【合格体験記】効率性を高めてストレート合格” gudeakariさん”

おはようございます、8代目のたっしーです。

年末年始はゆっくりできましたか?
私は久しぶりに何もない数日を過ごせたので、とてもゆっくりとした休日を過ごすことができました。本日から仕事始めの方もいらっしゃるでしょうが、早めに正月気分を直して、仕事も勉強もエンジンをかけて下さい。

本日の合格体験記は、弁護士資格をお持ちでいながらも科目免除を行わず、効率性を高めたアウトプットで、見事ストレート合格を勝ち取られた「gudeakariさん」からの寄稿です。

==========ここから寄稿==========

(0)受験生情報

gudeakari 35歳

(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ

とにかく成長したかったというのが理由です。この先同じように業務を繰り返していっても大きな成長は見込めないと感じ、中小企業診断士資格を取得することとしました。

(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

保有資格:弁護士、簿記2級、FP2級、販売士3級、ITパスポート等

得意科目:経済学。事前に石川秀樹氏の速習ミクロ経済学・マクロ経済学をひと通りやっていたのが効果的でした。

不得意科目:経営法務。一番点数が伸びず、難易度の差があるとはいえ、本番でも最も点数が低い科目でした。嘘だろと思うかもしれませんが、誰より自分自身が嘘だろと思いました。言い訳すると、田舎で弁護士やってると会社法や知的財産分野はほとんど関わることがないのです。

(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット

・TAC1・2次ストレート本科生(個別DVD)

①メリット
DVDを倍速で視聴すれば浮いた時間を復習に回せますし、DVDの予約を入れて校舎に行く必要があるので、完全な自宅通信よりは、自分に勉強を強制することができます。

②デメリット
一般的には、勉強仲間ができないというのがデメリットとして挙げられますが、自分は一人でこっそりやりたいタイプなので、とくにデメリットは感じませんでした。

(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

①学習開始時期 2016年9月 受験回数1回
②一次学習時間 650時間くらい。記録していないのでかなり感覚的な数字です。
③ニ次学習時間 同じく感覚的には、150時間くらい。

(5)合格までの学習法

①1次
講義を受けたらその日のうちにトレーニング問題を解くことと、試験に近づくほど回転数を上げることを意識しました。
DVDをブースで視聴する際に、倍速で視聴すると時間を捻出できます。そのままブースでトレーニングを解くと、うまくいけば枠内で該当範囲の問題が全て解けますし、時間以内に終わらなかった場合でも、家に帰ってから残った分だけ短時間で終わらせ、その日のうちに1回転目が終了です。養成答練が近づいてきた段階で2回転目に入り、3回転目以降は間違った問題だけ解きます。以上の学習で養成答練で8割とれれば上出来です。苦手と感じた科目は、全問の回転や間違った問題のみの回転を追加して調整します。
4月からの完成答練以降の時期には過去問に取り組み、同じく1、2回転目は全問を、3回転目以降は間違った問題だけ解きます。理解済みの問題や、捨て問をどんどん省いていけば、一科目に要する学習時間が短くなっていきますので、直前期は一日で3科目くらい回すことも可能です。穴の開いたバケツは放っておけば水が抜けていきますが、それに勝るスピードで水を注げばいっぱいにできます。そのイメージでじゃんじゃん回転していきます。(但し、過去問があまり役に立たない中小企業経営政策については模試の復習等が中心でした。)
試験会場で見直すべきテキストの箇所に付箋を貼って、試験開始前の数十分の間にそこを見直せば、最短かつ最後の1回転ができます
その結果、本試験は合計で535点でした。
弁護士資格があると財務会計と経営法務を免除できますが、勉強と思って受けました。

②2次筆記
1次試験前の5月頃に、過去問を1年分解いてみて「ふぞろいな合格答案」を読んで感覚をつかみ、TACの2次実力チェック模試を受けました。オプションの2次事例Ⅳ特訓も1次試験前に受講しています。
1次試験後は、TACの演習を受講したほか、過去問10年分程度を、主に「ふぞろい」を使って学習しました。1回転目は実際に答案を書いてみましたが、時間がないので2回転目はやむなくキーワードをメモ書きする程度にとどめ、3回転目以降は頭の中で構成を考えるだけにしました。事例Ⅳだけはもう少し過去問を実際に解いてみるほか、オプションの事例Ⅳ特訓の問題集を回して計算力をつけるようにしました。

③再現答案
試験の翌日、殴り書きのメモを解読して再現答案を作成しました。

(6)学習時・受験時のエピソード

職場や友人知人には内緒で勉強を進め、妻だけが知っていました。極秘にやった方がスパイ気分でやる気が出るからです。
1次試験終了後、TACの窓口を通じて2次試験の勉強会仲間を探していた受験生がいて、声を掛けられましたが、それもお断りしました。
一人でやりたかった、素性の分からない人と勉強会を組むことにリスクを感じた、というのもありますが、とくに1年目の場合、2次試験の学習はアウトプットのようでいてインプット(イメージとしては、読めるけど書けない漢字を、練習して書けるようにしていく過程に似ています。)だと思うので、勉強会というものに懐疑的だったからです。予備校の演習や過去問を解いてみて、繰り返し問われている論点を把握し、自分でそれなりに書けるようになった頃にはもう本番直前です。1次試験終了直後に初受験組が集まって勉強会を組んでも、アウトプットを効果的に高められるような状況にはおそらくならなかったと思います。

(7)これから合格を目指す方へのアドバイス

中小企業診断士試験は支援団体が発達していて、それぞれのブログが毎日更新されるので、情報量は豊富です。それは便利な反面、情報が氾濫しているという見方もできます。効率性という観点からは疑問な勉強法も見かけます。テキスト読み込み、サブノート、ファイナルペーパー、春秋要約、勉強会等々です。これらが無意味とまでは言いませんが、時間は限られているわけですから、それが自分にとってどういう効果をもたらすのか吟味をよく行った上で、取捨選択していく必要があります。
多くの資格試験に共通して言えることですが、色々手を出すよりもとにかく問題を解いてみることが合格への近道だと思います。

==========ここまで==========

gudeakariさん、ありがとうございました。
倍速視聴や、捨て問を省いて間違った問題だけ解くことなど、時間効率を高めることを強く意識されています。また「穴の開いたバケツは放っておけば水が抜けていきますが、それに勝るスピードで水を注げばいっぱいにでき」という言葉でもわかるように、アウトプットを高回転で行うことで、インプットを行っている点も印象的です。

ストレート合格を目指すとなると、どうしても「時間」が足りなくなってしまいます。多くの情報(やり方)が公開されているだけに、自分に合ったものを取捨選択すること、選択したことを徹底することは、とても重要なことだと思いますので、是非参考にして下さい。

たっしー


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日時:2018年1月14日(日) 14;00~17:00 その後懇親会
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応募方法 : igdojo8@gmail.com までメール
※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。
※原稿の著作権は個人上は放棄頂き、当「一発合格道場」に帰すものとします。

受験体験記テンプレ

(0)受験生情報 名前(HN)・年齢
(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ
(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット
・独学、通信、○○(予備校)通学
①メリット
②デメリット
(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方
①学習開始時期と受験回数
②一次学習時間
③ニ次学習時間
(5)合格までの学習法
①1次
②2次筆記
③再現答案
(6)学習時・受験時のエピソード
(7)これから合格を目指す方へのアドバイス

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