【GW】逆算の学習計画

こんにちは。こぐまです。

一次試験まであと119日です。
今日から8月4日までの中日程ガントチャート風に、しかも時系列を逆にしてみたのが下記の図です(クリックで拡大します)。

学習の(当面の)納期は一番左上、8月4、5日と決められています。

納期に間に合わせるには、逆算して各工程計画をしっかりと立て、進度管理しなければなりません。

クリティカル・パスを見つけたら、リソースの配分を変えることでボトルネックを解消し、学習計画の効率化を図る工夫も必要です。

飛び込みの急用で計画との差異が出ることも想定し、あらかじめバッファを織り込んでおく必要もあるでしょう。

学習の成果物を、それぞれの工程で作るべき部品や半製品と見立てて、ゴールから逆算して(左から右へ)各工程での学習内容を考えてみます。

◆①超直前期:模試終了~本試験◆
模試終了後、最後の1ヶ月間です。この期間は、受験校のまとめ講義以外は、次のことくらいしかできる余裕はありません。

しかし、8月4、5日の納期にはベストの「製品」を(ストレート生の方は)7つ引き渡さないといけないのです。

つまり、これ以前に相当程度まで完成させたものを調整する期間と位置付けられます。

1.模試復習
2.各答練(養成、完成、その他)復習
3.過去問復習
4.スピ問等復習

1ですが、例えばTACの一次模試の解答解説集は非常に分厚く、内容も大変充実しています。
試験終了時にすぐもらえますので、間違った問題やあやふやな問題をできるだけ早く復習し理解し直す必要があります。これだけで何日もかかります

2は、受験校のエッセンスが詰まっている材料ですので、この時期にも何回も取り組むことになるでしょう。

3は、すでに取り組んだ問題も多いですが、年度ごと、科目ごとに本番と同じ時間で解いてみて何点取れるのか、再確認が必要です。

4は、その人次第ですが、この時期でもまだまだ得るものが多々あるはずです。本試験問題を組み立てている「パーツ」が勢揃いしていますので、最後の最後まで仲良くしておきたい問題集です。
当道場には、ここまでやった人もいます。

ほぼ断言しますが、これ以上のことはできません。というか、たぶん、これらを完全にできる余裕も十分にはないでしょう。

他の教材に手を出すなどもってのほか、拡散して泥沼に陥るだけです。

模試後の超直前期はそのような時期だと考えておいてください。

◆②完成講義・答練:GW明け~模試◆
一つ手前の工程に遡ります。
いわゆる「怒涛の7週間」です。しんどいです。胸突き八丁の急坂です。

次工程である超直前期の上記状況から考えると、ここでは各科目を文字通り「ほぼ完成」させることが目標です。
納期に引き渡す7つの「製品」にめどが立ち、あとは微調整を残すのみという状態です。

そう考えると、模試を仮納期として学習計画を立てるのが、戦略的にほぼ自明。

この7週間、1科目1週間、本当に勝負の分かれ目です。
模試を仮納期とすれば、完成答練を「仮々納期」として、悔いが残らないよう勉強し尽くす時期です。

その週はその科目の磨きと仕上げの作業に集中し、他のことはできないと思った方がいいです。

また、本試験を意識して、自分がやりがちなポカミスを防ぐポカヨケを作り、完成答練で試してみて、仮本番の模試ではポカが起きないくらいまで備えましょう。

この時期、道場でも執筆陣を挙げて各科目の記事を用意し、受験生の皆さんにぴったり寄り添っていきます。

◆③GW:基本講義終了~5月6日◆
さらにもう一つ手前の工程に遡ります。ガントチャートの赤っぽい部分です。

今月後半からのこの期間、上記からおわかりの通り、比較的余裕のある最後の時期となりますね。

ここで、苦手科目をできるだけつぶしておかないと、この後、まとまった時間はそう簡単には取れないのは既述の通り。

基本講義で「材料」は揃いました。この材料を最終加工し、熟成に持って行く時期です。

熟成が不十分だと(苦手のまま残すと)、後工程で全体の進捗の足を引っ張り、最終納期に7つの製品を完成した状態で引き渡せなくなるかもしれません

道場理論では橋げたが完成している状態です。「半製品」くらいでしょうか?

次工程である怒涛の完成答練期を万全の体制で迎えたいですね。

今日お伝えしたかったのは、ここです

この大事な基礎固め最後の工程を、明確な完成目標なく漫然と過ごしてしまうと、「怒涛の7週間」の坂を上位で上りきることは難しいです。

それぞれ予定をもう考えていらっしゃると思いますが、どの科目のどの範囲を、何を教材に復習するか、くらいまでの日次計画を立て、実行していきたいところです。
本当に「黄金期間」です。

今一度、ご自分のGW学習計画を、この週末にでもじっくり考えてみてはいかがでしょうか

これからが本当に辛く長い道のりとなりますが、誰かが言っていたように・・・

坂の上には雲がある

by こぐま

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