【合格体験記】高得点答案+経産省ガイドライン活用で2次合格! ぴーとさん

 

2度目のおはようございます。makinoです。

本日2本目の記事も読んで下さって、ありがとうございます。

 

本日お二人目の合格体験記はぴーとさんです。

学習のきっかけが「補助金を審査する側に廻りたい」とたいへんユニークな出だしで始まる合格体験記には、目からうろこの内容が。何はともあれ、是非ともご覧ください。

それではどうぞ!

 

 

========ここから寄稿========

 

(0)受験生情報

名前(HN):ぴーと
年齢:53歳

 

(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

高得点合格答案や経産省発行のガイドラインで合格答案のレベル感を掴んで合格。

 

(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ

27年度に自社で「ものづくり補助金」を申請することとなり、申請書作成の過程で中小企業診断士という資格の存在を知る。採択される申請書を作成するには、中小企業診断士を目指す人々がどんな内容を勉強するのかを知ることが近道だと考え、テキストを購入する。
無事、申請は採択されたが、今度は補助金を審査する側に廻りたいと本格的に学習を開始。

 

(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

2級ファイナンシャル・プランニング技能士・AFP
得意科目:情報システム
不得意科目:財務会計

 

(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット

1年目:独学 テキスト読んで分かった気になっても過去問に全く歯がたたないので、同友館過去問マスターをひたすら回転させる。そのため初回は1問毎に確認作業が必要で、当初は非常に時間がかかった。

2年目:1次残り科目TAC上級単科へ通学 (経済学・運営管理・情報システム)合わせて2次本科通学。この年で決めるべく投資を行い通学するも撃沈。

3年目:MMC通信・AAS名古屋(合格指南塾のみ)
2次に1年間専念、背水の陣で望む。会社近くに自習室を確保し就業後はそこで学習。

4年目:1次7科目過去問・2次AAS名古屋 設問分解講座
1次出戻りとなり、8月までは1次に専念。2次に関しては事例Ⅳ問題集を毎朝15分

①メリット
1次は時間的、金銭的に可能であれば大手受験校に通うのが近道かと思います。やはり蓄積されたノウハウが違う。
ECRS→ナイジュカ(これ知っているだけで下手すりゃ4点違う)
大手の場合は自習室があり利用可能。これが一番便利かも

 

②デメリット
金銭的にも時間的にも調整が必要。
その場で質問できると言っても、大手の場合は、先行質問者がいると時間的にかなり待つこともある。

 

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

 

①学習開始時期と受験回数
1次3回、2次3回 学習時間はトータルで3,000時間強。
(スタディプラスのストップウオッチ機能で計測)

 

(6)合格までの学習法

①1次
過去問高速回転

②2次筆記
前年は平成13年度の過去問までさかのぼり5周以上
合格年は直近3カ年の過去問に絞り、解答骨子まで作成を繰り返す。
解く事例数を増やすよりも、直近事例を深堀する。
白書等で経産省が考える中小企業施策の方向性を確認する。

 

(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

2次に関しては、多くの過去問に当たるより、直近3カ年くらいを深堀した方が良い気がします。
だいまつさんの「例のアレ」と、経産省が発行している「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」の具体事例で高得点合格答案のレベル感を掴むことが有効かと思います。

「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」はご覧になったことが無い方はpdfがダウンロード出来ますので一読をお勧めします。
このガイドラインは、 サービス産業を営む中小企業が、経営課題を解決するための参考になるようにという目的で平成27年1月に経済産業省によって作られたもので、平成28年2月に一部差し替え・追加が行われるなど 時代の流れにあわせて更新されています。

一部ご紹介すると
例1:新規顧客開拓 【具体的な事例】
・旅館が、外国語対応が可能なスタッフを雇用・育成し、館内の案内表示等を日本語・外国語併記にするほか、外国人向けの地域観光ツアーや日本文化を紹介するイベントを開催することで、今後増加する訪日観光客を取り込む。

これって去年の事例Ⅱの解答ですか?

例2:独自性・独創性の発揮 【具体的な事例】
・観光地の旅館が、団体客などに対応して客室の回転率を高めるのではなく、1日に受け入れる客数を限定させて、小規模な施設ながら高品質な内装、きめ細かな接客により客単価を上げる方向性を取ることで地域内の大規模な観光旅館と差別化する。
これ旅館じゃなくてネイルサロンに変えれば、今年の事例Ⅱに当てはまるんじゃないの。

といった事例がたくさん紹介されており、文章量的にも100~150字程と、これって発行しているのは経産省だし、文章自体の言い回しも確実に中小企業診断士試験合格者が書いているんじゃないのと思わせる文体で、参考にしておりました。
白書で中小企業政策の方向性を確認するとともに一読をお勧めします。

以上

========ここまで========

 

いかがでしたでしょうか?
経産省のガイドラインまで読んで受験対策をされる方は、私は初めてです(白書を使われる方はいらっしゃっても)。

「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」

次回の2次試験を受けられる方は、是非とも時間に余裕のある今のうちに、一読なさってみてはいかがでしょうか?

 

ぴーとさん、非常にためになる合格体験記を、どうもありがとうございました。

 

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