不合格の結果を振り返る

合格発表から3日。まだ立ち直れない方も多いと思います。
いろんな思いが揺れ動いていることと思います。
私も同じ経験を2度味わいました。
その経験と合格後の一年を踏まえて鎮魂(たましずめ)のメッセージを送ります。

無駄ではなかった

合格とはならなかったものの、1次試験・2次試験を通じて得たものがありますよね。

  • ビジネスに関する広範囲な基礎知識
  • キーワードでわかりやすく説明する文章構成力
  • 勉強する習慣
  • 電卓をたたくのが正確に、早くなった
  • 文章を読むのが苦にならなくなった

などなど

本業で十分役に立つビジネスの汎用的スキルが身に付いたと思います。

勉強する前に比べて、会社や世の中のことがくっきりとわかるようになったのではないでしょうか。

ですから、勉強してきたことが無駄になったということはありません。

また、こんなに勉強したのは久しぶりだという方が多いと思います。

期せずして勉強の習慣がついたことは良いことだと思います。

自分自身の研鑽のため、お子さんといっしょに勉強するなど、プラスの効果がありますよね。

まずはそういった成果を残せたことを確認しましょう。

自分なりに精一杯がんばった

皆さんは、自分自身の未来を変えようと、精一杯頑張られたと思います。

そのためにいろいろなことを犠牲にして、勉強に時間を費やされたと思います。

一次試験を突破した後、中途半端な気持ちで2次試験の勉強していたわけではないと思います。

今は静かに結果を受け止めるしかありません。

時間がたつにつれて徐々に回復されると思いますので、その時までは無理に動く必要はないと思います。

手段と目的

少し回復したらぜひ、ご自身にふたつ、質問をしてください。

①そもそも、あなたはなぜ中小企業診断士資格を取得しようと思い立ったのですか。

独立診断士になろうとして?

社内での異動・昇進・昇格などキャリアアップのため?

継続的な学びの一環として?

目的はそれぞれだと思います。

②あなたにとって、2次試験合格は「目的」だったのでしょうか、それとも「手段」だったのでしょうか

合格の先にある「当初の目的」が何だったのかをご自身に必ず問うてください。

ちなみに、私の場合は定年後の仕事につながるセカンドキャリアを作るという表向きの目的と、当時の営業担当職から脱却したいという裏の目的がありました。

ですから、資格取得は「手段」でした。

恐らくほとんどの方にとって「目的」ではなく、①の目的を実現するための「手段」だと思います。

そして、「手段」の先にある「目的」が

①どうしても手に入れたい・実現したいもの

②他の方法での実現に切り替えられるもの

③諦めても構わないもの

なのかを素直に確認しましょう。

1年で難しければ2年、2年で難しければ数年かけて取り組むほど実現したい「目的」なのかを見直すことをおすすめします。

もし、どうしても「目的」を実現したいなら、ありのままの自分と環境を受け入れ、泥臭くても、かっこ悪くても進んでいくしかないと思います。

診断士試験の合格は、当初の目的の実現に加えて、多くの新しい出会いのきっかけにもなります。

同期合格のある方が、「診断士の資格は、切符のようなもだ」とおっしゃっていました。

いろいろな研究会活動、診断士業務全般などのアクティビティーに参加できる資格だという意味です。

会社とは別のフィールドで、様々なバックボーンを持つ方々と交流の機会が持てることはとても魅力的だとおもいます。

私は、数年かけてもこのチャンスを得ることは意味があると思います。

結果として、合格までに4年間(受験回数は1次3回、2次3回)かかりましたが、それを補って余りあるほどの出会いがありました。

今後はその出会いからWin‐Winの成果を生み出したいと考えています。

フラットな状態で自問しましょう。

それぞれのご事情があるので、「受かるまで続けた方がいい」などと軽々しくは申せません。

再起を目指すか、諦めるかを決めるのは、ご自身がもともと何を目的としていたのか診断士の資格の価値をどう見積もるのかにかかっていると思います。

出した結論を先々後悔しないために、ネガティブモードでは考えず、フラットな状態に回復してから、自分自身と対話されることをおすすめします。

編集後記

2次試験合格によって、私は裏の目的を実現し経理部勤務となっています。

正確には合格前の異動だったのですが、数年勉強していることを会社が評価してくれたようです。

年明け早々から15日まで第3四半期決算業務でした。

四半期決算中は宿泊での14時間/日程度の勤務となります。

(ちゃんと代休取りますよ。)

一日中紙と画面に向かい、ひたすら処理を積み重ねていくのですが、夜も更けて疲れてくると、電卓のミスや、システム入力を間違えたりと効率が落ちます。

受験時代に事例Ⅳの勉強はあえて疲れている時にやるべきだ、というアドバイスがありましたが、本当にその通りだと思います。

また、経営者あての報告書は、まさに2次試験の設問と回答のようです。

端的にまとめるコツが分かり、勉強してよかったと思います。

そういった意味では、診断士試験はビジネスの現場力を身に付けるために相応しく、本当によくできた試験だとおもいます。

資格は取ったものの、これでビジネスマンとして仕上がったわけではないので、学んだことを復習・活用し研鑽を積んでいきたいと考えています。

さて、明日は なゆた の番です。

お楽しみに~。

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  • 診断士に挑戦した理由・きっかけ
  • 職務経験・保有資格
  • 得意科目・不得意科目
    ①1次
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    ①独学、通信、○○(予備校)通学
    ②メリット 
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    ①合計の学習期間(〇年〇か月)
    ②受験回数(1次試験〇回、2次試験〇回)
    ③1次学習時間
    ④2次学習時間
  • 合格までの学習法
    ①1次
    ②2次
    ③再現答案の作成有無
  • 学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

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不合格の結果を振り返る”へ5件のコメント

  1. たー より:

    今年度初めて受験し、二次論述で不合格となった、たーと申します。

    メッセージ、拝読いたしました。投稿された日に拝読し、「手段と目的」のところで伝えてくださった内容を、自分の中で反芻してみました。今後の仕事の繁忙が予想される中でもう一年立ち向かう勇気を持てずに、来年度の挑戦を諦めることも考えたのですが、資格という手段の先にある目的を考えると、やはり歩みを進めるべきではない、という結論に達しました。

    そこで一つアドバイスいただきたいことがあります。来年度は一次試験をパスできる権利はあるのですが、それでも一次試験から受け直した方がよろしいものでしょうか。メッセージを拝読すると、ひでさんの一次と二次の受験回数が同じですので、毎年一次から受け直されたと思いますが、どのようなことを重視して毎年一次から受け直されたのでしょうか。地方在住の自分の周りには受験生はおらず、このようなことを聞ける仲間がおりません。もし可能でありましたら、一次から受け直すメリットと、そういう方がどれくらいの割合でいるものなのか、教えて頂けないでしょうか。

    よろしくお願いいたします。

    1. ひでさん より:

      たーさん
      コメントありがとうございます。

      1次試験の受けなおし(俗に保険受験というらしいです。)についてですが、私はしていません。
      また、する必要がないと思っていました。
      保険受験するという人がいましたが、私にはなぜわざわざそうするのか意味が分かりませんでした。

      記事では省略していたのですが、私の受験歴を詳しく書きます。

      2017年 1次試験 科目合格(1科目)
      2018年 1次試験 科目合格(6科目)  2次試験 不合格(△4点)
      2019年 1次試験 パス         2次試験 不合格(△2点)
      2020年 1次試験 合格(7科目)    2次試験 合格 

      です。

      せっかく2次をもう一回受けられるのだから、落ちる想定をあえてしないで2次試験に全集中しようを腹をくくりました。

      また、先輩方から、仮に1次試験7科目の受けなおしとなっても、最初の年ほど勉強はつらくない(時間がかからない)、ときいていました。
      実際、2020年に2年ぶりに1次の勉強をしましたが、すっかり忘れてしまった部分もありましたが、2周勉強すれば60点レベルは大丈夫かな、という感触を得ました。
      ※2周しか勉強してないということではありません。

      2次試験の合格が目的だから、2次の勉強をすればいいと考えています。
      2次試験のために1次試験の勉強もしたほうがいいか、という点については、財務や運営管理の科目のうち、2次に関係ある所だけを勉強しました。

      不合格になったら、7科目勉強すればいいですし、上述の通りそんなに負荷をかけなくても1次試験の合格は大丈夫だと思われます。
      ※もちろん、個人差はあります。

      なお、保険受験した人の割合については調べようもなく、わかりません。

      「歩みを進めるべきではない」と書いていただいていますが、再挑戦される方向でお考えですよね。

      仕事が忙しいならなおさら、2次試験に絞って勉強することをおすすめします。
      通勤時間にどれだけ勉強できるかがポイントとなると思われます。

      私の場合は、通勤時間が往復3時間30分程度で、バス・電車に乗る時間は片道約65分。

      2年続けて空欄を作ったので、絶対に空欄を作らない対策として、無駄という人も言いますが、徹底的に写経しました。

      内容を覚えるということよりも、良い解答例の構文を身にしみこませるためです。

      忙しいなら忙しいなりに時間を作るしかなく、細切れ時間にどんな勉強をするかがコツです。

      今後も応援しています!

      1. たー より:

        ひでさん
        ご回答いただき、ありがとうございます。
        「歩みを止めるべきではない」の間違いでございました。失礼いたしました。

        二次試験に全集中の方がいいとのご助言、腑に落ちました。さらに時間の使い方、構文の身につけ方まで含めてアドバイスいただき、ありがとうございます。

        「忙しいなら忙しいなりに時間を作る」。まさにその通りですよね。合格していっている先輩方も皆そうされているのですし、その先に描いている超繁忙の人生を考えれば、細切れ時間を使い尽くすのも必要なスキルのうち、と考えるようにします。

        貴重なご助言、ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

  2. ジョー より:

    コメント書かずにはおれず失礼いたします。

    心にしみました〜

    多年生となると、迷いも出てきます。
    そんな中、見事突破された方の体験はグッときます。

    1次通過に3年、先日初2次敗退。
    『次、やるのかい、やらないのかいどっちなんだい!?』
    『や〜〜〜る〜!パワー!ヤー!』
    ってくらい元気でます。

    ひでさんのように、多年度チャレンジャーを応援できるように合格を目指してがんばります。

    1. ひでさん より:

      ジョーさん
      コメントありがとうございます!

      初めての2次試験、大変だったと思います。

      一方、だんだん楽しくなってきたという感覚はありませんでしょうか。
      勉強することで自分のものの見方が変わったり、行動が変わったという副次的な効果もあったと思います。

      つかみどころのない形式の試験ですが、社長にインタビューした内容(与件文)について、社長から相談・質問されている(設問文)現場をイメージすると、少し見え方が変わってくると思います。

      同じ過去問を、何度解いても新しい気づきがあります。
      しゃぶって、しゃぶって、しゃぶりつくしましょう。

      楽しみながら勉強を続けられることを応援しています。

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