”私流”を上手く作り見事合格!~ミワさん~

みなさんこんにちは。
勉強頑張ってますか?燃えてますか?
きりです。

今日は四国は香川県高松市から診断士試験に挑戦され、見事1.5年合格されたミワさんの合格体験記を紹介したいと思います。
ミワさんの合格体験記を読んでビックリしたのは、その分かりやすさ、まとまりのよさでした。
診断士の2次試験においては、読解力、分析力、そして説明力が特に肝要かと思われますが、そのあたりをしっかり訓練されたのがよくわかります
また、試験を受けた背景や、地方から挑戦されていたのは私と似ていてすごく共感できました。
同じく地方から挑戦されている方の励みになるのではないでしょうか。
一体どのようにしてミワさんが合格されたのか、そのコツや勘所をお読みいただき、合格の糧にしていただければと思います。

~ここから合格体験記~


<(1)プロフィール>

名前:ミワ

年齢:28歳

性別:女

業種:営業(経営全般)

・合格までの年数 :1.5年

・合格した年度  :2015年度

・学習開始した時期:2014年2月

・一次対策期間  :2014年2月~2015年8月

・二次対策期間  :2015年8月~2015年10月

・一次勉強時間  :850時間

・二次勉強時間  :150時間

<(2)診断士を目指した動機>

大学卒業後、金融機関に就職していましたが東日本大震災を契機に実家のある香川県に帰り家業を手伝うことになりました。前職と大きく違ったのは規模の小ささ故、部署毎の仕事を割振られるのではなく、全社的な視点を常に持ち自発的に考え行動し売上を上げることが求められたということです。『経営って?』『全社的な視点って?』と考えつつも営業経験しかなかった私は闇雲に経営者の集まりに顔を出し紹介を受け営業に回るという日々を続けていて…そうした折、親しくさせて頂くようになった方々から日々の愚痴や将来への不安を聞くようになり、両親や親戚、知人の経営者さんからも似た話を聞いた経験があることを想い出しました。その時、漠然と『経営者さんの悩みや困っている事を聞き出して、不安を拭う御手伝いをしたい』『全社的な視点を持つためにも経営全般の知識を学ぼう、そこからがスタートだ!』と感じたことを切っ掛けに一念発起し、診断士の受験生となりました。

<(3)学習機関>

【一次試験】

TAC 1.5年ストレート本科生コース(教室講座+WEBフォロー)

【二次試験】

TAC 1.5年ストレート本科生コース(教室講座+WEBフォロー) + KEC (DVD講座)

<(4)受験回数と結果>

【一次試験】 2回

1回目  2014年8月 法務・情報・中小企業経営政策 の3科目のみ受験。

(法務56、情報52、中小78/ 科目受験の為、中小のみ合格。)

2回目  2015年8月 中小以外の6科目を受験。

(経済68、財務72、運営67、中小企業経営理論57、法務76、情報44、中小60)

受講コース上、一次試験を2回に分けて受験しましたが、

一度に7科目を受験することがオススメです!

得意、不得意、簡単、普通、難しい科目があり、各科目60点以上を取ることは相当厳しいので、全科目同時受験で平均60点越えを目指す方が確実!

【二次試験】  1回

(事例Ⅰ71A、事例Ⅱ58B、事例Ⅲ66A、事例Ⅳ52B)

<(5)“私流”勉強法と反省点>

【一次試験対策編】

  1. 使用教材 …TAC (テキスト、問題集、答練、模試、過去問、WEBのDVD+音声授業)
  2. 使用法…テキスト数回転、問題集2回転、答練2回転、模試1回転、過去問1回転、       WEB DVD財務と経済を1回転、音声授業は全科目を数回転
  3. コツ…

ⅰ テキストの理解と暗記を中心。暗記してから、問題に移行。⇒暗記不足でのミス(他人は解ける)か、応用力不足のミス(他人も解けない)かを分析できるから。

ⅱ 苦手科目を無くす。⇒気持ちのマイナスが緊張感や不安感を煽り点数に必ず響くから。
ⅲ 自分なりの暗記法を見付ける。⇒私の場合は、ひたすら読む。 一次は暗記と演習でほぼ乗り越えられる。

4.反省点… ①授業の前に予習をすること。(テキスト+問題集)
②勉強の計画を立てること。

(私の失敗談)

事前知識も無いくせに全科目予習をせず授業を受けた結果、財務と経済はチンプンカンプンで、午後(昼食後)の授業の大半を寝て過ごすという失態・・・

授業のスピードが速く1科目が終わる毎にテストがあり、どこで巻き返しを図れば良いのかすら分からず半泣き状態でGWに突入。(勿論、養成答練はボロボロ。)

GW+αの期間は夜中の3~4時まで財務と経済のWEBフォローをひたすら視聴。

⇒そこで初めて、理解。

⇒暗記はそこから。(遅い)

⇒問題集もそこから。(遅すぎ)

⇒GW明け、全科目の完成答練が始まる。まだ財務の問題集0回転。(財務ボロボロ)

⇒本番1ヵ月前模試、C判定。(財務で足切り得点)

⇒ラスト1ヵ月、怒涛のラストスパートに燃え、人生で初めて勉強の計画を立てる。

⇒すべきことが明確となり、半泣き状態を脱する。

⇒一次試験(苦手な財務が簡単だったことに救われ、なんとか合格)

予習をすることのメリット⇒①授業で質問が出来、理解が深まる。②無理なく答練や模試に臨める③GW前に全科目のベースが固まり、その後アウトプットに集中出来る。④魔のGWを過ごさなくてよい。

計画を立てることのメリット⇒①遅れを自覚できる。②ゴールが見え安心する。③すべきことが明確となり、頭の整理が出来る。

【二次試験対策編】

 

  1. 使用教材…(暗記用)一次のテキスト、全知識、KECのロジックツリー小冊子    (アウトプット用)過去問7年分(H20〜26年)、事例Ⅳ特訓用教材
  2. 使用法…(暗記用)数回転⇒事例Ⅳ特訓(TAC問題集〈二次事例Ⅳ計算問題集〉&KEC事例4特訓)⇒過去問演習(事例1〜3は1回転、事例4は出来るまで複数回)
  3. コツ… 

ⅰ 知識(事例1〜4の知識+文章の書き方+自分の解き方)の習得後に過去問演習
⇒知識は十分なのに結果が悪い場合、自分の不得意な事が見え対策が        打てる。 〜読解力不足?文章力不足?解き方が自分に合ってない?〜

ⅱ 同じ問題を繰り返すより、新規性を大切にする
⇒一次と違い、暗記力を試されている試験ではない。
『思考力、説得力、分析力』等を試されているので、出来るだけ多くの引き出しを 増やし、あらゆる問題に柔軟に対応出来る準備をするべき

ⅲ 時間配分の徹底。

⇒書く内容がわかっていて時間が足りず書けない、というミスが一番悔しいし、 時間不足による尻詰まり文章は採点者も直ぐ分かる。

ⅳ 回答欄は9割5分以上埋める。

回答欄は作問者が解答に見合う文字数を設定して作られている為、9割未満では解答を読む以前に何かしらの不足を疑われ心象が悪くなる。

ⅴ 本文を読むのは一度、書く事に時間をかける。
(私流解き方)
設問解釈&記憶(5分)⇒本文解釈&設問の該当箇所に下線(10分)⇒一発目に下線を引けなかった設問の該当箇所に下線&類推&メモ(15分)⇒書く(45〜50分)⇒全体チェック(1〜2分)

本番2週間前にこの解き方に行き着き、そこから時間が足りなくなる事が無くなった。

ⅵ 問1から順番に解く。
⇒作問者の意図が掴め、解答に一貫性が出易い。
解き易い問題から解くと、全体の流れ•纏まりがボケてしまいやすい。

 

ⅶ 勉強会に参加する。
⇒自分のレベル感を掴める。(相対評価の試験なので自分のレベル把握は大切)

⇒自分の解き癖や見落としがちなところが見える。

⇒他人の良いところを真似できる。

⇒モチベーションの維持になる。

⇒「自分だけが出来ない」を無くせる。

⇒自分の弱み、強みが分析出来る。

4.反省点…特になし
5.二次合格の秘訣…ずばり文章力を磨くこと。
古い記憶ですが、中1〜中2は読書感想文、中3〜高2は小論文の提出が月1の課題でした。小論は一冊の課題本をルーズリーフ1枚に手書きでまとめるのですが、それが本当に難しく、再々再提出をしてやっと“B+”をもらえるレベル。当時の現代文の先生が常に教えてくれていたことが、
起承転結を意識しろ”“心象上、読み易い字で書け”“何度も読ませる文章を書くな”“10割近く埋めろ”“指示代名詞「それ」「あれ」を使うな”“キーワードを見落とすな等です。 

小論演習をしなくても、読書で活字に触れることや、Twitterでその時々の感情を纏める練習をするのも効果的だと思います。

文章を書く事に慣れることが二次試験ストレート合格の秘訣であり課題だと思います。

<(6)これから受験する方へ>

 

想像出来ない事は達成出来ないと聞いたことがあります。

私は“もし診断士になったら”と求める自分像をかなり具体的に想像し、毎晩イメトレに励んでいました(笑)これはオススメです。文章を書く練習として、

「診断士になったら」をテーマに手書きで作文するのも絶対良いと思います。モチベーションがグーーーンと上がります!

 

<(7)最後に>

予備校の先生方を初め、一緒に学んで来た同志の方、家族や友人に心から感謝しています。少しでも還元出来るよう、学びとチャレンジの姿勢を常に持ち精進していきます。

そして、『診断士になったら…』で毎晩想像していた自分像に1秒でも早く近づけるよう、更なるイメトレ(&実践&勉強)に励みたいと思います!!!

 

いかがだったでしょうか。

ミワさんは“私流”を上手くみつけ、合格されたことがわかります。
失敗や反省を踏まえ、上手く自己分析を行い、それに合った“私流”を作っていたのですね。

また、「診断士になったら」を想像し、モチベーションアップを行うことも、合格に大きく寄与していると思います。

診断士試験は長丁場の戦いですから、いかに最善のモチベーションで一日一日勉強していけるかが、合格へのポイントになります。
ミワさんがイメトレをしながらムフフフフ…と怪しい笑みを浮かべていたことが想像できるようなできないような…。(この辺はあまり書くと怒られちゃいますかね。。。汗)

ちなみに私は怪しい笑みを浮かべていた奴です。

楽しい妄想をしながら、高いモチベーションで学習し、皆さんも合格を手にしてください!

 

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”私流”を上手く作り見事合格!~ミワさん~”へ4件のコメント

  1. きり より:

    ハカセさん
    本当に読みごたえありますよね。
    よく分析され、よくまとまっていて、かつ分かりやすい。
    ミワさん、素晴らしい合格体験記を本当にありがとうございました!

  2. きり より:

    ずーしみさん
    コメントありがとうございます。
    ずーしみさんもそのタイプでしたか笑
    イメトレは大事ですよね。
    特に学習時間が長いこの試験だと、モチベーションを保って勉強することが1つの肝ですからね。

  3. ハカセ より:

    ミワさん、今年これまで一番の読み応えのある合格体験記、ありがとうございました!

  4. ずーしみ より:

    きりさんありがとうございます✨
    最後に”怪しい笑み”とありましたが、
    私もそのタイプです(笑)
    イメトレや文章に書くことは大事ですね!

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