苦手科目を作らない

2012年目標の方々もかなり学習が進んできた頃かな?と思います。前回は財務会計の学習法について話しましたが、7科目全体を見ながら得点の設計をしてゆくこともとっても大事ですよね。こんにちはJCです。

◆橋げたを構築する◆

 

右側の上の方のアイコンに道場の基本理論ご紹介というのがありますので、ぜひご覧くださいね。5回シリーズの形式になっていますが、今の時期に是非お読み頂きたい内容です。TACでは1科目目の企業経営理論が終わり、財務会計に入った頃ですが、どのように復習を進めていけばよいのかがわからないということを受験生誰もが感じるものではないかと思います。僕ら道場メンバーの一致した意見は今の時期には復習にはそれほどの時間をかけない、というものです。

過去に学んだ科目の復習よりも、今、まさに目の前にある科目をしっかりと理解することが大事じゃないかと考えています。

忘れちゃうんじゃないかって?
YES!忘れます。こまごまとしたところは。
それでもきっちりと大枠の流れをしっかりと把握していることがとても大事なんです。毎回の基礎講義で強固な橋げたが構築できていれば、こまごまとしたところを思い出すのには大した時間はかかりません。一方でしっかりとした深い理解に裏打ちされた橋げたができていない場合には、思いだすというよりも最初からやりなおす必要がでてきてしまいますが、残された時間でやり直しというのは多分無理です。

◆毎回の講義を大事にする◆

 

講義の前には予習は必須だと思っています。TACもそしておそらくどの受験校も「予習は前提としません」ということを宣言していたりすると思うのですが、講義をよりよく利用しようとするとしっかりとした予習を実行することが望まれます。予習をして一通り理解した状態で講義を受けると自分の理解の確からしさが認識できますし、講義の最中に2度目の理解を実現できるため、より鮮明に頭に残ります。もちろん予習だけでは理解しきれない部分もあるかもしれませんが、その部分こそ、講義の説明でAha!と理解できればものすごく明確な深い理解となりますよ。講義を受けたら、できるだけ早い段階で復習をしましょう。自分にあったやり方で結構なのですが、僕も自分のやり方で復習を進めていました。

 

◆僕の復習方法◆
講義を受けたら、帰りの電車の中でテキストを読み返し、重要と思われる項目をチェックします。自宅に帰ったらその日のうちに当日の講義範囲のマトメを作成しました。帰りの電車の中のテキストチェックの段階でマトメの構想を作り上げてしまっていれば、自宅での作業はそれほどの時間を要しません。最初のうちは土日にまとめてと作成していたのですが、既に記憶が新鮮でなくなってしまっているので、無用に時間がかかってしまっていました。当日に作成した方が圧倒的に短時間でまとめられるということがわかってからは、ちょっと深夜までかかってしまうのが難点ではありますが、まとめ終わってから寝るということが基本動作になりました。この時のマトメは1次試験の休み時間にも活用できます。直前期にはそんなマトメを7科目も作っている余裕は絶対ありませんから、今やっておかなきゃいけないんです。

◆答練を大事にする◆

既に答練を経験された方も少なくないと思いますが、答練というのは本試験の疑似体験として、非常に有効な手段です。ですので、この機会をしっかり有効に利用することはストレート合格への第一歩となります。先行して予習が完了したら、過去問やスピ問にトライしてOUTPUTの練習もがんがんやりましょう。
答練では本試験と同じ気持ちで取り組んで下さい。どの順番で解答するのが自分に向いているか、難しい問題に出くわした時にどのように対応するか、いろんなことを試してみて、自分の対応が正しかったか分析して改善につなげるPDCAを回していくことにより、本試験で確実に点数をもぎ取る対応につながってゆくと考えています。なお、基礎答練で80点くらい取れていると、強固な橋げたはとりあえずできていると考えてよいかと思いますね。

◆苦手を作らない◆

本日のタイトルは「苦手を作らない」なのですが、診断士1次試験7科目では苦手科目を作らないことがとっても重要です。
上記のような学習を全科目進めてゆけば、自然と苦手はなくなります。というか、たとえ当初は苦手意識があったとしても基礎講義の段階で苦手を払しょくしてしまう努力が求められているものと思います。来年の7月の超直前期の段階では最後まで苦手な科目は40点取ればよく、得意科目でカバーしようという戦略として捨てる話しもするかとは思いますが、今の段階では捨てないことがとても重要です

本試験の全科目60点越えで420点を超えるというスタンスです。

こういう勉強の仕方をしていると結果的に420点で良いのに500点を超えちゃうこともありますが、1次の知識は2次でも、もっと言えば診断士になってからもとても重要で無駄には決してなりません。また、1次試験も毎年傾向が変わって、超難化する科目がひとつやふたつ出てきますが、そんな時でも全体の底上げができていれば1次突破はそれほど悩ましいものでは
なくなります。

=============================

今日はこれから1年間の学習の指針的な話しでした。
本日の内容をまとめると

予習をきっちりとやった上で講義を受講することで講義の内容をばっちり把握する。
○講義を受けたら出来るだけ速やかに復習する。
○答練を戦略的に準備して本試験のつもりで受験し、PDCAで次回の改善につなげる。
○この学習サイクルを確立して苦手科目を作らず1次を楽々突破する

ぜひぜひ有意義な1年間を過ごして下さい。
道場ではいつでも皆さんのご質問やご相談に対応してゆきます。
これからもどうぞご愛顧のほどよろしくお願い致します。

次回はもう少し具体的にどんなふうにしたら橋げたが構築されてゆくのか、についてお話ししたいと思っています。

by JC

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です