【合格体験記】学習範囲をしぼって平日の隙間時間メインで学習する効率重視&家庭重視で一発合格!ふぃんさん
本日お二人目の合格体験記は、家族との時間を大事にしながらポイントを絞って集中して勉強された、ふぃんさんです。
お一人目の海外からも教材を取り寄せ勉強法を変えながら合格を勝ち取った、MASAさんの体験記はこちらからどうぞ!
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(0) 受験生情報
名前(HN):ふぃん
年齢:40歳目前
(1) 自分の診断士受験スタイルを一言で表すと
学習範囲をしぼって平日の隙間時間メインで学習する効率重視&家庭重視型!
(2) 診断士に挑戦した理由・きっかけ
これまでの残業漬けの生活を改めるべく娘の小学校入学(去年4月)を機に時短勤務を開始。時間の余裕ができたので何か資格勉強しもしようかと思い、色々な資格を調べた中で中小企業診断士がヒット。
会社の仕事でもリーダーシップや会計、法律など知識が足りないなと感じるケースが増えていたので、広く学べるこの資格を勉強することに決めた。
(3) 学習開始時の知識・保有資格・得意科目・不得意科目
■保有資格&知識
・30年前に取得した珠算1級
・20年前に取得した簿記2級
・理系学生時代のPC自作スキル
・多少のマーケティング知識
・英語とスペイン語
■得意科目:財務会計
■不得意科目:経営法務、中小企業経営・政策
(4) 学習スタイル
一次:通信
二次:独学
1次・2次ともにTAC通学
① メリット
・自分のペースで勉強できて隙間時間を有効活用できる
・講義は倍速再生で時短可能
・安い(通信65,000円+独学用書籍20,000円)
② デメリット
合格レベルに達したのか、まだまだなのかの判断がつかない
・モチベーション維持が難しい(1日サボるとずるずると・・・)
・少し寂しい
(5) 合格までの受験回数、学習時間とその作り方
①学習開始時期と受験回数
2018年6月に学習開始
2019年度で一次二次ともに一発合格!
②一次学習時間
550時間
(内訳は150h通勤電車、100h平日昼休み、50h平日朝自宅、
200h平日夜自宅など、50h週末カフェなど)
週末は家族との時間と決めて直前期以外は主に平日隙間時間で勉強。
③ニ次学習時間
180時間
(内訳は30h通勤電車、30h平日昼休み、40h平日朝自宅、
50h平日夜自宅など、30h週末カフェなど)
通勤電車で立っていても回答書いて普通に勉強。(人目は気にせず…)
(6) 合格までの学習法
①1次
■使用教材
◎Studying(通勤講座)
・選んだ決め手は7科目計で70時間という講義時間の短さ
論点が端的にまとまっているマインドマップも魅力
・間違えたor復習チェックマーク入れた問題だけを繰り返せる
Web問題集が効率的な学習にとても役立った
・一問一答型の記憶フラッシュ(音声)をひたすら聞き続けたのが、
自分の苦手な記憶定着を助けてくれた
◎きゃっしいのまとめシート
・7科目合わせて2冊だけの超濃密な内容(誤植は多かった…)
・イラストや表でわかりやすさ抜群のまとめシート
■勉強法
家族との時間を減らしたくなかったこともあって、
・少ない勉強時間で最大の効果
・通勤時間などすきま時間の活用
を心掛け、上2つの教材選びがこの2点の達成にも繋がった。
インプットは最低限に抑えて、アウトプットをひたすら繰り返す日々。
インプット2割:アウトプット8割くらい。
■時系列
5月:中小企業診断士受験を決意
通信講座や勉強法の情報収集
6月:力試しに29年度過去問回答、309点で予想以上に低くショック
(29年:理論45,財務48,運営46,経済56,情報56,法務28,中小30)
Studying(通勤講座)受講開始
7月:Studying1週目
ビデオ講義を2倍速再生
スマート問題集(スピ問的なモノ)と過去問セレクト集は軽めに実施
→全体像把握を重視して、解説読んでもわからない問題は無視
8月:(続き)Studying1週目
9月:(続き)Studying1週目
10月:Studying2週目
ビデオ講義は割愛、スマート問題集と過去問セレクト集のみ
→橋げたとなる重要論点の理解を重視し、応用問題っぽいのは流す
補足論点や理解が微妙なところをマインドマップに書き込み
11月:(続き)Studying2週目
12月:マインドマップ見ながら過去問回答、29年度518点と30年度469点
(29年:理論73,財務88,運営80,経済61,情報80,法務68,中小68)
(30年:理論77,財務60,運営68,経済67,情報84,法務44,中小69)
→マインドマップが全て頭に入れば合格できると実感を持つ
しかし経営法務だけは不安が残り対策を考える
1月:プライベートと仕事で多忙となり一時勉強休止
2月:Studyingの記憶フラッシュ(音声)だけを聞きまくる
→1問1答を繰り返す記憶フラッシュは記憶定着に大きな効果!
法律マンガ「カバチタレ」を読み始める
→法律の大元の考え方を身に着けるのに効果あり、特に民法。
Webサイト「分かった気になれるIT用語辞典」を見つける
→情報システムの用語がわかりやすく解説されてて読みやすい
3月:きゃっしいのまとめシート購入。
→10月11月にマインドマップに書き込んだ内容のかなりの部分が、
まとめシートでカバーされていることに気づき、
マインドマップ+まとめシートに全ての情報をまとめる方針確定
4月:Studying3週目
ビデオ講義は割愛、スマート問題集と過去問セレクト集のみ
→何も見ずに自分の実力のみで回答、暗記系論点はボロボロ
暗記系論点はマインドマップorまとめシートに随時書き込み
出涸らし法で全選択肢を理解できるように確認
5月:(続き)Studying3週目
6月:Studyingの復習機能で間違えたor理解できてない問題のみ実施
ほらっちの中小企業政策講座をYoutubeで見始める
→講義のわかりやすさに感動、一気に記憶定着が進む
一発合格道場の常連になる
7月:Studyingで間違えたor理解できてない問題のみひたすら繰り返す
記憶が怪しい部分や間違えやすい部分の手書き単語帳作成
→1回手書きするだけで覚えられたものもあって効果あり
7科目合わせて約300枚の単語帳を作った
8月:手書き単語帳をひたすら見直す
②2次筆記
■使用教材
◎電子書籍「一発合格」
◎ふぞろい10年データブック
◎事例Ⅳの全知全ノウ
〇きゃっしいのまとめシート2次試験版
△全ノウハウ → 序盤のノウハウ部分のみ活用
×全知識
×Studying(通勤講座)
■勉強法
一次試験と違って教材と勉強法の確立がすぐできず迷走したけれど、
電子書籍の「一発合格」と早い時期に出会えたことがよかった。
まとまった勉強時間を取ることが難しかったので、
10分でも時間があれば過去問に取り組み隙間時間を活用。
シンプルに、過去問解く→ふぞろい確認、を繰り返し、
・要素として丸ごと抜けている
・要素としてはあるけど多数派(高得点)ではない
部分を意識して繰り返すことで、自分が苦手な部分が浮き彫りにできた。
■事例Ⅰ~Ⅲの回答手順
1.受験番号を記入(1分)
2.与件文1段落目を読んで業態把握(1分)
3.設問分を読んで1問ずつ文章枠作りと知識メモ(10分)
文章枠例「効果は、①~により~でき、②~、③~、で~を図る。」
※因果が抜けることが多いので「~により」を必ず入れる
知識メモは、茶化/だなどこ/DRINK/デモ・ジオ・サイコなど
4.与件文を読んで、使えそうな部分に黄色マーカーをひく(10分)
5.回答開始、1問ごとに黄色マーカーをチェック
各質問に使えそうな黄色マーカー部分にボールペンで下線
(4色ボールペンで質問ごとに色を変える)
下線をひいた黄色マーカー部分と知識メモを見ながら、
一番因果関係がしっかりしている要素を選び出し、
その要素を①として因果や形容詞まで含めきっちり書く
最後の効果部分の文字数を確保し、残り文字数に合わせ②③を書く
(1問ごとに5~10分)
6.黄色マーカー部分で重要要素がもれてないか確認
時間があれば回答読み直していまいちな部分を書き直し
■時系列
8月1週目:2次試験勉強法の情報収集
8月2週目:Studying勉強→しっくりこず挫折
全ノウハウ勉強→しっくりこず挫折
全知識勉強→ボリューム多すぎて使わないことに決める
8月3週目:「一発合格」のだいまつときゃっしい記事読み込み
→しっくりきたのでこれを指針にすることに決定
29年度事例ⅠⅡⅢの1周目
8月4週目:28年度事例ⅠⅡⅢの1周目
9月1週目:事例Ⅳ全知全ノウ1周目
9月2週目:27年度事例ⅠⅡⅢの1周目
9月3週目:26年度事例ⅠⅡⅢの1周目
25年度事例ⅠⅡⅢの1周目
9月4週目:ここまでの勉強分のミスや考えが足りない部分をまとめ
10月1週目:事例Ⅳ全知全ノウ2周目
29年度事例ⅠⅡⅢの2周目
へんりーの記事「得点安定のための極意」に深い納得感
→今思えばここで開眼したのかも
10月2週目:28年度事例ⅠⅡⅢの2周目
27年度事例ⅠⅡⅢの2周目
26年度事例ⅠⅡⅢの2周目
10月3週目:25年度事例ⅠⅡⅢの2周目
これまでの勉強分のミスしやすいポイント復習
色んな人のファイナルペーパー読み込み(自分では作成せず)
→ぐっちとハカセのものは印刷して当日まで読み込む
(7) 学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス
これから合格を目指す方へのアドバイス
「カバチタレ」以外にも「経営戦略全史」「閃きの番人」のマンガも役立った。日本のマンガは偉大!
==========ここまで==========
いかがでしたでしょうか。
各月で実施された内容をここまで詳細に記録されたということは、よほど強く記憶に残っているか、きちんとログを残されていたのだと思います。短期合格の方に共通するのは、やったことをすぐ振り返り、軌道修正をこまめにされていかれることだと感じています。まさしくふぃんさんもそのように、方針⇒トライ⇒修正を短期間で回されていたのですね!
ふぃんさん、改めまして合格おめでとうございます!
以上、ちこまる(仮)でした(^-^)
ふぞろいに提出したもののコピペですがご参考あれ。
【事例Ⅳ】第1問 (設問1) ① (a)悪化していると思われる指標の名称 *
売上高総利益率
【事例Ⅳ】第1問 (設問1) ① (b)悪化していると思われる指標の値 *
16.76%
【事例Ⅳ】第1問 (設問1) ① (a)悪化していると思われる指標の名称 *
棚卸資産回転率
【事例Ⅳ】第1問 (設問1) ① (b)悪化していると思われる指標の値 *
3.13回
【事例Ⅳ】第1問 (設問1) ② (a)改善していると思われる指標の名称 *
有形固定資産回転率
【事例Ⅳ】第1問 (設問1) ② (b)改善していると思われる指標の値 *
1.64回
【事例Ⅳ】第1問 (設問2) 特徴 *
建材価格や配送費用増大と在庫過多、分譲住宅販売不振で収益性と在庫効率が悪化。資産投資効率は良化。
【事例Ⅳ】第2問 (設問1) 変動費率 建材 *
95.33%
【事例Ⅳ】第2問 (設問1) 変動費率 マーケット *
69.39%
【事例Ⅳ】第2問 (設問1) 変動費率 不動産 *
3.52%
【事例Ⅳ】第2問 (設問1) 変動費率 全社 *
89.09%
【事例Ⅳ】第2問 (設問2) (a) 損益分岐点売上高 *
4343百万円
【事例Ⅳ】第2問 (設問2) (b) 問題 *
額の大きさに影響され、事業部ごとの変動比率の差がわからないため。
【事例Ⅳ】第2問 (設問3) (a) 目標利益を達成する変動費率 *
91.49%
【事例Ⅳ】第2問 (設問3) (b)計算過程 *
再現不可
【事例Ⅳ】第3問 (設問1) 第1期のCF *
-0.9百万円
【事例Ⅳ】第3問 (設問1) 第2期のCF *
6.1百万円
【事例Ⅳ】第3問 (設問1) 第3期のCF *
14.5百万円
【事例Ⅳ】第3問 (設問1) 第4期のCF *
9.6百万円
【事例Ⅳ】第3問 (設問1) 第5期のCF *
9.6百万円
【事例Ⅳ】第3問 (設問2) (a) 回収期間 *
3.03年
【事例Ⅳ】第3問 (設問2) (b) 正味現在価値 *
12.63百万円
【事例Ⅳ】第3問 (設問3) (a) 原材料と労務費の合計削減度(%) *
32.94%
【事例Ⅳ】第3問 (設問3) (b) 計算過程 *
再現不可
【事例Ⅳ】第4問 (設問1) (a)メリット *
収益構造が明確で迅速な意思決定ができ経営層の育成も可能な事。
【事例Ⅳ】第4問 (設問1) (b)デメリット *
部分最適化思考や短期思考になりやすく一体感が持ちにくい事。
【事例Ⅳ】第4問 (設問2) 期待できる財務的効果 *
効果は、即時情報共有により在庫適正化で管理費削減と調達費用の削減、近隣地域の一括配送により配送費用の削減が期待できる。
【事例Ⅲ】第1問 *
強みは、①特殊な技術蓄積がが必要で重要な基盤技術の金属熱処理の技能工資格を持つべトラン作業者、②前工程の機械加工も対応する技術力、③自動車部品メーカーX社との関係。
【事例Ⅲ】第2問 *
効果は、①全社的な生産量増加と見込み生産による設備稼働率向上、②新たな工作機械のノウハウ獲得。リスクは、①X社への依存が高まり経営リスク増大と、②短納期化により在庫管理が難しくなり高コスト化の可能性。
【事例Ⅲ】第3問(設問1) *
新工場の生産性を高める為、①スキルに頼った属人的な加工品質管理を改め、作業標準化とOJTによる教育で作業者の技能向上で品質管理し、②人と物の移動を考慮したフロアプランを作り、③人や機械の手待ちの最小化で稼働率向上させ生産性の向上を図る。
【事例Ⅲ】第3問(設問2) *
検討内容は、①X社からの3段階の情報に応じた大中小の日程計画の策定と生産計画の見直し週次化、②ABC分析で材料の発注方法と在庫量の見直しで発注業務の適正化をし、③全社的な生産計画と部品ごとの進捗、在庫管理を行い、④設計図面をDB化して、需要予測の精緻化と在庫量の適正化を図る。
【事例Ⅲ】第4問 *
戦略は、①量産設備とノウハウを活用して量産機械加工のニーズがある既存・新規顧客への提案営業、②増強された生産設備を使っての機械加工処理のみの受注を増やし、③高付加価値製品の開発をして、X社への依存度低下と経営リスク分散と売上向上を図る。
【事例Ⅱ】第1問① S *
強みは、美術大学出身によるデザイン力と前職経験による提案力、落ち着いた雰囲気の内装。
【事例Ⅱ】第1問② W *
弱みは、商店街中心部から離れた立地と、店内の狭さ、従業員2人だけの病気等のリスク。
【事例Ⅱ】第1問③ O *
機会は、2000年代の市場拡大と顧客の中心となる40代人口の比率がX市で高いこと。
【事例Ⅱ】第1問④ T *
脅威は、大手チェーンによるネイルサロンや個人事業の自宅サロンといった競合の存在。
【事例Ⅱ】第2問 *
情報発信は、写真共有アプリへ誘導し、①ジェルネイルの要望をすり合わせオプションの利用を促し、②結婚式等イベント写真からイベント時利用を促進し、③好みにあった写真を提示して、来店頻度向上と利用頻度増加を図る。
【事例Ⅱ】第3問(設問1) *
協業相手は商店街の美容室と貸衣装チェーン店。高級住宅地に住むファッションに関心のある10代女性向けに、髪型や服装と合わせたネイルの提案、セット販売、店頭ネイルサービスを実施し、認知の工場と口コミ喚起を図る。
【事例Ⅱ】第3問(設問2) *
提案は、①卒業式などイベント向けのネイル提案、その場での次回再施術予約提案により、確実性の高い再来店を促し、②ポイントカード利用、高品質な施術とデザイン提案で顧客満足度向上と愛顧向上からリピートにつなぐ。
【事例Ⅰ】第1問 *
理由は、売上減少と費用増大により利益創出できなかった事。背景として、健康意識の高まりやたばこ生産者の耕作面積減少でたばこ産業の縮小と自社製品の売上減少、個別対応による部品在庫過多で費用増大した事。
【事例Ⅰ】第2問 *
企業風土は、①規制に守られたたばこ産業最盛期を知る古参社員を中心としたチャレンジ精神の欠如、②利益度外視の個別対応や手書きの帳簿処理、全社的な計数管理がない収益性軽視、③縁戚役員体制による慣れ合い体質。
【事例Ⅰ】第3問 *
要因は、①海外留学で培ったA社長の柔軟な発想による、②試験乾燥サービス実施による潜在顧客の発掘とニーズ収集で、新規顧客開拓し収益性を確保できたこと。
【事例Ⅰ】第4問 *
要因は、①コアテクノロジーを農産物の乾燥技術としてドメインを明確にし、②社員への共有と開発体制強化、成果型賞与で従業員のモラール向上を図り、③人員削減による従業員の危機感向上で積極性が強化されたため。
【事例Ⅰ】第5問 *
理由は、現在の事業状況には機能型組織が適している為。具体的には、①販売する製品数が少なく、②規模の経済と各部署の専門性向上を追求する必要があり、③経営トップの3人が若く意思決定体制に問題がないから。
二次試験の得点開示請求の結果が来ました。
予想以上に点数がよかったので、
再現答案を共有させてもらえればと思います。
事例Ⅰ 82点
事例Ⅱ 65点
事例Ⅲ 62点
事例Ⅳ 76点
合計 285点
ふぃんさん、特典開示の情報と再現答案ありがとうございました!
事例1は狙って高得点がなかなか狙いにくいと言われていますが、そんな中この得点は素晴らしいですね!
読者の皆さんにも参考になると思います。ありがとうございました!