【二次試験】得意なフレームを見つける<考え方>

こんにちは、そのです。
暑い熱い1次試験から早くも約1か月経ちますね。
2次試験まではさらにあっと言う間です。何かを成し遂げるには、努力と、勢いも大事なんだなと感じる今日このごろです。走りぬきましょう。


さて2次試験に必要な[読み方][考え方][書き方]
今日は[考え方]に注目してみます。(前回記事[書き方]はこちら)
その後で事例Ⅳの経営分析にも少し触れます。

[考え方]とは、ここではコンサルティングの基本である、
[フレームワーク思考法]と結びつけてしまいます。
ちなみに、昨年試験合格後のとあるセミナーで、実務補習で大活躍する本として、
平賀均さん著:「コンサルタントのフレームワーク」(同友館)
を勧められました。私を含め、合格したとは言え何が何だかわからない、生まれたてのカルガモのような状態の受講者は右に倣えでみんな買っていました。(笑)
内容は2次試験でもよく使う基本的なフレームワークの、経営診断現場における実践書です。勉強したことは実務で活きるのだな、と確認ができます。
もし余裕のある方は今から覗いてみても良いかもしれないですね。一次試験の企業経営理論のテキストを読み返すより、この本を読んだほうが二次試験には近いと思います。

<フレームワークで考えるとは?>

解答を作るにあたって考えるべき事柄を、切り口(フレーム)を使ってタテ・ヨコ・ナナメに切っていきます。前回の[書き方]でもお話した「多面的な解答」の前提になるものですし、次回予定の[読み方]でも、フレームを想定しながら読んでいくことが重要になります。

フレームから解答骨子ができますので、フレームを持って、しっかり切ることができれば、あとは予件からキーワードを引っ張ってハメこむだけです。

たとえば具体的にどのようなフレームが使えるでしょうか。
■設問
・分析×提言

■事例全体
・強み×弱み×機会×脅威(SWOT)
・外部環境×内部環境(SWOTから特に)
・競合×顧客×自社(3C)
・誰に×何を×どのように(事業ドメイン)
・既存顧客×新規顧客
・メリット×デメリット

■事例Ⅰ
・組織×人事
・戦略×組織×評価報酬×価値観×スキル×人材×社風(組織の7S)

■事例Ⅱ
・商品×価格×販促×販路(4P)
・市場浸透×市場開拓×製品開発×多角化(製品市場マトリクス)

■事例Ⅲ
・品質×価格×納期(QCD)
・営業活動×設計開発×生産活動(バリューチェーン)
生産管理はこちらの記事もご参考に・・・

■事例Ⅳ
・収益性×効率性×安全性

こちらの細川さんの記事に詳細がありますので、こちらもご確認ください。

多々あるのですが、たくさん事例を解くなかで、基本を押さえた上でご自分の得意なフレームを見つけてほしいと思います。キーワードもそうですが、本番で使えるレギュラーメンバーを鍛えまくりましょう。ベンチ要員はそんなに要りません。

<経営分析について>

得意技という観点で今日はもう一つ話題の話題があります。
事例Ⅳの経営分析指標、何を使いますか?
・・・ちなみに私は、

収益性(低下)→売上高総利益率(低下) 原因の例:価格競争の激化
効率性(低下)→有形固定資産回転率(低下) 原因の例:設備の老朽化
安全性(低下)→自己資本比率(低下) 原因の例:借入依存の資金調達

と、得意技を決めていました。併せて、問われやすい「悪化の原因」もストーリーを用意しておき、うまく使えるなら瞬時に取り出せるようにしていました。もちろん予件を読んだうえで使えるならば、というのは大前提ですが、どちらでも行けそうなときは迷わずお気に入り指標を使っていました。
予備校の答練や模試の模範解答だと、より相応しい指標以外は×のように思える記載を見かけますが、間違っていないかぎり×にはならないはずです。
例えば、負債比率と自己資本比率は厳密には使われ方が違う、のですが、試験の答案用紙上ではそこまで考えるよりも、優先順位をつけて、より素早く正確に解答できるか、のほうが重要な場合があります。
このような議論も、昨年参加した勉強会でなされたものです。

解答作成にあたり、様々な選択肢があるように思えるのが二次試験ですが、フレームを使って切れ目を入れて、さらに得意技から優先順位も決めておくと、迷っている時間が無くなります。
こういう事も、80分で解くための準備とも言えますよね。

大丈夫、あなたは、ぜ~~~ったい合格しますから!
そのでした。

 

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