財務会計を得意にしてストレート合格を狙う
こんにちは、実務補習の調査や資料作成に追われているwackyです。
先週木曜から実務補習が始まったのですが、ここでも色々な出会いと発見があり、充実した毎日を送っています。診断先の社長さんも本当にバイタリティある人物で、圧倒され通しです。大変なことも多いですが、何とか最後までやりきろうと思っています。
さて、今回は財務・会計に関してです。
ストレート合格には「財務会計」が得意だと有利だということはお分かりかと思います。
我が道場執筆陣でも殆どのメンバーが財務会計(事例Ⅳ)を得意だと公言しています。
ストレート生にとって2次対策は、解法を身につけるには時間が足りないこと、事例問題の本質が見えにくく得点がブレやすいという、不確定要素があります。
しかしながら事例Ⅳは他の事例と異なり、1次の知識で充分対応できることと、得点を安定させることができるという点で、ストレート生の武器になりやすいと考えられます。
というわけで、今回は財務会計を得意とするための勉強法について、自身の経験を元に記事としてみます。
1次対策、2次演習ともに安定した成績を収めています。特に2次演習では他の事例は上と下を行ったりきたりでしたから、その特徴がハッキリとわかります。なお、実力模試と実力完成④は5月ごろに行った事例なので参考までに
それでは私の勉強方法を紹介したいと思います。
1.基本講義期
私は会計知識は全くのゼロでしたので、財務・会計の講義が始まる前に簿記3級を勉強していました。基本講義が始まってからは、TACから配布された計算問題集のA,Bランクを何度も繰り返し解いてました。わからない問題は、解説を読みながら時には計算式を丸写ししながら覚えるまで繰り返していました。私は投資の経済性計算やCF計算書のあたりが苦手だったのですが、同じ問題を何度も繰り返すうちに解法のコツが理解できたように思います。特にCF計算は、直接法、間接法どちらでも計算できるように同じ問題を覚えるまでやりました。
2.基本講義終了後~直前期前
この時期は先ほどの計算問題集とスピード問題集を繰り返していました。計算問題集はB,Cランクを中心にスピード問題集は、最初に一通り解答しその後は苦手意識がある分野や間違えた問題を繰り返していました。
毎日少しずつでも問題を解くようにして、解法のコツを忘れないようにしていました。
特に経営分析の公式やCF計算は油断するとすぐに忘れてしまうので、なるべく短い間隔で問題に触れるようにしていました。
3.直前期~1次試験まで
直前期からは過去問と集中特訓 財務会計を中心に問題をこなしていました。この時期は計算問題を繰り返すだけではなく、知識・理論を確認する意味で基本テキストを何度か通読していました。
この頃にはほぼ苦手な領域はなかったので、同じ問題を何度も繰り返し解いて解答力を落とさないように気をつけていました。ただ他の科目とのバランスを考えて学習時間は最小限に減らしていました。
4.まとめ
財務会計の得点力アップに必要なことは何でしょうか?
①解法を身につける
これは公式を覚えることとは似ているようで異なります。解法がわかっているということは、与えられた問題文からどのようなプロセスでどの値を使って解を求めるかが理解できているということです。
これは同じ問題を何度も解いたり、解説のプロセスをなぞったりすることで身につきます。
②計算力をアップさせる
財務会計は他の科目と違い時間との戦いという側面も持っています。だから正確な解答プロセスや知識・理論を身につけるだけではなく、早く解を導き出すという技術も必要です。以前ハカセが紹介した秒殺テクニックも重要になってきます。
また、早く解を導くためには①の解法が身に付いていることが重要です。
例えば私の場合、問題文を読んでいる時に解答プロセスを思い浮かべていました。そして問題文を読み終えると同時に計算を始めていました。こうすることで時間短縮を図ることができました。現に財務会計の答練や本試験では一度も時間が足りなかったことはありませんでした。
結論としては、財務会計はコツコツというありきたりなものとなってしまいました。受験校や合格者が口をそろえて言うことなので、そのとおりだと思いますし、私の実体験からもそれは有効だと思えます。だからやっぱり何度も繰り返して、解法を身につけ、さらに解答スピードをアップすることで財務会計は得意にできるのではないかと思います。財務会計が得意になればストレート合格を視野に入れることができます。是非財務会計を得意科目にしてください。
by wacky