【財務・会計】CVPを得点源に!!
こんにちは、イラサムです
初年度生は、診断士試験の最初にして最大の山場である財務会計の後半戦を行っているところでしょうか??
財務会計では、高い点数を取りに行くというよりも、どうやったら60点を切らないことができるかが合格のカギ!
つまりは、本番までに自分の得点源をどれだけ増やせるかが勝負になります!
そこで、本日は財務会計のなかでも、絶対にはずせないCVP分析について見ていきたいと思います
CVPの目的
本題に移る前に、そもそもCVPの目的はなにかという点を考えてみましょう。思いつくままに書くと次の目的があるのかなと考えています。
◆企業が利益をプラマイゼロにするための売上高を明確にし、赤字解消への戦略に活用する為
◆目標の利益を達成するための売上高を明確化する為(H20-12)
◆損益分岐点比率・安全余裕率を算出し、他社との比較を行う為
実際、出題もH20・H21とで、損益売上高や安全余裕率を求めさせる問題が出題がされています。
これらの問題は、基本公式を知っているだけで、正解の選択肢にたどりつくことができるので、いってみれば絶対におとしちゃいけない問題です!!
変動費と固定費の算出
ところで、診断士試験のなかでは、この変動費(VC)と固定費(FC)とは与えられているケースは多いですが、実際の企業のなかでは、この変動費と固定費を分ける作業というのは簡単ではありません!!
科目ごとに分けるにしても、企業によって科目への費用の分け方は様々なので、企業によって変動費になったり固定費になったりと一概には算出できません
実は、本試験でもこの点から、変動費を求めよという問題が出題されたこともあります。
本日の本題はこちらで、解法を一つ覚えればマスターできるものなので、是非こちらも得点源にしてください。
さてさて、本試験では、H23の一次試験で出題されておりまして、その前はH19のに次試験でも出題されています。
解法は連立方程式です、だいぶ前にやったという人も多いと思いますが、頑張って思い出しましょう!!
H23の問題は次の通りです
【H23-11】
公表されているY社の経営指標は、損益分岐点比率が75%、売上高営業利益率が10%、営業利益が1,600万円である。変動費率として最も適切なものはどれか。
ア 25% イ 40% ウ 60% エ 90%
いかがでしょうか?最初にこの問題を解こうとしたときは、「あと固定費が分れば算出できるんだけどな…」というところでギブアップしてしまいました。
さて、この問題を解くために、知っておかなければいけないポイントは2つあります
1つ目は、“売上げ-VC-FC=営業利益”になるということ
※“売上高-(売上高×変動費率)-FC=営業利益”でも同じこと
2つ目は、“損益分岐点売上高のときの営業利益はゼロ”ということです
詳しくは、問題集の解説を見ていただければと思いますが、解法は次の通りです
結論、2パターンの“売上げと利益”が分れば、VCとFCは算出できます
(H19の二次試験では、2つの年度の売上と利益から算出を求められました)
やり方が分れば、あとは練習あるのみ!!
CVPが出題されたら、ガッツポーズできるように頑張りましょう
by イラサム
ご丁寧に対応いただきまして、有難うございました。参考にさせていただきます。
拳王様
コメントありがとうございます。
まずおススメ問題集ですが、僕の場合はT○Cの事例Ⅳ特訓講座は力になりました。
勉強方法については、あまりコレというものはないことと、拳王様の現状の課題がわからないため、答えるのが難しいです。すみません。
ただもしかしたら勉強方法については下記の記事が参考になるのかなとも思ったので、リンクを添付します。
https://rmc-oden.com/blog/archives/8032
こんばんは。事例Ⅳに関してアドバイス頂きたく投稿させて頂きました。もしお勧めの勉強方法や計算力を養うためのお勧め問題集などがありましたら教えて頂けないでしょうか。宜しくお願いいたします。