「運が良かった」と「合格できなくてゴメンナサイ」はナシで

こんにちは。3215です。

12月に入って、関東地方もグッと冷え込んで参りました。

そして、いよいよ…というか、ようやく…というか、診断士二次筆記試験の結果発表まであと1週間となりました。

もう40日以上前のことで、その時の解答や雰囲気なんて既に忘却の彼方に…なんて感じの方も多いかもしれませんね。

僕自身がそうでした

 

僕は少し長めに受験生期間をとっていましたので、受験指導等に携わる講師の方々とお話しする機会が割とあったりします。

また今年はこうして受験生の皆さんに情報を発信する機会に恵まれて、たくさんの受験生の方とお会いしたりお話しすることができました。

その人たちが押しなべてみんな素晴らしい人たちばかりでビックリ。

こうしたご縁というのは診断士試験の受験を志さなかったら、診断士にならなければ、決して得られなかったものです。

それだけでも「診断士を志して、そして診断士になれてホント良かったなぁ」と思うのです。

 

先日も受験生時代にお世話になった方と話をしてました。

今年の二次試験のこと。僕が診断士になってからのこと。これからのこと…。

そこでこんなことを話していたのがちょっと印象に残りました。

「二次の合格発表があって、その結果を報告してくれるのはとても嬉しいんだけど、合格した人って割とみんな「運が良かったです」って言うんだよね」と。

「いやいや、合格したのは運じゃなくて、自分が頑張ったからだろうと? で、そこには俺(講師)もちょっとは関与してるだろうと?(笑)」

 

確かに診断士二次筆記試験は捉えどころがなくて、各受験校の見解もバラバラで、自分の「デキ感」はとても実感しにくいです。

試験終了直後に合格を確信できた方はホント少ないと思います。(いないわけではないです)

それでも、それなりの時間と工数をかけて試験対策をおこなってきたはず。

そこには少なからず犠牲にしたものもあったでしょう。

その「成果」を試験当日にキチンと残してきた人だけが、上位20%前後の成績で「二次筆記試験合格」という結果を得られるのです。

そして、その下80%前後の人たちが「何としても合格したかった人たち」で、その人たちは自分以上の努力やコストをかけているかもしれません。

で、もちろん努力やコストをかければ合格できる類のものでないことも知ってます。

決して「運」では合格できないのです。

どうぞ、皆さんが二次筆記試験を通過した暁には「運が良かった」なんて言わず、大いに誇ってもらいたいと思っています。

 

また、この話を聞いていた時に、僕が受験生の頃に感じたよく似た話を思い出しました。

二次筆記試験の結果発表を受けて、それが本意なものでなかった場合でも、やっぱりお世話になった方々にご報告とこれまでの感謝の言葉を伝えに行ったりします。

そこで、これまで親身になって応援してくださった講師の方などに「合格できなくてごめんなさい」とお伝えしていました。

その度に相手は何とも言えない残念そうな表情を浮かべて「いやいや…」なんて言って話を取り成します。

その表情を見て僕は「あれ?どうして「ごめんなさい」なんだろう?」と思ったのです。

 

こんなに応援してくれたのに、結果を出せなかった…そのことは本当に申し訳ない気持ちなのです。

けど、この「ごめんなさい」を先生は本当に聞きたいのだろうか?

これを聞いた先生はどんな気持ちになるんだろう?

ひょっとして、この「ごめんなさい」は自分の気持ちを落ち着かせる為に言ってるんじゃないの?

いや、「気持ちを落ち着かせる」というより、「落ち込んだ自分の気持ちを軽くするため」に言ってる…?

そんなことを考えて、以降はこの「ごめんなさい」を言わず「来年、リベンジします」とだけ宣言してました。

そして、この「ごめんなさい」は合格した時の「ありがとうございました」に凝縮しようと。

 

この話はきっと人それぞれなんだと思います。

同意できない方もいらっしゃると思います。
(実際、飲み会の席でこの話をすると「それは違う」と言われたりしてます)

 

今回、僕が言いたかったことは、あと一週間後に出る「結果」に対して、喜ばしいものであれ、本意でないものであれ、じっくりと真摯にハラに落として欲しいなぁと。

運が良かったなんて自分を過小評価せず。人に「ごめんなさい」ということで自分の気持ちを軽くしようとせず

 

「空の色が違って見える日」はあきらめさえしなければ必ず訪れます

けっこうすばしっこいですけどね。

毎年、二次筆記試験を受験した人の20%前後の人が無事捕まえて、80%前後の人たちが来年以降にその機会を待つのです。

一次試験を申し込んだ人から考えれば、今年見ることができるのは20,000人弱の中から1,000人前後。

僕は足掛け5年かかってようやく捕まえました。

結果はどうであれ、来週のこの日が皆さんにとって「あたらしい」日になります。

3215

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「運が良かった」と「合格できなくてゴメンナサイ」はナシで”へ2件のコメント

  1. たなち より:

    3215さん、こんにちわ。
    試験直後は急に遊べって言われても無理だわー、と思っていたのに、瀬戸内海に向かって釣り三昧で過ごしているうち試験を受けた事すら忘れてしまいそうな今日この頃。
    このまったりした期間がずっと続くのもいいなあ、発表なくていいのに、などと考えてしまいますが、不合格だったら受験生に復帰できるのか?もし受かってたら実務補習についていけるのか?と心配になってきました。
    どちらにしても今年度の締めくくりで、道場の皆さんへの報告を兼ねて体験記を書こうと思っているのですが、どのようにお送りすれば良いのでしょうか?
    このまったりした週末も今日で最後なんですよねえ。来週が恐ろしい。

    1. 3215 より:

      >たなちさん

      コメントありがとうございます。
      試験後の「気の抜けたコーラ感」をまったり満喫されたのですね。(ノω`)
      こういうまったり感を実感出来るのも、それまでに頑張った過程があるからこそ。
      たなちさんのいろいろな心配ごと?は僕もよくわかりますよー。

      体験記、送っていただけるのですね。
      僕もたなちさんがこの一年どのように過ごされたのかとても興味深いです。
      まもなく記事でも詳細の募集があるかと思いますが
      以下、昨年の募集要項に沿って転載いたします。

      対 象:H26年度2次試験合格者および筆記試験受験者(未合格者)
      ⇒ 年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問
      原稿量  :自由。目安として最高2,000字(原稿用紙5枚)程度
      特典   : 「一発合格道場」ブログ上で随時公開。
      応募方法 : webmaster@rmc-oden.com までメール

      どうぞ最後の一週間も有意義にお過ごしくださいね( ´ ▽ ` )ノ

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