【合格体験記】 E判定から作戦変更し見事一発合格 ~まっきーさん~
みなさん、こんにちは!うちあーのです。
今日の体験記は、道場の2次試験後オフ会と口述対策セミナーに参加頂いたまっきーさんです。
まっきーさんは、とてもバイタリティに満ち溢れる方で、並み居る道場愛飲家の面々を引き連れ、2次会から3次会と軽快にはしご。
ふと気付けば日付は疾っくの疾うに更新されているけど、まっきーさんは真剣な眼差しでまだまだ語り続ける。
そしてうちあーの、遂に陥落し爆睡@27時。
そんなまっきーさんの痛快合格体験記をとくとお楽しみくださいませ!
===寄稿ここから===
はじめまして、まっきーと申します。
TAC1・2次ストレート総合本科生(通学)を受講し、おかげ様で何とか合格する事が出来ました。この一年間、何度も何度も訪れた道場への感謝(と、2回ほど参加した飲み会での罪ほろぼし)を込めて寄稿させて頂きます。
【診断士を目指したきっかけ】
20代は遊びの延長の様な仕事で楽しくのん気に暮らしていました。
色々な事情から当時の上司が会社を立ち上げ、そこに仲の良かった愉快な仲間達が集合。
しかし、皆経営に関して素人のため一年目からいきなり会社倒産のピンチを迎えてしまいます。(まぁ、当然といえば当然)
あせってビジネス書なるものに手をつけるも知識がなさ過ぎて意味が解からない。
こうなったら誰かに教えてもらうしかない…そうだ!学校へ行こう。どうせなら資格もとれたらお得かも。
こうして出会った診断士試験、真剣なのかふざけているのか、よくわからない理由で学習をスタート。
【一次試験対策】
①講義前にWebフォローで予習しつつスキマ時間にTACでもらったトレーニングで意味のわからない言葉達を自分に馴染ませる。
②講義後にスピード問題集と過去問題集で復習する。
(…王道すぎて申し訳ないです)
講義なりテキストなりでぼんやりと頭に入ってきた知識を問題集でひたすら間違い、解説読んだりネットで調べたりを繰り返していくうちに用語や論点のイメージをちょっとずつ固めてゆく感じ。だから何回も解きました。あとは試験のためという訳ではないですが、いちいち「これ、会社で使えるかな」とか思いながら勉強していました。
ノートは基本的には作らず、直前期になって間違いやすい所などを少しまとめた程度です。
【二次対策】
一次試験終了後まで全く手をつけず、何をやっていいのかもよくわかっていない状態でしたが、とりあえず72事例を解く事前提にざっくりと2ヶ月半の学習スケジュールを作成しました。
そうこうしている内に迎えたTACの2次模試では周りがAランクを目指しつつ一喜一憂している最中、E判定を叩き出しました(笑) 。
最初はある程度事例を解いてゆけば何か掴めると思っていましたが、このままよくわかっていない状態でやみくもに数をこなしても出来る様にならないかも・・と作戦変更。9月の初旬から中旬くらいだったと思います。
【二次対策・改】
①道場記事で情報収集しなおし二次試験を理解する。
②「ふぞろいな合格答案」等を活用し合格した方々の答案を見てレベル感を把握する。
③一番解答例が揃いやすく自己採点が行いやすい5年分の過去問を時間内で納得できるレベルまで何度も解く。
自分の答案をちょっとでも合格レベルに近づける為、赤ペンでツッコミを入れては間をおいて解きなおす、を繰り返しているうちに合格答案のイメージがやっと少しだけ見えてくる様になりました。
プロセスも多少は固まってきたか?・・・とはいえこの時すでに9月下旬。
本番まで一ヶ月を切ってもこんな事をのん気にやってきたおかげで、(全然良い事ではありませんが)試験直前でも手の回らなかった初見の問題(TAC2次本科完成演習8事例)はたっぷり残っていました。
10月に入っても訳のわからない設問に遭遇し、ありとあらゆる大事故を起こしまくり、事例で起きるパニックに対する免疫だけはしっかりついてました。
【最後に】
振り返るとひたすら過去問を繰り返していたに尽きます(苦笑)。
読んでおわかり頂けるとは思いますが、私には元々合格に必要な能力やスキルがあったとは考えにくいですし、二次に至っては周りの人達と同じ土俵に上がるどころか国技館にようやく到着したくらいの状態で試験を迎えました。
ただどれだけ可能性が低くてもゼロじゃない。勝因があるとすれば諦めが悪く、しぶとくこなしていただけです。
もしこの先の受験勉強で何か壁にぶつかった時、そういや落ちこぼれでも努力次第では受かってたなと思い出して、もう少しがんばってみようと思って頂けたら幸いです。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
===寄稿ここまで===
どうでしたか?
何ともドラマティックなサクセスストーリーですよね。
一次対策においては、予習→講義→アウトプットの繰り返し。これはご本人も言っている通り王道そのものであり、道場理論で言うところの、
・予習重視
・アウトプット重視
・ひたすら繰り返し
特別なことをやっているわけではない。
けれど、間違いを繰り返しながらも王道を最後までやり遂げることは生半可ではできないし、それをやり切った先にこそ栄冠が待っていることを改めて教えてくれています。
さらに二次対策においては、当初、二次試験がどんなものか分からずに、一次試験対策同様にとにかく数をこなそうと計画するも模試でE判定。
誰しも失意を感じる状況でしょうが、ここでの作戦変更がストレート合格へのターニングポイントだったと思います。
まず、まっきーさんは失敗後すぐさま合格のレベル感を探しに行きます。
そして自分の解答とのギャップを把握し、そのギャップを埋めるための練習を繰り返す。
繰り返しの内容が、「過去問」を使い「時間内で」というのも深く共感しました。さらっと書いていますが、時間内というのは本試験への対策上非常に効果的です。
くれよんも書いている通り、PDCAのC→Aに至る思考プロセスが肝要。
まっきーさんもCの質が高く、改善点を自分のものにするためのAの量が十分であったことがぎりぎりの国技館入りでも勝ち名乗りを得ることができたのでしょう。
では、どうしてそれを実現できたのでしょうか?
振り返ってみると、オフ会深夜、睡魔で意識が遠のく中、まっきーさんが
「仲間と立ち上げた会社を危機からどうしても救いたい!」
と思いの丈を語ってくれていた記憶が蘇ってきました。
受験勉強を始めた時の熱き初志があったからこそ、苦境に直面しても諦めずにしぶとく切り抜けられたんじゃないかなぁ、って思います。
Ciao!
By うちあーの