10月にやりたいこと

こんにちは。wackyです。

ようやく秋らしい気候になってきてだいぶ過ごしやすくなってきましたね。昨年は猛暑sunでしたから今頃もまだまだ暑い時期が続いていました。2次試験にむけてこれから追い込みになりますので、過ごしやすい季節を味方にしてください。くれぐれも風邪ひいたりしないようにしてくださいね。

さて、今日のテーマは「学習方法の切り替え」です。

TACの2次対策スケジュールで言うと、残りはオプションゼミのみですね。最後の2週間は自分自身で追い込まなければならないのですが、この時期どういう学習が効果的なのかという点について記事にしてみたいと思います。

学習方法を切り替える

よく言われることではありますが、10月に入ると今までとは学習方法を切り替える必要があります。ストレート生の場合、1次終了後から9月いっぱいまでは「事例を解くスキルを身につける・スキルを高める」ことを主目的として学習してきたと思います。たとえば、事例の演習と振り返りのPDCAを通して解答プロセスを確立し、解答精度を高めたり、または事例に必要とされる知識を確認したりということです。特に意識はしていなかったかもしれませんが、1次終了後の2次演習で事例を解く基礎スキルはそれなりに身についていると思います。

この1か月半みっちりと基礎スキルを磨いてきた方は、おそらく事例に開眼し実力の急上昇を実感したのではないかと思いますが、いつまでも基礎スキル「だけ」を磨いていてもなかなか合格確率は上がらないのではないでしょうか。

では、次は何をするかですが、それは「事例を解きまくる」ではないかと思います。

事例を解くスキルを身につけたのであれば、あとは事例を解きまくって「たくさんの知識」を引き出しにしまいこみ、「たくさんの事故」を経験して危機回避能力を高める、これに尽きるのではないかと思います。

これってよ~く考えると、1次試験対策と同じだと思いませんか?

基本講義で橋げた(基礎)をつくって、直前期は過去問や模試などを解きまくって得点能力を高める・・・同じですねbleah

そうです、残り1か月はOUTPUT重視です。

ちなみに昨年の私の事例演習実績を紹介します。

棒グラフは週ごとの演習消化数、折れ線は演習消化数の累積です。ちなみに演習の中には一部2回転目を含んでいます。

自分の場合はある程度自分の課題が見えてきた10月初旬から、学習方法を切り替えてペースをあげました。どのように切り替えたかというと、「復習中心から演習中心」です。

それまでは、自分の解答プロセスの不具合を抽出し改善することを主目的としていたため、80分で演習を解いたら3時間以上復習に時間をあてていました。自分の思考プロセスや問題点を丁寧に分析・抽出して改善案を検討していたため非常に復習に時間がかかっていました。しかし10月からは数をこなすことを主目的とし、平日1事例、土日は4事例ずつをノルマとしていたため、復習は1時間程度で終えられるように簡略化した手順としました。

またペースを上げた理由はもう一つあります。

それは「思考力のスタミナをつける」です。

事例を解くスキルを身につけたとしても、本番では1日4事例こなさないといけないわけです。そのすさまじいまでの疲労感shockは、チェック模試や2次模試で体験済みだったので、思考力のスタミナをつけることが課題だと思っていました。ですので、10月に多くの事例を解くことは当初からの想定でした。(どちらかというとOUTPUT中心が後付でした)

それでは、10月の学習方法はどのようなものだったか以降で簡単に紹介したいと思います。

①振り返る目的を変える

事例を解くスキルを身につける際には、先ほども書いた通り「自分の解答プロセスの不具合を抽出し改善する」ために振り返りを行っていました。その目的を「どんな事故を起こしたか?を確認する」と変更しました。自分の解答プロセスはある程度固まりつつあったので、あとは自分の解答プロセスで問題(=事故)を起こすポイントをできる限り見つけるのです。そしてそれを解答プロセスに盛り込みます。改善というよりは、あくまでも微調整です。

ですので、設問単位で得点率が4割未満となってしまった設問を重点的にチェックしていました。これなら1時間程度で振り返りを終えることができます。

②セルフ模試

これは有名は方法ですね。とにかく1日4事例を解きまくる。私は10月だけで4回セルフ模試を行いました。

セルフ模試はスタミナをつけるのも目的ですが、本番の予行演習として休み時間の使い方や昼食の調整なども合わせてやりました。もちろん本番と同じ時間割りでやるのが効果的だと思いますよ。

そういえば勉強仲間とTACの自習室に集まってセルフ模試をしたときは、別の団体も同様にセルフ模試をしていたようです。

最初のころは4事例をやるのが苦しかったのですが、慣れてくるとペース配分がわかりうまく力を抜きながら事例に対峙することができるようになりましたので、ある程度余力を残しながら4事例をこなすことができるようになっていたと思います。

③ファイナルペーパーづくり

これも10月に入って学習計画に取り入れました。私のファイナルペーパーは「心構え」に関するもののみ記入していました。事例の知識や方法論については、オプションゼミの時にT先生にもらったメモが素晴らしかったのでこれをそのまま活用しました。自分が作成したファイナルペーパーは「とにかく自分を落ち着かせる」ための言葉を書いておきました。

ファイナルペーパーを作成する際には、試験を受けている自分を想像し「どんな失敗がおきるか?」を考えていました。あらかじめ失敗しそうなポイントに予防策を準備することができたのがとても大きかったと思います。

さて、10月の学習方法について記事にしてみました。ある程度自分なりの感触をつかんでいる方は、それを確実とするためにも10月は多くの事例を解いてみてください。その中でわかる新たな課題もあるかもしれません。一つでも多くの課題を見つけ、クリアにすることで合格が近づいてくると思いますよ。

1点注意してほしいのは、もし事例を解く基礎スキルがまだ身についていないと思っているのなら、まずは基礎スキルを身につけることに専念したほうがよいということ。基礎をすっ飛ばして応用力が身につかないのは、1次試験対策でわかっていますよねbleah

by wacky

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10月にやりたいこと”へ2件のコメント

  1. wacky より:

    >yamadaさん
    いつもご愛読ありがとうございます。
    ご要望のメモですが、元々非公式な資料であることや、T先生の2次対策のノウハウの結集でもあるので、大変申し訳ありませんが公開は控えさせていただきます。
    ただ、事例のスキルが高まる「魔法の言葉」が書いてあるわけではなく、ごくごく当たり前のことが書いてあります。
    本当に基本的なことが書いてあるのですが、基本に立ち返るという点ではファイナルペーパーにふさわしいと思っていました。
    あと1か月ぜひ頑張ってください。

  2. yamada より:

    wackyさんへ
    このブログにはいつも感心しております。
    記事の中でコメントされています“事例の知識や方法論については、オプションゼミの時にT先生にもらったメモが素晴らしかったのでこれをそのまま活用しました。”について、いまでも手元にお持ちでしたならば、見ることは可能でしょうか?勝手な要望ですが、対応よろしくお願いします。

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