【合格体験記】シンプル イズ ベスト”くっけさん”

こんにちは、ますけんです。

(お正月は過ぎてしまいましたが、)あけましておめでとうございます!今年も当ブログを何卒よろしくお願い致します。

お正月も終わり、昨年の2次試験不合格だった方もそろそろ試験勉強を再開しようと考えているころかと思います。
2次再受験組の方はまずは事例Ⅳ対策から始めましょう!1次試験のアカウンティング・ファイナンスのところから復習しつつ、徐々に実践的な事例Ⅳの問題を解いていきましょう。昨年度の事例Ⅳは非常に難しくなかなか差がつきませんでしたが、平成27年度、平成28年度のような標準的な難易度の場合、対策している方とそうでない方で大きく差がつきます。8月から本格的に学習を始めるストレート組に負けないように今から万全な対策を行いましょう!

さて、本日も合格体験記の紹介です。本日は独学ストレート合格を見事勝ち取った「くっけ」さんです!当ブログをご覧になられている独学生の方にとって、非常に興味深い内容かと思います。ぜひ参考にしてみてください。


(0)受験生情報 名前(HN)・年齢

■名前:くっけ ■年齢:29歳 男

■備考:妻・子1人(男  本年度1次試験終了後、誕生)


(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ

高校中退当時、将来のため資格を取得しようと様々な資料を請求、気になった資格の一つであった。

(その後、別の高校へ進学し、資格の事などすっかりと忘れ、大学卒業、就職しております。)

社会人となり今後のキャリア形成・資質証明の一つとして資格取得は分かりやすいと考え、一昔、なんか気になったやつがあったなぁ…と、「中小企業を支える!」等、高尚な目的はなく、興味程度に資料を収集、勉強を開始致しました。


(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

■保有資格:TOEIC 960(大学卒業時) ,中国語検定(HSK)5級,普通自動車免許

■保有知識:知識と迄は行きませんが、取引先の工場に入ることもあり、製造業のイメージを作りながら学習を進めました。

<一次試験>

‐得意科目:運営管理/中小企業経営・政策(無いに等しいですが、しいて挙げるならば、です)

‐苦手科目:企業経営理論/経営法務/経済学

特に“企業経営理論”は一見内容は面白く感じるが、実際の問題は判断がし辛く感じていた。

<二次試験>

‐得意科目:事例Ⅰ

‐苦手科目:事例Ⅱ、Ⅳ


(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット
■一次・二次:独学

①メリット

費用が圧倒的に少ない(総費用:テキスト・交通費・宿泊費等で20万円ほど)

良い意味でも悪い意味でも自分のペースで進められる。(学習DVD等、見ている時間が確定しているもの等がない)
②デメリット

自分の学習成果等、現在の立ち位置が確認出来ない圧倒的な不安。

‐理由

一次試験は答えが明確な問題が多いため、理解さえすれば独学でも問題ないが、二次試験は参考書等でルールやある程度のノウハウを覚えたとしても、アウトプットの方法がOKか、テクニック等の確認や情報が不足していたため。


(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方
①学習開始時期:2017年3月~10月後半 (総期間:8ヵ月)

受験回数: 1回(平成29年度)
②一次学習時間:500~600h(3月~8月初旬)平日:2h 休日:8h
③ニ次学習時間:200h(8月初旬~試験日10月後半まで)
・総計:700~800h

平日:朝1h、夜1h 休日:朝4h、夜:4h

上記通り毎度纏まってはいませんが、時間があけば勉強していました。飲み会はほぼ断っておりました。(非常に煙たがられましたが、、、笑)家族の理解を得る事が非常に大事かなと感じます。


(5)合格までの学習
①1次

テキスト・問題集・過去問題集はTAC製を使用。1つの科目をテキストは1度軽く読み、問題集で分からない部分、過去問で間違えた部分をテキストで読み直す。→次の科目

上記のような繰り返し学習を行っておりました。

特別に特殊な勉強方法等はないが、気になった問題は理解するまで頭の中、インターネット、書籍等で調べ、考え続ける等、問題や内容の本質を理解しようと心がけておりました。

②2次筆記

 ■使用参考書・問題集(使用頻度は◎、○、△、×にて記載)

‐TAC過去試験問題集(H24~H28年度分) ◎

‐ふぞろいな合格答案10 ◎

‐ふぞろいな答案分析2・3  ◎

‐ふぞろいな再現答案2・3  △

‐世界一やさしい答案作成術 ○

‐スモールビジネスマーケティング ○

‐意思決定会計講義ノート △

‐2次試験合格者の頭の中にあった全知識 ○

■勉強方法

<基本>

“世界一やさしい答案作成術”で書き方のノウハウを頭に入れつつ、

“過去試験問題集”へ挑戦、(平成20~28年度 9年分)

“ふぞろいな答案分析”で方向性を確かめる。

・事例Ⅰ~Ⅲ:過去問題(9年分)を2周ほど繰り返し行いました。

時々、妻に回答を読んでもらい、内容はともかく“言いたい事が伝わるか、分かるか”を確認。

・事例Ⅳ:過去問題(9年分)5周ほど行いました。(1 日に一度、1事例 解くくらい)

学習当初は差別化のために“全問立派な事を書くぜ!”風に、思っておりましたが、そんな試験に時間はなく、、、シンプルにわかりやすいような心がけを行いました。

例)1文は30~60字で収め「結論→理由→効果~である。」形を作って、120字問題であれば、3文くらいかなーと大体の目安を頭で回答の“感じ”を作っていました。


③再現答案

再現答案作成しておらず、回答の方向性ぼんやりとのみ頭の中であり、何を書いたか覚えていません。

理由は、2次終了後、みなが試験の感想を言い合う姿を見て、独学の辛さ、試験の友人がいない寂しさの中、事例Ⅲ・Ⅳで絶対に落ちた、妻に電話、泣きながらホテルへ。そのまま、約束した転勤前の友人達との飲み会に参加。(目が赤く腫れ、だいぶ心配されました…)

気分転換が出来、友人の大切さを感じると共に「来年頑張ろう!」と少し前向きになりホテルに帰り、回答作成に取り組むと、「どう書いたっけ?」とほぼ覚えておらず、断念。。


(6)学習時・受験時のエピソード

上記通り、大失敗かと思い、来年頑張る気持ちでおりました。

(来年から養成学校へ行くため本気で借金をしに日本政策金融公庫に相談へ行こうとも。。。)

来年迄時間あるなー、と考え、なんとなくFP2級の勉強を始め、合格の希望も本当に捨てた中、発表当日、「どうせ~まぁ一応見るか~」と余裕ぶりながら言いながら、確認すると番号がありました!

嬉しいという感情より、ん?本当?まじか?という気持ちが強く、携帯で画面を何度も保存、後日もそのページの確認を行い続け。。。

あげくには「記載間違え、ドッキリじゃないよな」等、疑心不安になりましたが、簡易郵便で口述試験の受験票が届き、ほっと致しました。

新婚・妊娠・出産 と同じ進めてきた学習のため、色々バタバタとしておりましたが、なんとか目標である“一発合格”でき、嬉しいというより、肩の荷がおりたという所です。

(7)これから合格を目指す方へのアドバイス

こんな疑心暗鬼で、実力も定かでない自分がおこがましい所でございますが、初学習者の方向けで助力になればと思い、書かせて頂きます。

1次はシンプルに繰り返し学習で良い

2次は一度解いた事例は分からないと言って回答を見ると勉強効果が逓減していく感じ?がします。

(私が自分に甘く、すぐ回答を見てしまい、次には模範解答のような回答になってしまっていたため)

そのため効果が良いと思うのは

ベタなりに最初は時間を図らず自由埋めてみる

埋められないなら回答の方向性だけメモする。(書くテクと思考方法は別であると思います。

また、方向性だけでも書けば、合っていた時に気分良いですし、時間短縮となります。)

回答を見たとき「なるほどー」となり、また問題をよくよく読む、回答を書く

回答を見た後は模範文章をよく見て書くテクニックも付けていく。→次の事例へ

大体10年分ほど見れば、ある程度のパターンが決まってくると思います。基本である提案内容のパターンを身に着け、文字数に埋まるように書く。模範解答ももちろん良いですが、十分に練られた回答であり初見で同じレベルは厳しいです。シンプルに理論立てが上手くできていれば、自分自身の回答が一番良いと思います。そのためには多くの事例、回答分析を見る事、考える事が必要かと考えます。

 

■学習の幅を広げ過ぎない(1次・2次共通)

どこのテキストも最終的には言っていることは一緒であったり、必要以上の物であったりします。基本は一度決めたテキストで、後は過去問の参考辞書として使う事をお勧めします。

 

■手ごたえを感じだしたら2次テキストは早めに集める

1次試験前から空いた時間に情報収集し、早めに買っておく

(昨年のふぞろいの合格答案は在庫切れ、有名な参考書は絶版。。。プレミア価格。になります)

 

<最後に>

一発合格道場は私の(孤)独学の大きな支えになりました。

他の人も同様に悩むんだなぁ、合格者の道しるべを追っていこう!等、試験仲間みたいな感じ

本当にありがとうございました。これからも益々の内容充実、合格者輩出に邁進してください!


1次試験と2次試験の間にお子様の誕生などで大変忙しい中、合格を勝ち取ったくっけさん。

体験記の学習方法を見て感じたことは、「シンプルさ」を意識して学習している点です。
1次試験は「シンプルに」反復学習中心の勉強を行う、2次試験は「シンプルで」わかりやすい解答作成を意識する。一見、あたりまえのように見えますが、これらを愚直に実行するのは案外大変なことです。くっけさんの場合、こうした学習の「本質」からブレず、無駄なく学習して行ったことが合格につながったのではないかと思います。試験勉強を進めていくと様々な情報が入ってくるため、つい自らの学習スタイルがブレがちですが、「本質」に立ち返って「シンプル」に学習していくこと。これこそが最も大切なことだと思います。

受験生のみなさまもこうしたシンプルさを是非参考にしていただきたいと思います。


先日から告知をしておりますが、合格者向けセミナーが1月14日に開催されます。

日時:2018年1月14日(日) 14;00~17:00 その後懇親会
場所:品川区 荏原第五地域センター第一会議室
定員:40名
参加費:1,000円 (懇親会費別途4,000円)
お申込み先:http://kokucheese.com/event/index/501540/

合格してからの様子が少しでもわかっていることで、「大変!」と噂の実務補習にも備えられます。

企業内で活動するためのポイントや、転職や独立をした先輩の話を直接聞くこともできます。

ますけんも参加予定なので、ぜひ合格者の皆さまにお会いしたいです。

奮ってご参加ください!


合格・不合格問わず!受験体験記募集!!
一発合格道場の強みは「積み重ねられた数多くの体験記」です。
道場をつくるのは、あなたの体験記。また、あなたの貴重な経験が、多くの人たちのために役立ちます。
ぜひ、体験記をおよせください。

募集要項

対 象:H29年度2次試験合格者および筆記試験受験者(不合格者)
–> 年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問
原稿量  :自由。目安として2,000字(原稿用紙5枚)程度
ファイル形式:Word(.docxまたは.doc)
特典   : 「一発合格道場」ブログ上で随時公開。
応募方法 : igdojo8@gmail.com までメール
※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。
※原稿の著作権は個人上は放棄頂き、当「一発合格道場」に帰すものとします。

受験体験記テンプレ

(0)受験生情報 名前(HN)・年齢
(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ
(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット
・独学、通信、○○(予備校)通学
①メリット
②デメリット
(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方
①学習開始時期と受験回数
②一次学習時間
③ニ次学習時間
(5)合格までの学習法
①1次
②2次筆記
③再現答案
(6)学習時・受験時のエピソード
(7)これから合格を目指す方へのアドバイス

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