【合格体験記】「先週の自分」と闘い続けて合格! ~なごさんの場合~

こんにちは。マイマイです。

 

合格された皆さま、改めておめでとうございます

昨日に引き続き、読者の皆様から寄せられた「合格体験記」「未合格体験記」を掲載いたします。

第二回目は、お仕事が本当に忙しい中、苦労して勉強時間を確保して見事に合格をつかみとった、なごさんです!

 

寄稿ここから

合格体験記

今回、なんとか診断士試験合格を勝ち取ることができましたなごと申します。

何よりもまず、この合格道場の皆様の執筆に支えられて今があると心底感じており、心より感謝申し上げます。

今はこれまでの自分を改めて振り返えることで、これから歩む道を考えていきたいと思っています。

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●受験の経緯

現在の会社に入社して16年、人事部、経営企画部などを経験し、出向先では小さいなりにもマネジメントにも取り組み始めた38歳。

そんなとき、ふと思ったのです。

  • 「40歳になったら自分は何をしているのだろう?」
  • 「40歳になったとき、自分は何が出来るだろう?」
  • 「そもそも、どんな人生を歩みたいんだっけ?」

将来に向けた自分投資が出来ていないことを認識し、40歳までになにか自分の中で成長しようと考えたのが、すべての始まりです。

 

具体的な目標は「宅建」「中小企業診断士」

元々「ヒトを幸せにしたい」という想いを昔から持っており、その自分なりの答えとして、この二つの資格取得を目標に定めました。

宅建を9か月ほどで取得し、合格したその日に、中小企業診断士の申し込みをT○Cに行います。

 

ちなみに会社には受験することを伝えませんでした。

「あいつは勉強が忙しいから、仕事がおろそかでもしょうがないな」

と言われたくないため、あえて隠しました。

 

●1次試験

最初の授業は10月末。もう授業では企業経営理論が終わっていました。

状況を打開するために情報収集を試み、たどり着いたのがこのブログです。

「橋げた理論」に基づき、もっとも苦手である財務に集中。その後も科目が進んでいくごとに、1科目ずつこなしていきます。

科目終了時の答練が短期的な目標地点。

結果はパソコンに一覧表とし、自分の立ち位置を確認します。

 

あと意識したのが「先週の自分との闘い」

勉強を始めた時から、毎日机に座った時間をパソコンで管理しました。“

先週の自分”と“今週の自分”で勉強時間を比較、自分自身と競うことで、孤独になりがちな自分のモチベーションを管理していました。

 

●1次試験直前期

私はサービス業に従事しています。そのためゴールデンウィークなどは全て出勤です。代休もありません。

むしろ法定休日の確保すら難しいのが日常です。

勉強開始当初、「このくらいのハンディでも勝てなければ2次は勝てない」と自分に言い聞かせ、勉強に取り組んでいました。

でも直前期はさすがに辛い。

  • 「過去問たて解き」
  • 「ABは必ず当てる」

など、このブログのコメントを実行することで苦手強化を中心に意識して学びました。

逆に業務に関係のある「企業経営理論」「運営管理」は自分の業務の学びの延長として取り組んでいました。

結果は、苦手な財務が70点を超えたほか、経済や法務、中小など学びに苦しんだ科目がそれなりの点数を重ねたのに対し、企業経営理論と運営管理は60点以下。

「会社でのお前の知識なんてまだまだと宣告された気分でした。

でも合計で450点を越え、なんとか2次に進みます。

 

●2次試験(1回目)

1次合格後も、相変わらず会社は休みが無い状態。

8月は1次試験当日、9月は2次公開模試の日以外は会社が休めませんでした。

勉強も追いつかず、残念な結果に終わります。

成績は「ACCA」

試験終了後は、問題すら見たくない状態で、あえて試験と距離を置きます。

10月末から一年近く、ずっと走り続けてきたため、自分の中で一度「緩める」必要があると感じていました。

ちなみに1年間の勉強時間は1,122時間でした。

≪1年目の勉強時間推移≫

10月      7.5時間                             5月        117.0時間

11月      86.5時間                           6月        113.0時間

12月      71.0時間                           7月        131.0時間

1月        64.5時間                           8月        96.0時間

2月        67.0時間                           9月        100.5時間

3月        81.5時間                           10月      109.5時間

4月        77.0時間                           計           1122.0時間

 

●2次試験(2回目)

改めて勉強を開始したのは翌2月

徹底的に過去問に取り組み、結果的に5年間分を13回ほど解きました。

ちょうど7,8回目くらいでしょうか、時期としては6月ごろ、なんだか急にひらめく瞬間があり、自分なりの解き方の作法を大きく変更します。

予備校での点数はずっと平均点以下をさまよっておりましたが、解き方を変えてから、点数は伸びないものの、自分なりの納得感は格段に出るようになりました。

また、2次公開模試が終わり、予備校のカリキュラムもすべて終わった9月末、今まで自分でも気が付かなかった単語が、急に与件文から浮き出して見えるようになり、そのあとは解くたびになにかしらの気づきがありました。

でも9月末では実力を試せる模試や答練などはすべて終わっていたため、自分の力が確認できる場所は一度もない中、2回目の2次試験に突入します。

 

試験当日、必死に4事例と向き合い、終わったときの感想は下記の一言。

「1年前の自分には、この答案は絶対書けなかった」

 

試験終了後、終わった後の満足感はすごくありました。

これで落ちたら「もともと自分には届かない試験だったと思おう」と心の底から思いました。

そして結果、合格することができ、今の自分があります。

 

今回の成功要因を挙げるとすれば、このブログの力を借り、短期間での目標設定を持って取り組めたところ。

1年でなく、2年間学べたことは、結果的に自分自身を成長させ、大きな糧になったと改めて感じています。

 

寄稿ここまで

 

なごさんは、通常の受験生が集中して勉強時間を確保できるGWもお仕事、通常の休日も確保しづらい状況でした。

そんな中、目標・結果や勉強時間の「見える化」を実践し、自分の状況や立ち位置を把握し、常に「自分との闘い」を意識することで、モチベーションを保ってきました。

二次試験当日の

「1年前の自分には、この答案は絶対書けなかった」

この言葉は心に響きました。

 

長期の夢、目的を定め、短期の目標を決めてクリアしていく。

最後は自分を信じる。

新たなスタート、リスタートの方も再度この原点に立ち返ってみてはいかがでしょうか。

 

なごさん、心よりおめでとうございます!!そして、ありがとうございました★

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【合格体験記】「先週の自分」と闘い続けて合格! ~なごさんの場合~”へ4件のコメント

  1. なご より:

    マイマイさん
    私の稚拙な記事を掲載していただき、ありがとうございます。また見やすく体裁など整えていただき恐縮です。今後とも宜しくお願い申し上げます。

  2. なごやのにわ より:

    紫雲和尚様
    コメントありがとうございます。今回、合格されたとのこと、嬉しく思います。新たな出会いが今後、お互いに広がると良いですね。

    たっしーさん
    コメント、ありがとうございます。地域を幸せにしたいという気持ちを共に共有でき、すごく嬉しいです。
    私は一発道場は多くの診断士の卵を育てるインキュベーターだと思っていますが、それがひいては地域の人たちを幸せにする人材の輩出につながると思っています。
    全てはみんなの笑顔のために。今後とも宜しくお願いしますね。

  3. たっしー より:

    なごさん(*^_^*)
    昨日、お会いできました、たっしー(チラシ制作の仕事)です!
    昨日は、自分にできることで地域に貢献したいという思いを共有できて嬉しかったです(*^_^*)

    ご本人にお会いしてから合格体験記を読むと、感動もひとしおですね!
    今後も皆さんのために、頑張ってください(*^_^*)

  4. 紫雲和尚 より:

    なごさま
    こんばんは。

    なごさまが、●様とは知らず、
    一緒に飲んでいる中で、こうしてコメントするのは恥ずかしいのですが、
    計画的に勉強されて、合格をGETされたのは、ある種当然だと思いました!!

    2月からもよろしくご指導ください。

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