【業界初?】 2次試験受験者の予想点数分布

おとです。

いつも道場ブログをお読みいただきありがとうございます。

今回は、私(おと)も、診断士協会の個人情報開示を請求した結果、自分の点数が分かりましたので、お知らせするとともに、予想点数分布図を作成しましたので、お伝えします。

まず、自分の結果です。

おと

事例Ⅰ 事例Ⅱ 事例Ⅲ 事例Ⅳ 総合
66 55 55 68 61
A B B A A(合格)

私って、平均で61点でギリギリだったんですね。自分でもギリギリだったと予想はしていましたが、まさかほんとだったとは驚きです。

これにより、現在3名の合格者の点数が分かりました。

 

1人目

岡崎教行
https://rmc-oden.com/blog/archives/75923

事例Ⅰ 事例Ⅱ 事例Ⅲ 事例Ⅳ 総合
49 69 50 79 61.75
C A B A A(合格)

 

2人目

handys97様

https://rmc-oden.com/blog/archives/76842

事例Ⅰ 事例Ⅱ 事例Ⅲ 事例Ⅳ 総合
72 61 58 75 66.5
A A B A A(合格)

 

 

ここまでわかってくると、道場としては、どこの受験校より素早く、受験生が一発合格するために分析をしたくなってきました。

計算の根拠は後述しますが、2次試験の予想点数分布図を作りました。


クリックすると大きくなります。

このグラフから、以下の事がいえます。

①絶対評価
2次試験は相対評価と言われていたが、点数が開示されたことにより、絶対評価であるといえる(ただし合格率調整のための得点調整の疑義はまだあり)。

②合格Aランク実力者
道場で常に言っている合格Aランク実力者は存在し、合格と不合格の差は紙一重
10点きざみだと
220~229点 656人  不合格
230~239点 548人  不合格
240~249点 476人  合格  → 岡崎とおとはココ
であり、ここが合格Aランク実力者といえます。
合格Aランク実力者とは?
https://rmc-oden.com/blog/archives/70602

③道場メンバーの順位は?
この分布によると、道場メンバーの岡崎と私(おと)は合格スレスレです。
合格者1,185人中247点の岡崎は、分布図から逆算すると1,185人中793番、244点の私は954番です。

④Winner takes all
でも、Winner takes all の現実は動かせない。
【合格発表後】Winner takes all
https://rmc-oden.com/blog/archives/71850

★注意★
この数値は、あくまでもおとの個人的な仮説による統計学手法により作成した予想点数分布です。実際の点数分布を表すものではありません。また、このデーターに基づき発生したいかなる損害についても、道場では補償しません。

 

 

◆計算方法◆

細かいので興味がある人だけが読んで下さい。
また、私は定量分析の専門家ではないので、この種類の分析に詳しい方がいらっしゃれば、この方法が適切かご指摘ください。

事実として判明していること(Fact)
受験者数 4,885人(母集団)
合格者数 1,185人
合格率 24.3%

仮説
受験生の得点は正規分布(偏りがない)であること

グラフを作る為に必要な数値
標準偏差

<プロセス① 平均点>
標準偏差を求めるためは平均点が必要です。
協会からは当然に平均点は公開されていません。ただ、1受験者試験については、受験校が受験生から集めたリサーチの結果を公開しています。手元にL社の7科目の平均点があり、この平均点が700満点で384.9点でした。
1次試験と2次試験の合格率は、例年20%前後なので、難易度が1次試験と2次試験が同じであると仮定します。
1次試験の平均点が、700満点で384.9点なので正解率は54.98%です。これを2次受験者試験に当てはめると400満点中の54.98%の正解率で219.9点の平均点になります。

<プロセス②標準偏差>
次にエクセルの「NORMINV」関数に平均点を219.9と入力し、240点が全体の24.3%なる標準偏差を逆算します。
エクセルに「=NORMDIST(240,219.44,29.5,TRUE)」を入力すると、「0.757・・」と表示されます。
この意味は、240点は、平均点が219.44点で標準偏差が29.5の時に、下から数えて75.7%だということです。
下から数えて、75.7%ということは、上から数えた合格率は24.3%となります。
その結果、標準偏差が29.5の時に、240点が全体の24.3%になりました。

<プロセス③ 受験生の点数分布>
標準偏差と平均値が分かれば、同じくエクセルのNORMINV」関数を使って、受験生1,185人分の特典を乱数表示させます。
「=NORMINV(RAND(),219.44,29.5)」を1,185人分コピーすると乱数表示される。

<プロセス④ グラフ表示>
乱数表示させた得点は、平均値219.9点、標準偏差29.5で正規分布しているので、それをグラフ表示します。

<プロセス⑤確認>
グラフを見ると、当初の見込み通り、240点で合格率が24%前後になっています。
→完成

 

 

以上、おとでした。

 

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【業界初?】 2次試験受験者の予想点数分布”へ5件のコメント

  1. おと より:

    私は過年度も含めて一括の開示請求しました。 請求したのは
    H24~H26の1次試験結果
    H25~H26の2次試験結果

    です。 つまり、過去の受験歴すべてを請求して、全部開示してもらいました。

    なお、私の受験歴は下記を参照してください。 https://rmc-oden.com/blog/archives/72413

  2. 宅建クン より:

    おとさん

    よく考えると、「ふぞろい」は、出版時期を考えると今年度は対応困難かも知れませんね。更に言えば、協会との関係も考慮?

    因みに、過年度も含めて一括の開示請求が可能なんでしょうか?それとも年度ごとに請求でしょうか?

  3. おと より:

    宅建クンさん

    コメントありがとうございました。

    平均点の算出プロセスは、おっしゃる通りです。
    でも、それ以外に算出する方法がないので、まさに私の個人的仮説です。すいません。

    また、今年の合格を目指す人は、このようなことはする必要はありません。協会から睨まれるってことはないと思いますが、不安材料を増やす必要はないです。

    でも実は、過去の成績も開示請求できます。私は不合格だったH25も開示請求していて、成績は下記の通りでした。

    事例1 52 B
    事例2 43 C
    事例3 51 B
    事例4 40 C
    ———–
    合計 186 C

    お恥ずかしい点数です。
    ((+_+))

    また、ふぞろいや受験校については、よく分かっていません。情報が入り次第、このブログで報告します。

  4. 宅建クン より:

    書き忘れましたが、今年の「ふぞろい」は開示請求開始を踏まえて、何らかの対応をするんでしょうかねえ?

    受験校の対応も気になります。

  5. 宅建クン より:

    大変興味深い記事だと思います。

    私は定量分析の専門家ではありませんが、プロセス①の平均点に関する推定が、かなり大胆な気がします。

    1次と2次の正答率が同じという仮定が果たして適切かどうか・・・

    とは言っても、他に代案は浮かびませんが・・・。

    私は昨年度は残念な結果となりましたが、開示請求すると今年度不利益を受けないか心配で、開示請求は、まだしていません。

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