【何苦楚理論(其の十三)】二次試験のお作法①

みなさん、こんにちは。ながです。

TACでは、今日から3日間二次公開模試が実施されます
言わずもがなですが、しっかりと目標をもって臨んでくださいね。

たとえば・・・
・二次試験当日(前日も含め)の過ごし方をシミュレーションする
・今までやってきたことを丁寧にやりきる
・全体で6割以上を確保する
・事例〇は7割以上を確保する
・休憩時間に最終チェックする内容を考える
・・・などなど

一次試験後に二次の勉強を始めたストレート生の方は、まだ1ヵ月も経っていない時期での模試です。
高点数を取ることはなかなか難しいかと思いますが、現時点の実力を計るためにも全力で取り組んでみてください。

ちなみに、去年の私の成績は2,352人中1,819位
事例Ⅱにいたっては26点、という散々な結果でした。
ただ、この時点で多年度生や他のストレート生との差を実感し、「このままでは絶対に負ける!!」と感じられたことは大きな収穫でした。
人より劣っているから頑張れる
悔しかったですが、がむしゃらに頑張れるきっかけを与えてくれた出来事でした。

もう少し実力をつけてから、再度模試に挑戦したい!という方は、MMCの模試を活用してみてはいかがでしょうか。
面接形式の「アドバイス付返却」も、自分の改善点がよく分かり、活用のしがいがあると思います。
9月16、17日開催分の申込みは9月3日17時までですので、お申し込みの方はお早めに!
※私はMMCの回し者ではありませんのでご容赦を笑


さて今回は、連日話題となっている解答プロセスのお話です。
二次試験では、解答プロセスや問題に取り組む際の最低限のルールを守ることは非常に大切だと思います。
試験中守らなければならないこれらのことを、私は「お作法」と呼んでいます。
もちろん、「お作法」は人によって異なります。
ある人にとってはピッタリの「お作法」も、別のある人にとってはう~ん・・・ということもあるでしょう。

ということで、私なりの「お作法」を2回にわたって紹介していきたいと思います。
第一弾の今回は、事例Ⅰ~Ⅲの解答プロセスのご紹介。
なかなか他人の「お作法」をこと細かに聞くこともないかと思いますので、自分に合いそうなものがあったら、ぜひ盗んでくださいね。
※昨日のTOMのプロセスと見比べるのも面白いかもしれません


■解答プロセス(事例Ⅰ~Ⅲ)

①冒頭・業種確認(約1分)
・問題用紙のホッチキスを取りながら、冒頭の2~3行を確認する。主に業種とざっくりとした企業概況を把握し、どのような企業なのかイメージを膨らませる。

②段落振り(約1分)
・段落を線で区切り、段落番号を本文左に記入する。

③要求解釈・解答フレーム作成(約13分) ※超重要!!!
・設問を読んで、何を聞かれているか、何を答えないといけないかを確認する。
・答えること(要因、助言、理由・・・等)は、絶対に外さないように○をつける。
・制約条件(外してはいけない条件)をチェックする。
・設問から想定される解答に使えそうなキーワードを書き出す。
(例)「組織管理」の設問であれば、キーワードは「採用・配置」「評価」「教育」「報酬」といった感じ。
・余白部分に解答フレームを作る

④設問内容の全体振り返り(約1分)
・全体を振り返って、問題構成の流れを確認する。
・事例全体における各設問の位置づけを妄想する。

⑤与件文の読み取り(約13分)
課題や効果、強み・弱みなどを線引きする
・設問に出てきた単語が本文中に出てきたら四角で囲う。
→その段落が解答要素になる可能性大
・紐付けされる設問を本文右に記入する。

⑥本文内容の全体振り返り(約2分)
・ざっと全体を再確認し、各段落の概要を振り返る。

⑦配点・難易度を見て解答順序を決定(約1分)
・必ず本文に書いてある過去~現在の問題は優先度を上げる、未来の話は優先度を下げる
・配点の低いものは、時間をかけずにさっさと片付ける。
基本は難易度の低い設問から取り組む。難易度が計れない場合は、文字数と配点から優先度を決定する。

⑧解答編集(⑨と合わせて残り約50分)
・③で作成した解答フレームに解答要素をはめていく。
1つの要素は30文字を目安として、ムダに冗長的な表現は避ける。
→「120文字以内」の場合は、最低4つの要素を盛り込むようにする

⑨解答記述
・「⑧解答編集」の内容を解答用紙に転記する。
ムダに文字数を稼ぐことはしない。文字数が多くても点数になるわけではない(と勝手に思っている)。
・得点要素ではない(と勝手に思っている)ので、冒頭で「理由は~」「助言は~」と書かない。(あまのじゃく対応)
→構成は組み立てやすくなると思うので、試す価値はあるかもしれません。

いかがでしたか?
同じ80分でも、こんなにもアプローチが違うのか!と感じた方もいるかもしれません。

お作法紹介の第二弾は次々回で。
次回は、事例演習後に活用していた「チェックシート」をご紹介します!

それでは最後のお言葉。

『優れた芸術家は真似をし、偉大な芸術家は盗む』
(パブロ・ピカソ/画家)

真似をするだけでなく、技術を盗んで自分仕様に変えていく。
そうすることで、自分にとってより高度なものが出来上がっていきます。 良いと思ったことは、どんどん盗んでやりましょう!

以上、ながでした。

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