中小企業診断士の勉強をして良かったこと

<今週の道場(予定)>

11月24日(火)  診断士になったら世界が変わる?
11月25日(水)  【2016年合格目標向け】「読む書く考える」の基礎を考える
11月26日(木)  【2016年合格目標向け】財務で心が折れそうな人のために
11月27日(金)  運営管理の知識って診断士になってからどう役立つの?
11月28日(土)  【2016年合格目標向け】財務を好きになる方法

 

こんにちは、牛嶋・寺前・和田法律事務所の弁護士岡崎教行です。
今日は、先週の他の道場仲間の記事に引き続き、合格後の世界、中小企業診断士の勉強をしていて良かったなぁ~、
助かったなぁ~と感じたことについて当職なりの経験をお話ししたいと思います。
ということで、「ゆるわだ」でございます。

まずは現在の当職の状況ですが、現時点でまだ実務補習は受けておりませんので(来年受ける予定ですが、まだ未定)、
中小企業診断士の登録はできておりません。
したがって、中小企業診断士となってみてよかったなぁ~ということは書けないため、標記の題名となっているわけでございます。

1 自分自身のマーケティングを考えるようになった
やはり、中小企業診断士の勉強をして一番良かったと思うのは、
マーケティングについて初級的なところではありますが、
勉強することができたということです。
そこでの勉強を踏まえて、自分診断を行う意識を持つことができました。
当職、弁護士登録から12年経ちますが、現在は、イソ弁(居候弁護士の略)という身であり、
事務所経営にタッチしておりませんが、将来、どのようにしなければいけないのか、どのようにブランド化を図っていくのか、
いろいろと考える視点を持つことができました。
昨今の弁護士業界は合格者が増加したことも一端となり、競争が激化しています。
当職が弁護士になった平成15年当時は、法律事務所に就職できないということは殆どなかったのですが、
今や、3割程度が就職できないという状況のようです。
また、当職が弁護士になった当時の初任給は600~700万円が多かったのですが、現在では、300万円にも届かないという声も聞こえてくる。
そうなると、飯を食っていくには、マーケティングの観点も必要だなと痛感したわけです。
うちの事務所の強みは何だろう?弱みは何だろう?とか。
マーケティングの観点からいうと、うちの事務所は、伝統のある労働法務専門事務所の1つであり、すでにブランド化は図られているなと。
じゃあ、事務所の肩書を取ったときに自分個人として、どのようにブランド化を図らなければならないのだろうとか、
色々と考える作業をするようになったわけです。思考が多面的になったなぁと自分自身実感しています。

2 お客様が教えてくれる業務の内容が理解しやすくなった
使用者側の労働弁護士の場合、多くの紛争が、解雇(雇止め含む)、未払い残業ですが、
例えば、解雇をする場合には、当該労働者のパフォーマンスが悪いということが争点になることが比較的多くあります。
パフォーマンスが悪いということを裁判所にも理解してもらうためには、
当然のことながら、当該労働者が従事していた業務の内容を理解してもらう必要があります。
例えば、一口に営業といっても、会社によって営業の内容は異なるものです。
裁判所に業務内容を理解してもらうためには、まず、我々弁護士がその内容を理解しなければなりません。
そして、それを文書で判りやすく説明する必要があります。
先日体験したのは、品質保証部の従業員の業務内容。
品質保証って、なんとなく業務のイメージはつくのですが、具体的に説明となるとなかなか難しいですよね。
その道のプロであるお客様から、手取り足取り教えてもらうのですが、
運営管理であったなぁ~と思い、スピードテキストの運営管理を片手に、その業務って、これですか?と聞きながら、理解をしていきました。
ほかにも、あるシステム関連の業務についても、スピードテキストの情報システムを片手に、説明を受け、準備書面に書きました。
このように、中小企業診断士の勉強をしていて、業務の内容の理解が促進したような気がします。

3 中小企業診断士の友人が増えた
当職の場合、弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士、行政書士の先生方の友人は数多くいるのですが、
中小企業診断士の先生で知り合いという方は正直いませんでした。
中小企業診断士の勉強をすることで、受験生でも友人ができ、一発合格道場に参加させていただいたことでも
中小企業診断士の先生方の友人が爆発的に増えました。
しかも、同じ試験を受けて合格した方々なので、話が妙に合うんですよね。

4 日本の企業のうち99.8%を中小企業が占めていることを初めて知った
世間知らずの弁護士だなと思われてしまうかもしれませんが、
中小企業診断士の勉強を始めるまで知りませんでした。
中小企業が日本を支えているということはよく新聞等で読んではいましたが、実感が沸いていませんでした。

5 日経新聞の「新興・中小企業」欄を読むようになったこと

日本経済新聞を読んでいるのですが、中小企業診断士の勉強をはじめるまでは、「新興・中小企業」欄は読み飛ばしていました。

しかし、中小企業診断士の勉強を始めてから、読むようになり、これが結構面白いことに気づかされました。

ほんと、中小企業診断士の勉強をはじめて視野が広くなりました。

以上が、中小企業診断士の勉強をしたことでよかったなぁと感じたことです。

 

で、最後に。。。ちょっとばかし宣伝を(笑)

11月20日、日本法令から、書籍を出させていただきました。
題名は、「使用者側弁護士からみた標準中小企業のモデル就業規則策定マニュアル」です。

当職のボスである寺前隆弁護士、妹弁である宮島朝子弁護士と一緒に書きました。

アマゾンはこちら(アマゾンは一時的に在庫がないようなので、日本法令からお申込みいただくと早いかもしれません)

日本法令はこちら

これは、就業規則の整備が進んでいない中小企業に焦点を当てて、どのような就業規則を策定するのが良いのか、
身の丈に合った就業規則を策定するために考えるべき点は何かを意識して書きました。
主なターゲットとしては、
中小企業の経営者、中小企業に関わる士業全般(もちろん中小企業診断士も含まれます)です。

中小企業診断士の勉強を始めたことによって、このような着眼点を持つことができたと感じています。

その思いについては、書籍の「はじめに」を読んでいただければと思います(はじめに①はこちらはじめに②はこちら)。
ご興味がありましたら、ご購入をご検討いただければと思います。
ちなみに、多くの友人からサインを(笑)なんて話もいただいてますが、サインは恥ずかしいので遠慮させてもらってます。。。

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