「勉強しない理由」 ~負け組の述懐~

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おはようございます。zenzenです。

直前期に入って道場メンバーも受験生の皆さんもますます力が入っていますね。先週末はだいまつ記事を発端に熱いコメントが続いていました。私も一応メンバーの端くれですが圧倒されました・・・。(汗)

そんな中、それでも気持ちがついていかない、という方もいらっしゃるかも知れません。ま、去年の私のことなんですけど。
多くの方からすれば、「今頃何言ってんの?」と切り捨てられそうな気もしますが、私自身が相当モヤモヤしていた時期があるので、(道場読者にはそういう方は少ないかも知れませんが)そういった方に向けて今回は書いていきたいと思います。

恐らく他の9代目の言うこととは毛色が違うと思います。
盛大にディスられるかも知れませんが、私は今これを書きたいし、書くなら今だと思うのでごめんなさい。先に謝っておきます。

私はトウの立った多年度生らしく、都合2回1次試験に受かっています。(2015年と2017年)2015年は「絶対受かってやる」と勢いだけで乗り切ることができましたが、2017年の私はかなり危うい状態でした。多年度にもなると勢いは流石に無い・・・。
合格体験記にもこの頃のことは記しています。
4月中までは良いペースで学習していたのですが、GWで完全にペースが狂い、その後エアーポケットに入ったようにやる気が無くなってしまいました。自分でもどうかしてしまったのか、と思うほど学習が手に付かず、無為に時間を過ごしていました。

ちょうどそのころに道場大阪セミナーが開催され、ここが私の転機になりました。
未だに先代にネタにされるほど憔悴していた当時の私に対するメッセージが2つ。

・「一度勉強するのを辞めてみてはどうか」
・「不安だったり、よく分からなかったりするなら、その理由を掘り下げて言語化しろ」

この言葉に素直に反応したことがその後の私の命運を分けました。

自分でも何故こんなにモチベーションを失ってしまったのか分からなかったんですね。まずそこをはっきりさせる必要がありました。
何故、やるのか?という理由があるように、何故、やらないのか?という理由も本当はあるはずなんです。
去年の私の場合は忙しいとか、難し過ぎて諦めるとかでは無かったのでね。

当時の私が思いつくままに書きなぐった「勉強しない理由」をほぼそのまま示します。
先に言っときますけど、本当に酷いですよ?

私のような思考パターンに嵌る人は恐らくレアだと思いますが、
誰か一人でも思い当たる方がいるなら、その人にだけ届けばいいなと思います。(一人もいないかも知れないけど・・・)

坑道のカナリアが役に立つのは死ぬとき以外に無いので、
念のためここでもう一回殺しておきましょう。(通算3度目)

■勉強しない理由
・舐めている。甘く見ている。「まだ大丈夫」なんて思ってる。一回受かってるだけにどうにかなると軽く考えている。
・実は合格することを恐れている。合格したら、今までとは違う世界に触れられるだろう。でも、その先の世界で自分が上手くやる自信は今のところ無い。間抜けな合格者になるぐらいなら、不合格者としてフェイドアウトした方がマシだと思っている節がある。
・言い訳を残しておきたい。あの時出来なかったから受からなかった・・・。と先回りして自分が傷つくことを回避しているのでは。セルフハンディキャッピングのつもりか?
・雲の上の資格だと思っていたものが、現実的に手に入りそうになってきたことにビビッているのではないか。

思考の歪みが明らかですね。完璧なこじらせ中年・・・ッ!
およそ受験生のメンタリティとしては大間違いだと思います。でも、当時の私はそう考えていた。そこからもう一度始めるしかなかった。

そして書きなぐったメモはこう続いていました。

どうせ受かっても落ちても苦しいのはきっと同じ。自分が合格後の世界で活躍する能力が足りていないのは明白。(受かってからの方がまず間違いなく苦労するだろう)
でも、どうせ苦労するなら面白そうな方で苦労したい。
辞めるのなんていつでも出来る。何度も諦めて、投げ出して、苦虫を噛み潰したような顔でここまで来た。来てしまった。その時間を思えば試験までなんてどうってこと無い。

やる気があるとかないとか、そんなことはもうどうでもいい。
行動の理由にいちいち気持ちを持ち込もうとするから上手くいかない。泣こうが喚こうが残り時間は変わらないんだから、ただ出来るだけのことをやればいい。別に悩む必要なんか最初から何もない。

馬鹿みたい、というか馬鹿そのものなんですけど、ホントにこんなこと書いてましたね・・・。
でもこの馬鹿みたいな自分に立ち返ることで勉強生活に戻れたのです。
思考停止して努力に逃げただけ、という見方の方が正しいかも知れませんが。

だいまつの言うように、
>「ガッリガリのゴッリゴリのバッキバキのボッコボコのクッチャクチャに自分を追い込む」
直前期のアプローチとしてそれは正しい。合格ラインに届いていない自覚があるならそうするべきです。私ですら直前期だけはもう一心不乱でした。(そこに至るまでに若干病みましたが・・・。)

でももし、こういうガチムチ系のアプローチにすぐには頷けない気持ちが今あるなら、
今一度自分の感情を、考えを言語化することも有効ではないでしょうか。

別に格好悪くても、美しい理想なんかなくても、いいじゃないですか。
様々な方がそれぞれの理由で、それぞれの状況でこの試験に挑んでいる。
そこに良いも悪いもないはずです。

突き詰めれば、やる気も、地頭の良さも、過去の経歴も関係ない。
試験当日マークシートを正しく塗りつぶした人が受かるだけです。

シンプルに考えて、やるべきことをやれば、自ずと結果は付いてきます。

やるべきことが何かは、他のメンバーの記事を読めば明らかです。

1次試験まで残り52日。どんな風に過ごしてもその日はやってきます。

 

一人でも多くの方が
良い顔でその日を迎えることを祈ります。

 

以上、zenzenでした。

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「勉強しない理由」 ~負け組の述懐~”へ4件のコメント

  1. zenzen より:

    くろたかさん
    コメントありがとうございます。

    今のところ活躍しているとは言い難いですが、試験勉強期間を通じて得たものは少なからず自分の血肉になっているように思います。

    モヤモヤしていることが晴れたと言っていただき、私もこの記事を書いて良かったと感じています。

    >再始動!することにしました。
    >間に合うのかな・・・。
    間に合うとまず決めてしまいましょう!

    結果はまだここから変えられると思いますよ。

  2. くろたか より:

    初めましてくろたかといいます。
    負け組という言葉に惹かれてやってきました(笑)
    合格されてからこのような題材について書くこと、非常に好感が持てます。
    資格のゴールは、取得後何をするかですから、通過点である合格に辿り着くまでの心の動きや迷い、そしてどのようにして再始動したかなんて部分は、恐らく今のご活躍にも活かされているのではないでしょうか。
    そうじゃなきゃ、こんな苦労する必要ないですよね。(やってられない)
    お陰様で今モヤモヤしていることが晴れたような気がします。
    再始動!することにしました。
    間に合うのかな・・・。

  3. zenzen より:

    やまめさん
    コメントありがとうございます。

    >ありえない、絶対無理という人いる

    その人が勝手にそう思っているだけで、やまめさんが気にすることは何も無いですよ。
    やまめさんが無理だと思わない限り、「あり得る」し、「無理じゃない」です。
    誰かの力になりたいというその気持ちがあるだけで、もう診断士の資質は十二分に備えておられるように思います。
    今年受かって、笑顔でお会いしましょう。

  4. やまめ より:

    zenzenさま

    こちらの記事記載ありがとうごさいます。

    2回目挑戦のため、どんな経歴の方が合格されているのか知る機会もあり、
    えっ‼そもそも、受験考えるのが間違いか?
    と、思ったことあります

    たぶん、これ、診断士あるあるだと個人的には思ってます

    一方で、節約、節約で、あの経験も含め、診断士になれ、良かったと
    受験校行けば、クーラー効いてるし~節約できる~と

    私が、結局諦めてはいけないと思うのは、
    こちらのブログ含め
    人を励まし、自分への見返り考えず、人の力になれること
    受験校の先生の中には、授業前も早く来て、一人一人声かけ、昼休みも10分くらいしか休まずにずっと生徒の質問に答える姿を見ると
    やはり残りの社会人人生、こういった考えで生きていきたいと

    職場の人に話したら、あり得ない、絶対無理という人いるんですよ

    zenzenさんのお話、優しいパワーいただきました。

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