【企業経営理論】珍しくテクニカルな話をする「七夕すぎる」紫雲和尚の巻。

さて、1次試験まで1ヶ月を残すのみとなりました今日七夕の日、いかがお過ごしですか。
和尚でございます。

思えば、この道場ブログ、花祭りやら七夕やらこの和尚に
「日本の伝統行事の日」
ばかり回ってくるのも、domestic的な和尚に関わる何かの因縁でございましょうか。
ちなみに海外なぞ1度しか行ったことは有りませんが、日本の都道府県は全て足を踏み入れたことはございます。

この七夕祭り行事について、和尚、何か申せ!とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
ですので、一つだけ申し上げます。

こちら名古屋を含む愛知県では七夕祭りが盛んでございまして、
名古屋市円頓寺
一宮市
安城市
などで盛大にやるのですが

7月7日以降に七夕祭りを行う

のです。(今調べたら、仙台も8月、平塚は7月5日に終了)

これは
七夕祭りの需要変動性(正確には供給変動性、でしょうが)に対応したサービスマーケティング
であることは自明ですね
具体的には、7月7日には七夕の供給が多いため、七夕祭りは供給過多になってしまいますが、8月にやれば稀少性が高まり、需要が喚起されますよね。
ただし8月第1週にはほかの祭りとの競合も気をつけねばなりませんが。ちなみに和尚の地元、桑名市、四日市市、鈴鹿市、津市、すべて市を挙げての夏祭りは8月第1週に行われるので、競合が激しすぎ、桑名の石取祭、地元をキャンセルして初めてみたのは大人になってからでした。

ただ、和尚、個人的には8月の七夕祭りって、
「六日の菖蒲、十日の菊」
ということわざを思い出してしまうのですが。こんなことはどうでもいいですのでサービスマーケティングの分類、きちんと押さえておきましょう。

さて本題(の前座か?)
試験まで差し迫った読者の皆さんにとっては、合格した道場のメンバーから
・気合い系
・応援系
の記事で
「よし!俺も再度気合いをいれるぞ!」という気持ちを喚起させるような読み物を期待されているかもしれません。

が、そこは6代目道場メンバー最高齢(精神年齢は一番「こども」かも)かつあまのじゃくナンバーワンを気取る和尚、
そういう意味での記事はあしたの「なご記事」までお待ちください。もしくは、昨日の「きり記事」をお読みください、そういった期待を裏切りませんゆえ。
(こんなこと書くと二人に怒られます、真面目に書け!って)

今日は、先日の模試の話題も全くせず
「テクニカル系」
のお話をしたいと思います。それもあまり6代目のお仲間のみなさんが書きたがらない「企業経営理論」のお話を。

私めが一昨年、経済と経営を落とし、この2教科に専念して1年勉強してきたことはいつぞやお話いたしました。経済については隅つつき講座でやりましたが、経営については隅つつき「労働法務」の話ではなく、王道の話を本日いたします。
すべて、去年の企業経営理論の問題から抽出します!

1.テクニカルターム(専門語)の罠
この教科に限らず、「文章の書いてある意味が読み取りにくい問題が多い」のが中小企業診断士の1次試験の、特に企業経営理論の問題の特徴。
さらに、ここに「そんなの勉強してないぜぇ!!(泣)!!」っていうテクニカルタームを混ぜ混ぜしてくる、という変化球でもって受験生を煙にまく、知っていればなんてことのない選択肢だったり。。。

ちなみに、去年(H26)の問題から和尚が初見だと思ったタームを抽出すると
第8問 承認図方式
第13問 ISO26000、JIS Z26000
第14問 クラン・コントロール
第15問 レイモンド・マイルズとチャールズ・スノー(人名)。彼らが提唱した経営戦略。
第22問 SHRM(戦略的人的資源管理)
第29問 5Ps
第30問 の② フルネスト(③のDINKSは知ってた)
第33問 海外宛マーケティングのプロセス

和尚は独学なので、もしかしたら通学の方や通信の方はこれらのタームや概念は出てきたかもしれません。

では、これらのタームが出てきた時に、どうするか。
それは・・・
「んなもん、この俺様が分からんのだからだれも分かるはずない!!!!」という
「大胆な開きなおり」
が大事です。
いま見直してみれば14、22、30-②、33は落としておりますが、それでも正当率5割になってます。知っていれば取れた問題もありますが、知らなくても解けるということでしょう。

ただし、注意していただきたいのは
和尚が徹底的に勉強した労働法務では、わからないタームはひとつもなく、かつ満点である
というところ。
まだまだ、時間は残されており、タームを理解する時間は残されているはずです。ゆえに1問でも問題を拾うべく、今の時点では努力したいところです、企業経営理論に限りませんが。

専門用語の罠のまとめ
テクニカルタームを覚えて(というより、触っておく)得点の可能性を上げる。
ただし、実際に出た場合には、大いなる開き直りで対処。(動揺は絶対に禁物)

2.「一句の大切さ」
こどもの頃からミスの多い、この和尚。
あれほど、読み飛ばししまいと
「この試験、読みとばしなく、一句に気をつけよう!」と思いつつも、全く機能しなかった問題が2問あった・・・。
この「の大切さ」ほんとうに過去問をやってて思ったのだけど、5こくらいの選択肢の中で、一語、一句だけ「違った語句」を入れられてしまうと、読み飛ばしてしまうんですよね。はい。よくもそんなので2次試験通ったなとも思うのですが。ただ2次試験は文章に流れがあるので読み飛ばしたとしても、読み進めるうちにどこかで違和感を感じられるのですが、1次試験の選択肢はすべて個別の事象が書いてあるので、アとイには全く関連性のないことが多く、流れで「なんか誤読してるぞ」というブレーキがかからないことが多いのです。

ここでは、和尚が実際にH26の企業経営理論でやらかしたミスを
人の振り見てわがふり直せ
・他山の石

としていただきたく、大いなる恥をさらさせていただきいましょう。

1つめ。
第9問、間違いを選べ。

ア(前略)製品が市場で勝ち抜くことを阻む「死の谷」・・・(後略)

はい、これだけで切れますね、製品が市場で勝ち抜くのは「ダーウィンの海」であって、製品開発段階から事業化段階への谷が「死の谷」で、ここは一発で切れる。これも見逃して、わざわざこの問題難しく考えて誤答となってしまっています。

2つめ。
第32問、間違いを選べ。
ウ ブランドエクステンション(ブランド拡張)とは、製品カテゴリーにおいて確立されたブランド名を「同種の」製品カテゴリー内の新しい製品に活用することである。

あのさ、同種の製品に一緒のブランドつけても、拡張しないじゃん、まじで。

恥ずかしい実際の和尚のH26の問題用紙見てください、

ウに大きなマルをつけております、バカかこいつ。

(一句の大切さのまとめ)
上記の2問はあとから考えればサービス問題とも考らえます。だって語句をきちんと覚えてさえいれば、「あれ?」って感じるアンテナが反応しますやん?
ある意味「感度」「感性」の問題とも言えるかもしれませんが、この選択肢のなかで、ほんとに「一句」しか違わない問題(で和尚が間違えたの)がこの2問。

逆に、和尚が一句でGETした問題、
23、31です。

もう一度言います
「企業経営理論は、一句が大事!!!(特に間違いを選べ系)」

他にも多数、テクニック的なものはあるかもしれませんが、和尚が感じるところは上記の通り
といいながら、実践ってやっぱり難しいもんですね、上記の通り、5割は間違えてるし。

この期に及んでですが、また繰り返しになりますが、試験まであと1カ月あります。
1.2.に共通して言えることなのですがこの間にできる限り

「専門語」の正確な理解

を追求しましょう。上記のとおりすぐに切れる問題は毎年必ず数個は存在します。しかしながらこの「正確な」理解がない限り、選択肢を切ることができないと思われます。私はこれを過去問にてトレーニングしたつもりだったのですが、それでも5割くらいの正答率しかございません。まだまだがんばれるし、そういった意味では1次試験は試験当日でも詰め込みがきく試験かもしれません。

合掌。

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