【二次試験】採点ってどうなってるの?
みなさん、こんにちは!
せんせいです。
本試験の採点はどうなっているんだろう?
誰しもが気になる、そして不安にも思うところですよね。
今日は私がどのように考えていたか、ゆる~く書いてみます。
あくまで個人的な思い込み、ではあります。
■採点者
作問された先生と、その研究室の数名ではないか、との話を
聞いたことがあり、あながち違ってもいないと推測しています。
気になるのは、①1枚の答案を1人で採点するのか、それとも
②設問ごとに担当を決めて採点するのか、です。
1人ですべて採点するのが最もスッキリしますが、採点枚数と
期間を考えるとさすがにムリそうです。
①だと、採点者によって多少なりとも得点が変わってくる、
答案全体を通しての印象が良ければ、出来の良くない問題の
得点も少し嵩上げされるのかな、と思います(逆もあり)。
②の場合、1つの設問を1人で担当すれば、より機械的な採点が
できるような気もします。
まあ、この辺りは対策のしようがないですね。
■採点基準
国家試験である以上、採点のバラつきを排する為にも、
さすがに採点基準はあるでしょう。
おそらくキーワード採点。
といっても、キーワードそのままでなければアウトではなく、
きちんと意味を解釈して採点してくれていると思います。
結論と根拠等、解答の骨子が書けていれば配点の5~6割は
得点をくれるのではないでしょうか。
残りの4~5割の配点をどうしているのかは難しいですね。
サンプルで百枚程度採点して追加される採点基準もあるかも
知れませんね。
可能性としては、
・与件に答えが書いてあるパターンの問題だと、洩れなく
コンパクトに盛り込めば得点を積み上げられる
・提案型の問題では着眼点に配点があり、もしかしたら
優秀な解答に入る得点枠!?がある
・設問間の整合性等、テーマ・背景に関する記述に得点が入る
等が考えられますが、あくまで妄想。
やはり合格のために目指すべきは「アイディア答案を避け、
複数の要素を多面的に漏れなくコンパクトにまとめて
盛り込み、得点を積み上げる」でしょうか。
■採点調整!?
これもあるでしょう。
事例Ⅳの計算過程を書かせる問題はその典型かも。
事例ⅣのABCD判定がわかりにくいとも聞きますし。
気になるのは合格者をどうやって決めるのか。
①厳格に採点して4科目の得点上位20%程度を合格とし、
その後のABCD判定のために得点調整を実施
②科目ごとに標準偏差を算出、得点調整後に4科目を合算、
得点上位20%程度を合格とする
他にもいろいろな組み合わせがありそうです。
(結局はどれか一つなのでしょうけど)
ある受験校の先生は
「厳格に採点したら60点取れる受験生はほとんどいない。
50点を4つ並べれば合格できる。あるいはもっと低い。」
と仰っていました。
私も「一理ある」と思います。
本試験の最中に「これはヤバイ!」と思ったら、この言葉を
思い出して粘ってください。 私も事例Ⅱがそうでした。
ここで言えることは、多数派の解答の方が得点調整の不利益を
被りにくいと思われること+最後まで粘り抜く、ということ。
■受験生にできること
採点基準などは自分でどうしようもないけれど、つい考えて
しまいます。
自分だけではなく、ココにもありました妄想全開の記事。
「採点現場を想像してみる」 by ひめ
結局受験生としてできることは、得点をいただける答案を
置いてくること。
5,000枚近い答案を少人数で採点する現場を想像すれば、
字が汚く読みづらい答案は厳しくなる、大袈裟に言えば
採点してもらえないくらいに思った方がよいかもです。
それから、ある受験校の看板講師の言葉ですが、
「合格する人の答案は何を書いてあるかがわかるけど、
合格できない人の答案は何を言いたいのかわからない。
はっきり分かれているから合否は大体わかる。」
本試験ではボーダーラインに多くの受験生がひしめいていると
思われますが、採点者の立場に立って、一読して腑に落ちる
答案を書く方が合格しやすいということ。
無駄な言い換えで採点者をふっと考えさせてしまうより、
与件の言葉を使った方が有利なはず。
伝えるスキル、採点者側に立ってみる視点が重要です。
以下のくれよんの記事が参考になります。
そろそろ、そんな時期です。
でも、遅れているからと言って折れてしまうのはなしです。
まずは9月中にどこまでできるか。
まだまだスト生はググンと行けますよ
■おまけ
最近読んだ雑誌の記事で、小学生のテストの珍解答を
特集していました。
《問》鳥は1羽、2羽と数えますが、お馬さんは?
《答》1着、2着
「う~ん…」
by せんせい