二次試験における失敗談と「最後まであきらめない」ということ
こんにちは。ハーンです。
今日を含めて二次試験まであと10日。ついこの前、一次試験が終わった後のOPEN DAYのコメントを書いたような気がしていますが、本当に早いですね。
さて、二次試験前に私が記事を書くのは今回が最後になると思います。
次に書く記事は二次試験が終わった後、ということになります。
よって、主に今回は本試験で失敗談を含めた留意事項、そして試験に向けての気の持ち方について書きたいと思います。
多少なりとも参考になれば幸いです。
◆消しゴムは力を入れすぎないように◆
私が最初に言いたいことというか、お話しすべきことが、これです。
忘れもしない事例Ⅲ。時間の半分くらいは過ぎてたでしょうか。解答用紙に5~6割記入を終えていたと思いますが、書き直しをしようと消しゴムを使ったら、なんと解答用紙が破れてしまいました。
すぐ挙手しましたが、ホント焦りました。マジで。私としては、破れた解答用紙に書いてある分は、こっちを見て!そこから先は新しい解答用紙の方を見てください!私の解答用紙は2枚ってことで。って試験官に哀願しそうになりましたが、そんなことができるわけもなく・・・
当然のように、新しい解答用紙に全て書き写す羽目になりました。
今思うとそれなりの極限状態だったと思いますが、意外と冷静でした。書き写すのに仮に5分ロス。もともと私は、模試の後は70分、悪くても75分で事例を解くようにしていたので、普通にやれば5分余る、最悪でも時間内に収まるから大丈夫、と思い直しました。
実際には、リカバリーできましたが、こういうことがあると、ぶっちゃけ焦ります。私は下書きなどせず、いきなり解答用紙に回答を書いていくタイプだったのでそれなりに消しゴムも使いましたが、「消しゴムは丁寧に使いましょう」急がば回れ!です。
それでも当日、同じことをしてしまった方。他のトラブルに見舞われた方。70分や75分で事例を解くようにしていない?それなら、過去に解答用紙が破れても受かった奴がいるので大丈夫。と思って対処してくださいね。
◆もう一度、試験案内を読んでみては?◆
昨年の事例Ⅱ。電卓を使った方がベターな問題が出ました。電卓を使うのは事例Ⅳのみって思い、机上に電卓を出してなかった受験生もみえたようです。
私は、全ての事例で電卓を出していました。使わないであろう定規も含めて。
というのは、「試験案内」に使えるものが書いてあったからです。よって事例Ⅰから同じものを出していました。仮に私が電卓を出してなければ、挙手をして試験官に電卓を取り出す旨を伝えると思いますが、焦ることにより集中力が散漫になるリスクを考えると最初から出しておく方が正解だと思います。
実務補習のキャパを考えると、合格者は1,000人くらいではないかと想像しています。(ここ数年でも合格者が1,200人超えた年が1回あったと思いますが)
よって、なりふり構わず合格者は例年通り2割程度とすると、昨年の事例Ⅱのように予期せぬことが起こるかもしれません。
なお、「試験案内」は診断協会のホームページにもありますので、ザッと目を通されてはいかがでしょうか。
◆最後まであきらめない◆
さて、今度は気の持ち方について。言いたいことを一言だけ、とするとやはり、「最後まであきらめない」この一言に帰結するかと思います。
事例Ⅰ~Ⅲについて、私は昨年の今頃、なんとなくではありますが、最初の頃より言いたいことが文字数に過不足なく書けるようになってきたんじゃないかな?って状況でした。
ただし、書けるようになったのかは正直、分かりません。「以前と比べて」って感じでした。
さすがにストレートなんて無理だろうな・・・ってあきらめそうになったことも何度もありました。しかし、あんなにできなかったのに、少しはできるようになってきた・・・
(私は受験仲間がおらず、二次試験は、模試以外は自分で過去問をやり自己採点を繰り返していたため、基本自己評価しかありませんでした)
そんな感触を得たのは試験の一週間前。そこから力が伸びた手応えがありました。正しく言えば、本試験中にも実力アップしている感覚がありました。
ありきたりの精神論ではありますが、「最後まであきらめない」ようにしてください。
特にスト生の方。対策期間が短い分、本試験中も含めて、最後の最後まで実力が伸びる可能性があります。
実を言うと、このサイトで「スト生は本試験ギリギリまで実力が伸びる」って記事を見て、それを励みに二次試験に向かいました。受験生向けのどんなサイトより、過去の諸先輩方が書かれた秀逸な記事よりも、この一言が私には役に立ったかもしれません。
(先代執筆者のみなさま、ゴメンナサイ)
あと何というか、勝負強い人っていますよね。球際の強さって言うんでしょうか。
私など、そういう人を見るとうらやましいなぁって思うのですが。
野球で言えば、地面ギリギリでボールをキャッチできる人。相撲の投げの打ち合いで先に落ちない人。バスケットボールで、相手に押されながらも、(反則されながらも)そのままゴールを決められる人。
これって、まずは言うまでもなく基本スキルがあること。ただ、スキルが似たり寄ったりでも落ちるか拾うかがあるのは何なんでしょうかね。個人的な意見ですが、それは「勝ちたい」という気持ちの強さのような気がします。
勝ちたい=診断士になりたい=その後何をしたいっていう目的は、人それぞれだと思いますが、この勝ちたいという気持ち、診断士になりたいという強い意思が、試験中も含めて最後まであきらめないことにつながるのだと思います。
◆今日の要旨◆
・消しゴムは丁寧に使いましょう。解答用紙が破れると時間のロスになるし、正直焦ることになる。
・電卓は事例Ⅰから出しておく。試験中、予期せぬことがあるといけないので、「試験案内」はザッと目をとおしておくとよいのでは。
・最も大事なのは、最後まであきらめないこと。特にスト生はギリギリまで実力が伸びる。最後まであきらめないこと、その源泉はこの試験に何としても受かりたい、診断士になりたいという強い気持ちでは。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本試験、みなさまがやり遂げた!って言えるように願っています。
そして、みなさまの合格を祈っています!
ハーンでした。