【渾身】企業経営理論(モチベーション理論)
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みなさん、おはこんばちは。
キャリコン診断士のブブです。
先日、子どもの運動会に参加してきました。
6年生のため、今回が最後のかけっこ、最後のリレー。そして、最後のお弁当。
長子から数えること、足掛け11回連続の運動会です。
目の前を力一杯に駆け抜けていく息子の姿に、夫婦がそろって大きな声を掛けることももう最後・・・。
感傷に浸りながら、昨年の今を思い出していました。
そんな想いもありつつ、合理的な面もある私は合間の時間をつぶすため、運動会には本を持参するのですが、昨年はこちらを読んでいました。
ご存知の方も多いと思うのですが、中小企業診断士の2次試験におススメとのことで、モチベーションアップと1次勉強の気分転換のため、読んでいました。
とても面白い本ですので、ご興味あれば是非、お読みください。
特に、2次試験の事例Ⅱにはおススメです。
そして、あれから1年。
今年は、頂いた講師の仕事に挑戦すべく、プレゼン関係の本と向き合っていました。
受講者の未来に資するためにどう「伝える力」を研鑽していくか。
内容は変われど、また新たな学びです。
受講者のための自己実現支援、そして自分自身も新たな成長に向けての挑戦です。
さて、2巡目となりました渾身シリーズ。
今回、私が選んだテーマはモチベーション
1次試験では頻出。
春セミナーでも取り上げたとおり、試験合格に向けても重要です。
ところで、みなさんにあらためて質問です。
モチベーションって何でしょうか?
そして、モチベーションが上がる(下がる)理由は何でしょう?
また、モチベーションを上げる為にはどうしたらいいのでしょうか?
これらの問いへの答えがモチベーション理論です。
モチベーション理論は複数ありますが、実は唯一無二の正解というものがありません。
つまり、マネジメントする立場としては複数ある理論を理解し、「人を見ながら法を説く」ことが重要なのです。
早速ですが、その一つひとつについて「運動会」を参考に学んでいきましょう。
1)欲求5段階説=マズロー
欲求には「お腹すいた~」という低次な欲求から、「夢を叶えたい」という高次な欲求まで5段階あります。
1段階 生理的欲求「いっぱい走った。お弁当、食べたいなぁ」
2段階 安全の欲求「組立体操、落ちたら痛いから、無事に終わって」
3段階 所属と愛の欲求「リレー、みんなで頑張って喜びあうぞ」
4段階 尊重の欲求「がんばってお母さんにほめてもらおう」
5段階 自己実現の欲求「かけっこで過去最高の走りをするぞ」
なお、マズローの特徴は欲求は順番通りに上がっていき、不可逆であるという点です。
例えば、「お弁当、食べたい」という欲求が満たされないと、「リレー、みんなで頑張ろう」という欲求は起きない、という発想です。
2)ERG理論=アルダフォー
EとRとGの語源で覚えましょう。※「」内が正確な英語
E=Exist(生存)「Existence」
お弁当食べて、怪我無く終わりたいな
R=Relation(関係)「Relatedness」
リレー、がんばってみんなで喜ぶとお母さんも嬉しいだろうなぁ
G=Growth(成長)「Growth」
かけっこで過去最高の走りをする自分ってかっこいいぜ
マズローより少ない3項目。
また、併存したり順序がないのが特徴です。
つまり、”お弁当を食べなくても”「かけっこで過去最高の走り」を求めることがある。それがアルダフォーの理論です。
人間観を2種類に分けるという大胆な発想をしたのがマグレガー。
思わずトップホストのローランドの言葉を思い出しました。
「人間には2種類しかいない。オレかオレ以外か」
マグレガーはこういいます。X人間とY人間で統制方法を変えなさい。
X理論=人は本来怠け者で仕事嫌い。だからアメとムチで統制。
【X家の運動会での応援風景】
「こらぁ、思いっきり走らんかぁ!ビリなら飯抜きじゃ。その代わり、1等なら焼肉やでぇ!」
Y理論=人は本来働きたい性質があり、自己実現に向って成長するため、それを支援すべき。【Y家の運動会での応援風景】
「毎日みんなで取り組んでいたリレーバトンの練習、本番でも頑張って出せたらいいね。リラックスできるように声をみんなで声を掛け合うようにね。」
いかがでしょう。どちらの家があなたはいいと思いますか?
そうですね。Y家の応援スタイルをマグレちゃんも勧めております(笑)
4)達成動機説=マクレランド
次の3点で人は動機付けられる
1.達成欲求
成功の報酬よりも、成し遂げたいという動機
「リレーで1位になることも大事だけど、悔いないだけ練習して走り切りたい!」
2.権力欲求
影響力を行使して、他者をコントロールしたい、という動機
「オレがアンカーで逆転してやるから、みんな、オレに任せてくれ」
3.親和欲求
他者との交友関係を作り上げることへの動機
「運動会。クラスが優勝できるように精一杯、応援しよう」
「満足」と「不満」で分類。「満足」をもたらす「動機付け要因」が重要。
衛生要因は、不満の解消にはプラスだがモチベーション向上には寄与しない
①会社の方針 ②上司の監督 ③給与 ④人間関係 ⑤労働条件 ⑥作業環境 など
「不満の多い衛生クラスの例」
②先生がやたらと声が大きくて不満
⑤リレーの練習時間が長すぎて不満
②、⑤が解消されても、モチベーションは上がらず・・・動機付け要因は、満足感を高めモチベーション向上に繋がる。
①達成感 ②承認 ③仕事そのもの ④仕事への責任 ⑤昇進 など
「動機付けクラスの例」
②がんばったら、必ずがんばりを認めてくれる先生
④⑤リレー選手に選ばれて張り切るA君
②、④⑤等により、やる気が高まっていく・・・
6)内発的動機付けと外発的動機付け=デシ
仕事そのものに面白さを感じる内発的動機付け
金銭的な報酬等による動機付け外発的動機付け
走ることそのものが、楽しかったB君。
両親はますます頑張ってほしくて、1日、1時間走れば100円をあげることを約束しました。
B君は、走れば走るだけお小遣いがもらえるようになったのです。
最初は、時間も気にせず走ることに夢中だったB君。ところが何だか様子が変わってきました。
B君「今日は3時間、走ったので300円ちょうだい。」
お母さん「10分、少なかったでしょ、あと10分、走っておいで」
B君の心の声「なんだろう、何だか、最近つまらないなぁ。」
いいことをしたつもりのお母さんは、動機というエンジンに入れる大切なガソリンを間違えてしまったようです。
さて、以上が代表的なモチベーション理論です。
「そのとおりだなぁ」と感じるものもあれば、「いやいや、そんな簡単な話ではないよ」と感じる方もいると思います。
モチベーション理論は、理論です。
「人を見て法を説け」
「機をみて使い分ける」
これが重要なポイントです。
是非、実践で使っていきながら、理解を深めてください。
それでは、みなさんのワクワクが大きくなることを信じています。
そして、今回、学んだモチベーション理論をご自身にもご活用ください!
そうすれば、
ぜーーーーったい、あなたは受かりますから!
☆☆☆☆☆☆☆
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ブブさんありがとうございます。
そうなんです!私はかなりの怠け者です。
それでも、いちおう毎日こつこつ勉強は続けています。
ワクワクする未来へのエンジン。見つけたいですねぇ。
過去の経験と言うと、子供の頃から自然が好きなので、そういった絡みの仕事になるのかな。
中小企業診断士の勉強は、企業へのアドバイスだけでなく、自分で何か仕事を始める時も役に立ちそうですね。
ウルトラゾーンさん コメントありがとうございます。
毎日こつこつ、凄いです。
なかなか毎日、勉強できないですよ!
ウルトラゾーンさんは自分に対して厳しく評価しがちなのかもしれないですね(笑)
自然がお好きとのこと。
いいですね。自然と向き合っている自分はどんな自分なのか。どういう点にワクワクするのか。
きっとヒントがありそうですね。
中小企業診断士は活動範囲が広い、と言われています。私はまだまだ本格活動できていませんでが、たしかにそう感じます。
診断士×〇〇(もう一つの強み)ということで可能性はどんどん広がっていくと思います。
ぜひ、未来を見据えつつ、引き続き道程(試験の勉強)も楽しんでください!
昨今は運動会も、いろいろ議論されているみたいですね。子供達にはいい思い出になると思うんですけどねぇ。
ところでX理論・Y理論は私の心にグサッときました。
私は怠け者なので、アメとムチで管理してくれる人(嫁さん)がいたらいいのになぁ!と思うこともありますが、一方、ダラダラしていると後で虚しい(このあたりが、本来働きたいということに繋がるのかな?)ので、自己実現?のために日々勉強しているといったところです。
まだ、自己実現の先(本当にやりたいこと)が見えていないので、怠けたい心を上回るような、やりたい何か見つけることも目下の目標です。
ウルトラゾーンさん コメントありがとうございます。
ご自身を怠け者と感じてらっしゃるとのこと。実は、私もいつもそう自己認識しているので共感する想いです。
私の場合、ついつい大きな目標を掲げてしまい、その到達への難しさに大きな壁を感じてしまい、諦めに似た気持ちとともに日々、怠けている自分に嫌気がさしてしまいます・・・。
そんなとき、小さな階段からスタートして、その階段をクリアすることで達成感を感じるよう心がけています。
例えば、最初は勉強を5分からでもスタート。そして、5分勉強した自分を褒めてあげる。そんな些細なことです。やがて、楽しくなってくれば5分が10分、30分、1時間と増えていくようになります。
今回の講師の仕事でいえば、正直には「何から手を付けよう」と途方にくれていますが、「まずは本でも読もう!」
そして、本を読んだ自分を褒めてあげてます(笑)
参考になれば幸いです。
あわせて、自己実現の先(本当にやりたい事)は私も日々、悩んでいるところですが
キャリアの理論では、過去の経験のなかにヒントがあるといわれています。
例えば小さい頃の夢、成長しワクワクした体験、それら出来事に対して、自分ならではの共通の意味を見つけていく。
そうすることで自分らしさを見つけ、ワクワクする未来(本当にやりたい事)へのエンジンが見つかるかもしれません。
一人になれる時間に、ふとそんな事も考えてみてください。
ウルトラゾーンさんのワクワク、心から応援しております!
今回の記事もとても分かりやすいです。プレゼン力、さすがですね。モチベーション理論はずっと、覚えては忘れ、を繰り返しているのですが、今回の記事を参考に「運動会理論」としても覚えてみたいと思います笑
トリックスターさん コメントありがとうございます。
早速、モチベーション理論を使いこなしましたね!
コメントをいただいたことで、私には次の効果がありました。
➀「マズロー5段階」のうち「承認(尊重)欲求」が満たされました。
➁講師の成功という「自己実現に向けて支援」してくれる「マグレガーY理論」を活用。
➂よくできたのでお金をあげます!という「外発的動機付」けではなく、執筆することの面白さを支援してくれたことで「内発的動機付け」が高まりました。「デシ理論」
トリックスターさんのおかげでモチベーション、見事に上がりました!
ありがとうございます。おかげさまでさらに頑張れそうです!
トリックスターさんも合格に向けてがんばってください!