応する改善をしていないから
あるべき姿の逆のことをしたから

事業展開として

成長戦略
抽象度を高く、市場浸透、新商品開発、新市場開発
多角化戦略は基本ない。

 

差別化戦略
誰に対して何をどう売って差別化
競合企業の逆を書く。

組織は戦略に従う。事例Ⅰはこれが重要。
新しい戦略に対して組織は変革される。

□回答要素□

助言の方向性が見えたら、後は回答する文章を準備する。
この試験に求められている力は論理的な思考力ではなく、
適切な処理手順
診断士としての診断業務を行うための正しい処理ができるかが問われる。

80分で正しい処理手順を行うためには、事前準備が必須。
そのために、回答要素を下記のように整理すると80分の処理が高速化できる。

合格者の再現答案にも高度な日本語は書かれていない。
平易で読みやすい文章である。
因果関係、一文二義。○○なので、○○である。
1つの文章で2つの意味を持つ。

回答要素

回答要素※ダウンロードできます。

このエクセルに自分で回答要素をまとめて事例に臨む。
書く内容を事前に準備すると80分で確実に処理が終わることが可能になる。

では、まとめ。

・組織は戦略に従う。
・事例Ⅰのテーマは強みの維持強化。
・ゴールを見据えて回答を書く。
・回答に必要な要素は事前準備。

byこば

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