【事例Ⅳ】見ないものにはふたをする!~視覚的ポカミス防止術~
こんにちは、イラサムです
先週はTAC模試でしたが、お疲れ様でした
うまくいった方もいれば、そうでない方もいると思います
特に初学者はうまくいかなかったという方が多いのではないでしょうか
ぶっちゃけうまくいかないのは当たり前、改善のために残り1ヵ月半がある
と吹っ切って最後まで走り抜けてください
さて、今日のテーマ事例Ⅳ、しかも個別論点ではなくケアレスミス対策を取り上げます
納得いった方は是非実践をしてみてください
また、おまけとしてCVP分析の簡単確認法も紹介しちゃいます
それでは早速行きましょう
(1)使わないものにはバツ印
財務諸表から間違った数値を持ってきてしまったという経験はないでしょうか
”D社の数値だとおもったら、同業他社の数値を持ってきて使ってしまった”
”平成24年の数字を持ってくるつもりが、平成23年の数字をもってきちゃった” 等々
せっかく計算は合っていたのに、最初でミスしたばっかりに得点にならない
くやしくないですか
じゃあ、どうやって防げばいいのか
僕からの提案は強制的に見ないようにすることです
下の図を見てください
おなじみ、平成23年に出題された財務諸表の形式です
この年は、同業他社の数値の他にD社の1年前の財務諸表が記載されてました
つまりは情報が多い分、間違える可能性も高かったということです
僕の場合は、あえて下のように使わない指標には×印をつけていました
×とすることで、使う情報(この場合には平成22年のD社のもの)だけを強制的に見るようにしたんですね。
おかげで、間違えることは格段に減りました
もちろんCF計算でD社の1年前の財務諸表を使うときは×印は邪魔なので、消しゴムで消してから解くようにしていました
また、逆もしかりで、経営分析をする場合にはあらかじめ使う数値を○で囲んで特徴づけ、他の数値を見ないように工夫していました
(2)数値と言葉をかたまり化
財務諸表だけではなく、問題文中にもたくさんの数値が出てくるのも事例Ⅳでは多々あります。
これもけっこうやっかいで、○○円というのが2つも3つも出てきてしまうといざ数値を持ってくるときに間違ったものを持ってくる危険性があります
そのため、数値と言葉をセットで把握できるように、両方を四角で囲むようにしていました
間違った数値を持ってきてしまうと後で気が付くのは至難の業です(計算自体は間違ってないですし)
なので、気を付けるだけではなく、次に失敗しないようにするための工夫を考えることが重要
気を付けても間違えるときは間違えてしまうので
(3)おまけ、CVP分析の簡単確認術
昨年も出題されたCVP分析ですが、売上と変動費・固定費の3要素さえ正確に出せれば得点できます。実はこれ簡単に確認できる裏技があります
下の図をご覧ください
これは平成21年の第3問からとってきたものです
重要なのは、売上(スタート)と経常利益(ゴール)は書いてあるということになります
そのため、変動費・固定費が間違っていないかは実は簡単に確認できるというわけです
嘘だと思ったら、平成21年の事例Ⅳで実践してみてください
事例Ⅳもみんなができる問題をいかに落とさないかが勝負の決め手になります
取りこぼさない工夫、自分なりのものを考えてみてください
今日も一日頑張りましょう
by イラサム