【合格体験記】4年間二次に向き合い続けて合格を勝ち取る~ねじさん~
みなさまこんにちは、tomoです◎
インフルエンザが流行し始めていますが皆様お元気でしょうか。
受験生の皆様は体調をしっかり管理して学習計画を着々とすすめてくださいね。
本日は、一次は一回で通過後、二次に4回挑戦し続けて合格を勝ち取ったねじさんの合格体験記をご紹介いたします。
それではさっそくお読みくださいませ!
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合格体験記
・合格までの年数 4年
・合格した年度 2015年度
・学習開始した時期(何月か)2011年10月
・一次対策期間 2011/10/23-2012/8/5
・二次対策期間 2012/8/9-2015/10/25
・一次勉強時間 1069.5h(初年度)
・二次勉強時間 初年度307h、2年目491.5h、3年目96h、今年66h
・年代 30代
ご無沙汰しています。ねじと申します。
三年前に未合格体験記を掲載していただき、
あれから四回目にして合格することができました。
個人的には3年目以降は不毛の受験期間だと感じています。
これから受験をする人に対して、同じ失敗を繰り返さないように少しでも参考になるとうれしいです。
■2012年
ストレート合格をめざし洗礼を受けた初年度
得点:A(62) D(23) A(60) A(66) = B(211点)
事例数:72事例
教材:TAC教材、ふぞろい3,4,5、全知識、TAC事例Ⅳ計算問題集、スモビ、タキプロPDF
勉強会仲間:2/4(合格/仲間)
敗因:直接的には、コーズを外し、X,Yを逆にしたこと。
本質的には、時間と焦りによりB社がどのような会社か分からず、
えいや!で回答を埋めてしまったこと。
初年度は悔しく泣きました。
■2013年
これが最後の受験生だと一年をすべて勉強に費やした二年目
得点:A(64) A(67) C(49) B(50) = B(230点)
事例数:175事例
教材:ふぞろい1,2,6、TBC過去問H19-24、AASこれ一冊、TAC演習2年分、企業診断
勉強会仲間:0/4(合格/仲間)
敗因:試験後の感想は確実に合格できたという感触だった。
しかし超簡単だった事例Ⅲで余計なことを書きすぎたため不合格。
事例Ⅳの事故は結果として杞憂だったが、読み飛ばしを防げれば可能性があったとも思える。
二年目は確実にあると思っていた番号がなくて呆然としました。
多年度生は簡単な事例が来た時こそ慎重にいかなければならないと思います。
→ふうじんさんが以前コメントくれた「D判定=合格レベルを超えてしまった答案」を書かないこと
まさにこれにはまりました。
■2014年
勉強量と合格率の相互関係に悩み高熱で受験した三年目
得点:B(55) C(45) B(55) A(68) = B(223点)
事例数:20事例
教材:ふぞろい7、意思決定会計講義ノート
勉強会仲間:1/4(合格/仲間)
敗因:試験日直前まで残業が続き、当日は38度の熱でむかえてしまったこと。
試験中に集中が途切れてしまったことが敗因。
熱によるものなのか、勉強不足だったのかはわからないが、
体調を整えることが最低限の条件だと感じた。
三年目は、これくらいのビハインドがあって初めて燃えると
ポジティブにとらえていたが、圧倒的な学習量の低さと、全体的に事故があったので必然の不合格。
ただ、意思決定会計講義ノートのおかげで事例Ⅳに強くなったと思います。
(ただしイケコカは非常に難易度が高く、一問一事例くらいの労力を使うため諸刃の剣。あまりお勧めしません。)
■2015年
過去3年間の事例とその敗因に向き合った四年目
得点:不明
事例数:17事例
教材:ふぞろい8、TBC二次テキスト、全ノウハウ
勉強会仲間:2/3(合格/仲間)
本年度も事例Ⅱで事故(グラフの子供に気づかない)をしたはずなので、
来年度以降の再受験を本気で悩んでいました。
なので、あるはずのない自分の番号があって本気で驚きました。
(よく言われる話だけど書留が届くまで信じられませんでした笑)
■口述試験
道場の大阪セミナーで言われた「五問目の質問」
これがまさに診断士に問われていることだと思いました。
常にこれを意識し答えられるように。診断士のあるべき姿を垣間見た気がします。
■二次試験
今年はモチベーションはダダ下がりの状態でした。
毎年受けていた一次試験も受験せず。
どうすれば、必死に勉強している中から5人に1人に入ることができるのかわかりませんでした。
そんな自分でも合格できたのは、勉強会仲間の存在が大きかったです。
GW空けくらいから二週間に一度のペースでH24,25,26の事例を中心に勉強会をしていました。
八月末まで計七回続きました。
というか、勉強したのは、勉強会があるときだけでした。
結果的に解いた事例も勉強会でやったものだけです。
九月に入ってからは大阪出張。
本当ならネットワークスペシャリストと並行して受験を考えていましたが、
現実的に無理と判断し、一つランクを落とした応用情報技術者試験の申し込みをしました。
試験は診断士の一週間前の10/18。
残り二か月並行学習を始めました。
辛かったのは、近くにファミレスがなかったこと笑(家で勉強ができないタイプ)
なんとか通勤の電車での勉強と、土日の河内小阪(試験会場)のデニーズまでのバス通いで勉強時間を確保しました。
この間、診断士の勉強としてやったことは、勉強会で解いたH24,25,26の事例分析がほとんどです。
勉強会仲間がいなければ合格はできなかったと確信します。
(ちなみに応用情報も合格してました^^)
■一次試験
当たり前の事ですが、一次試験を通過しなければ二次試験は受けれません。
これから書くことは、たぶん一度一次試験を合格した人すべての人に言える事です。
一次試験をなめたら痛い目を見る
自分は2年目は二次試験受験の権利があったので、一次試験を受ける必要はありませんでしたが、
過去一年みっちり勉強したのだから当然合格できるだろうという思いがあり、
一次試験7科目を3か月程度で通過できるはず(しなければならない)と思っていました。
結果3科目の科目合格。愕然としました。
同じ境遇にいた受験生3人中3人がこれと同じ経験をしています。
当たり前の事ですが、一次試験は難しいです。なめないほうがいいです。
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いかがでしたでしょうか?
モチベーションの高い時もあれば低くなったときもあったようですが、4年間あきらめず挑戦し続けて勝ち取ったのは頭があがりません。
ねじさんの体験記から私が特に教訓とさせて頂きたいと感じたのは下記2つです。
●やはり二次試験は‘大きく外さない’
もちろん内容を大きく離れた内容をかくと致命的なので、大きな事故をしないというのを最大限集中してお気を付けください。
これは当日のメンタルを鍛えることでも解決できる部分もありますので事前準備(メンタル含む)は肝要です。
ただ・・・ふうじんさんもおっしゃるように【「D判定=合格レベルを超えてしまった答案」を書かないこと】
これが非常に難しい問題です。
私の勉強仲間でも模試で常に非常に上位になるけれど何年も二次合格までかかった方たちがいます。
この要因はそれぞれ異なると思いますが、おそらく一つの要因としてあまりに知識があるために、まず解答フレームの結論を先に考えてしまってそのあとにその理由をつけたしている、思考の順序が逆転してしまったケースがあると思います。
何より大切なのはその問題にまずは素直に向き合い答えることです。ここに知識を紐づけていくのですが、まず知識による結論(答えはこうだろうと思いこむこと)を先に考えてしまっている傾向があるのではと思います。(知識が豊富すぎていろんな解答のフレームが思い浮かんでしまう)
二次の解答は、少し上のコンサバティブを目指すのが大切で、かつその難しさがねじさんの体験記からも分かります。
特に多年度受験の皆様はこのあたりのさじ加減をしっかり訓練してくださいませ。
●自分のモチベーション維持の方法を実践する
ねじさんの場合勉強仲間の存在が非常に大きかったようです。
私も完全にそうでした。教えて頂いた先生方、勉強仲間の存在がなければ120%合格できませんでした。
なお、モチベーション維持の方法は皆様それぞれだと思います。
常に目標を思い返しながら黙々と独学するほうがいい方もいるでしょうし、少人数で勉強するほうがやりやすい方、スケジュールを常に見返して達成感を得ながら進むのがいい方・・・
皆様それぞれにあった方法で進めばいいとおもうのですが、ぜひご自身が何をすればモチベーションが上がるのかをみつけて実践してください。
短いような長いような受験期間。
受験期間もしっかり充実した時間を過ごして、しっかり合格を勝ち取って頂きたく思います。
ねじさん、合格体験気記の寄稿ありがとうございました!
tomoでした☆