二次試験との向き合い方 ~助走編~

*:*一発合格道場 夏セミナー2019 開催!!*:*
申し込み受付中!東京は満席のため本日増席を実施します!

東京:8月10日(土)13:30~ お申込はこちら
 @文京区シビックセンター3F会議室1・2

大阪:8月11日(日)13:45~ お申込はこちら
@生涯学習センター梅田

名古屋8月24日(土)14:00~ お申込みこちら
@ウインクあいち(愛知県産業労働センター)

詳細はこちらをご確認ください。

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どーも、そーやです。

皆様、夏セミナーへのお申込みいただきありがとうございます。
東京夏セミナーはおかげ様で満員となりましたが、ご盛況にお応えしまして本日5名分の増枠を行います。
8月7日12時より5名分の枠追加を行いますので、参加希望の方は要チェックです!


さて、一次試験お疲れ様でした!

昨年に負けず劣らずの「酷暑」の中、2日間の受験は非常に大変だったと思います。自己採点も終わって今後の方針を各自練られているところだと思いますが、どんな結果であれこの2日間を逃げずに戦い抜いたことは非常に素晴らしいことだと思います

二次試験の概要

そして特に独学生に多いと思いますが、これから二次試験の対策はどうすればいいのか、悩まれている方も多いと思います。まずは初心に戻って二次試験の概要を記載します。

1.筆記試験
一次試験の択一式マークシートとは異なり論述式の試験となります

2.中小企業の診断および助言に関する実務の事例
出題科目は事例Ⅰ~事例Ⅳの4科目で80分で解答を作成します

3.合格基準
総点数の60%以上(240点以上/400点満点)かつ、1科目でも40%未満(40点未満)のものがない者

4.事例Ⅰ
組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略および管理に関する事例
競争戦略の視点から答えよ、事業特性の違いを答えよ、組織改編の目的を答えよ、と言った視点で問われます。

5.事例Ⅱ
マーケティング・流通を中心とした経営の戦略および管理に関する事例
ターゲット層を明確にして答えよ、需要発掘にどのような施策を行うべきか答えよ、と具体的な回答を作らせる傾向があります。

6.事例Ⅲ
生産・技術を中心とした経営の戦略および管理に関する事例
作業方法に関する問題点と改善策を答えよ、事前に整備しておくべき内容を答えよ、と生産管理の知識に基づく改善策の提案が中心となります。

7.事例Ⅳ
財務・会計を中心とした経営の戦略および管理に関する事例
毎年おなじみの経営分析やCVP分析、損益分岐点分析などの計算問題と記述式の問題が出題されます。特に計算問題では正確性とスピードが求められます。

8.字数制限
事例Ⅳの計算問題以外の各設問は80字~120字くらいで解答します。去年は事例Ⅰは計500字、事例Ⅱは450字、事例Ⅲは560字であり、各事例平均500字程度の論述があります。

 

二次試験の大きな特徴は2つ

1つは論述式の試験であり、普段文章を書きなれてない受験生にはどう書けばいいか不安を感じてしまう試験であること。

もう1つは、合格基準が総得点の60%以上と言いながらも、実際には相対的な合格率の試験であること。


(図1:二次筆記試験の答案提出者と合格率)

上記の図は直近5年間の二次試験の申込者数と筆記試験の合格者数、合格率をまとめたものとなっております。平成26年を除く直近4年は19%前後であり、だいたい5人に1人が合格する試験となっています。

相対的な合格率の試験というのも、正答や採点基準が公表されておらず客観的な得点が分からないことがあります。そしてこれが二次試験の勉強方法を難しくさせ、試験の手ごたえがなかったと言った受験生でも合格している結果を生み出しています。

なお、こちらは中小企業診断士試験の公式サイトからも各統計情報が確認できます。

 

二次試験の考え方(そーや式)

論述式の試験で不安なところは、どうやって各問100字を埋めていけばいいのか、というところだと思います。一次試験では択一式のため分からない問題でも20%程度の確率で当たりますが、二次試験では分からない・書けないと0点になってしまいます。これが特に初学者には途轍もなくハードルが高い部分だと感じました。

去年私が直面した壁が以下の通りです。

①まず独学で合格できるのか、どんな教材を使うべきなのか

②与件文(試験の事例で各社の状況を記載している文章、問題文)をどう読めば解答が作れるのか

③設問文で何を聞かれているのかを、どうすれば正確に理解できるのか

④設問に対してどのようにすれば解答が作れるのか、100字を埋められるか

⑤上記②~④を80分以内にまとめるタイムマネジメントをどう身に着けるか

①は道場10代目でも4人が予備校未経験のまま合格しており、独学でも合格する可能性はあります。私もその一人でしたが、去年の道場記事【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅰ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!の出会いが非常に大きかったです。9代目だいまつの記事ですが、近年では稀にみる閲覧数10,000 viewを超えており、去年のベスト閲覧記事でもあります。知らなかった方はぜひこの機会にチェックしてください!

②~④は試験本番時の重要な骨子ですが、私は②③を重視し④は(相対的に)軽視する勉強を行いました。

100字の解答は与件文を抜き出して、てにおはをそろえれば何とか作ることは出来たためです。逆に与件文の抜き出しは、きちんと与件文の内容を理解しないと適切な抜き出しができないこと、また設問文で何を問われているのか理解を十分にしないと的外れな解答となってしまうことから、文章作成のプロセス(どういった内容の文章を作るか)よりも文章構成のプロセス(どういった方向性で文章を組み立てるか)を重視した解答を作ることを目指しました。

⑤は設問ごとに完成度の強弱をつけることで時間内に終わらせることを目指すこととしました。設問の強弱は、全部の設問で満点を狙う解答を書くのではなく、時間が足りないもしくは設問が難しいと判断したときには部分点を取るための解答に切り替えることです。

これらの内容は別途今後の記事で、去年の事例を使いながら考え方をまとめていきたいと思っています。

では本日はここらへんで終わらせて頂こうと思います。

 

以上、そーやでした。

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