直前対策10点上がるリレー 【経営情報システム】~ソフトウェア開発編~ by リット
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それでは今回の記事の本編開始です!
今回より12回連続で『直前対策で10点上げよう!』シリーズが始まります!
本日は暗記三兄弟から「経営情報システム」をお届け。
その中でも、IT業界以外にはあんまり馴染みのない「ソフトウェア開発」をご紹介するよ。
リットが「一応、元システムエンジニアでその世界に居たから一つくらいは情報の記事を…」とか言ってたのは内緒だよ!
そこ、バラさないの!
さて、今回は「開発工程」と「開発手法」の2つをご紹介するよ!
情報処理試験でも頻出論点なのでITパスポートとか受けたことのある人だと馴染みがあるかも。
ソフトウェア開発工程
まずは開発工程を順に沿って見ていきましょう。
後で開発手法の紹介でもこの流れが基本となりますので、皆さんもIT業界に居るような想定でイメージしてみてくださいねー!
※タップ(クリック)で次のスライドが表示されます
上で挙げたのは、あくまで一例ね!
スライドでも注記で書いたけど、「プログラム設計」と「プログラミング」は工程を一つにしちゃうことも多いよ。
規模によっては、プログラムの設計と実装(作ること)まで一人でやっちゃうもんね。
そうだねー
最近だとノンコーディング(プログラミング工程を省略できる)の仕組みも増えたしね。
でも今回はベッタベタな、古来より伝わる基本中の基本で紹介するよ!
(いずれはこれも出題範囲から消えていくのかも?)
じゃ、ここまでをサラッとまとめておくね。
『何をつくるか、どんなことがしたいか』を顧客と詰める。
②外部設計
主にUI(ユーザインタフェース:見た目部分)を決める。
ボタンの配置だったり、顧客とイメージの擦り合わせを行うので打合せも頻繁に発生。
ちなみに最後の最後までやり直し、手戻りが発生しまくるのもこの部分(笑)。
③内部設計
データの管理方法や、クラウド上のデータとの連携など見えない部分の設計。
ここをしっかりしておかないとバグ(不具合)が発生しまくって悲惨。
④プログラム設計
内部設計に合わせて、「じゃあどうやってプログラムに落とし込もうか」を考える部分。
大規模だと一人で作れないので機能に分けて分担したりする。
小規模だと後述の「⑤プログラミング」まで一緒にやっちゃう。
⑤プログラミング
ここがいわゆる『実装(作る)』部分。
「④プログラム設計」を参考に実際にプログラムを書いていく(完成後のテストも含む)。
ちなみに今回紹介した工程は、『ウォーターフォールモデル』って呼ばれる開発手法がべースになってるよ。
ここからは、これを含めた基本的な開発手法を3つご紹介!
この3つは基本中の基本になるから、しっかり押さえておいてねー!
ソフトウェア開発手法
というわけでここからは開発手法(ソフトウェアを作る上での進め方)を見ていこう!
まず最初はさっきも出てきた『ウォーターフォールモデル』からね。
要点をまとめるとこんな感じだよ!
先に紹介した上流の『要件定義』から、滝から水が流れ落ちるように下流の『プログラミング』まで行う手法だね。
基本的には逆流(手戻り)は発生しない前提だよ。
流れはスライド(クリックorタップで移動)と同じになるから、そちらを確認してみてねー!
ちなみに、IT業界に居るシステムエンジニアの多くは、一番下流の『プログラミング』から実務に関わっていくんだよね。
プログラミングに慣れてから「プログラム設計 → 内部外部設計 → 要件定義」と上流へ遡る様にできる範囲が増えていくので「滝のぼり」なんて呼ばれたりもしたね(試験対象外)。
それじゃ、次に行こう。
今度は『プロトタイプモデル』だよ!
※プロトタイプ=試作
実は先の『ウォーターフォールモデル』には大きな欠点があったんだ。
それは「手戻りが発生したら終わる」ってこと。
ああ…要件定義から順に進めていくから、顧客からの追加要望とかで一からやり直しになるんだね。
完全に一からやり直すことは稀だけどね。
追加で要望があったり、考慮漏れがあって変えないといけないこと(仕様変更)が発生するとダメージが大きいんだ。
プロトタイプモデルはそれを解消するための手法で、先にある程度「こんな感じでどうですやろ?」って確認を取っておくんだよ。
なるほど、だからプロトタイプ(試作)なんだね。
プロトタイプを見てもらって、考慮漏れが無いことを確認してから開発を進める、と。
完全に手戻りを防げるわけではないんだけどね。
それでもかなり緩和されると思うよ。
顧客側だって、要件定義の段階で作りたいものを完全に把握なんて出来ないしね。
だから顧客と一緒にプロトタイプ(試作)をいじいじして、問題が無さそうかを確認するんだね。
なかなか良い方法に見えるね。
ただ、コストが高くつくんだよ。
プロトタイプを作るのにも手間が掛かるし、プロトタイプの修正も発生するからね。
あとは開発のスタートまで時間が掛かりやすいから、完成までが長くなりやすい。
進捗(どれだけ進んで、あとどれくらいか)の管理も大変なんだよ。
いやもうホントに、手戻り無しのプロジェクトを見てみたい。
大きい変更だとゴール(完成時期)の移動もあるからね。
管理面で言えばウォーターフォールモデルの方が分かりやすいね。
というわけで、ウォーターフォールモデルとプロトタイプモデルにはそれぞれ問題点があって一長一短。
で、「いいとこどりできないの?」という考えで出てきたのが次の『スパイラルモデル』。
スパイラル=螺旋(らせん)だね!
3つの中だとこれが一番イメージが難しいかも?
基本的にはウォーターフォールモデルをベースに考えておくといいかも。
ウォーターフォールモデルとの大きな違いは2点だよ。
①機能ごとに小分けをして進める
②プロトタイプを作って顧客に確認しながら進める
なるほど。
①機能ごとに小分けをして進める
→確定した機能から開発が開始できるので開発期間を短縮できる
→機能分割を適切にできていれば機能変更時の影響が局所化できる
②プロトタイプを作って顧客に確認しながら進める
→ウォーターフォールモデルの問題点だった手戻り発生時の影響を軽減できる
ってことだね。
留意点もあるんだけどね、メリットはそんな感じ。
機能ごとにプロトタイプを確認しながら開発工程を回していくことを、スパイラル(螺旋)に例えてるんだよ。
ちなみさ、
今回紹介した3つの開発手法で一番大事なのってどれになるの?
んー、この3つは完全に覚えていて損はないと思うよ。
割と最近の手法でも、大抵はこの3つからの派生が多いしね。
一次試験は選択式だから、この3つを覚えておけば答えがもし分からなくても選択肢を絞っていくことはできるしね。
なるほど。
2問正解すれば10点アップ!今回のブログテーマにも沿うね。
開発工程と開発手法で2問出たらクリアできるかな?
そうなるといいなーと思う!
経営情報はIT業界以外の方だとイメージし難くて大変って声を良く聞くよね。
暗記3兄弟って呼ばれてるけど、画像とかでイメージできるようになればかなり楽になると思う。
この後のまとめに、今日使った資料をダウンロードできるようにしておいたよ!
良かったら使ってみてね。
まとめ
それじゃ、今日の内容をまとめておこう!
『何をつくるか、どんなことがしたいか』を顧客と詰める。
②外部設計
主にUI(ユーザインタフェース:見た目部分)を決める。
ボタンの配置だったり、顧客とイメージの擦り合わせを行うので打合せも頻繁に発生。
ちなみに最後の最後までやり直し、手戻りが発生しまくるのもこの部分(笑)。
③内部設計
データの管理方法や、クラウド上のデータとの連携など見えない部分の設計。
ここをしっかりしておかないとバグ(不具合)が発生しまくって悲惨。
④プログラム設計
内部設計に合わせて、「じゃあどうやってプログラムに落とし込もうか」を考える部分。
大規模だと一人で作れないので機能に分けて分担したりする。
小規模だと後述の「⑤プログラミング」まで一緒にやっちゃう。
⑤プログラミング
ここがいわゆる『実装(作る)』部分。
「④プログラム設計」を参考に実際にプログラムを書いていく(完成後のテストも含む)。
【特徴】
・滝から水が流れ落ちるように「要件定義→外部設計→内部設計→プログラム設計→プログラミング」を行う。
・基本的に逆流(手戻り)は発生しない前提。
【留意点】
・手戻り発生時の影響が大きい
・上流(要件定義や設計)での遅れが下流(プログラミング等)へ波及する
②プロトタイプモデル
【特徴】
・プロトタイプ(試作)を作る
・プロトタイプ(試作)を元に顧客と擦り合わせを行い考慮漏れが無いことを確認してから開発する
【留意点】
・プロトタイプ作成の手間や進捗管理が難しいことで高コスト化しやすい
③スパイラルモデル
【特徴】
・ウォーターフォールモデルとプロトタイプモデルの中間的な手法
・ウォーターフォールモデルとの大きな違いは2点
①機能ごとに小分けをして進める
②プロトタイプを作って顧客に確認しながら進める
【留意点】
・プロトタイプ作成の手間や進捗管理が難しいことで高コスト化しやすい
今日の資料、良かったらこちらからダウンロードして使ってみて下さいねー
それじゃ、今日はここまで!
次回は🔥hotman🔥の法務だよ!
やる気🔥も知識📚もフルチャージ!
お楽しみに!
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細かいご配慮、本当にありがとうございました。
うかんなきゃ!
老婆と休日さん
コメントありがとうございます
今回から12回で送るこのシリーズは、道場メンバーがそれぞれ趣向を凝らしてテーマを選定しています。少しでも得点向上に貢献出来たら嬉しいです!
そろそろ直前期に入りますので、追い込みと合わせて体調にもお気をつけて本番を迎えて下さいね!