【プロコンも使ってる】事例Ⅰで使うフレーム 最低限これだけは。
こんにちは、今日も元気にKKD、手相観診断士のかおりんです。
今日の未明は月食でした。手相だけじゃなく星も西洋・東洋問わず折に触れて読むのですが(超基礎的なもの)、占星術で月食は「ちょっと特別な満月」。特に今回の月食は「潮目が変わる、転換期」のような印象を受けます。
皆様の中にも、日常に「潮目の変化」を感じる方がいらっしゃるかもしれませんね。変わるものと変わらないもの、うまく読み分けて日々を過ごしたいなと思っております。
なんというか、マニアックな出だしで恐縮です・・・
80分で合格答案を書くために何をすべきか?~その2~でフェイマオが「型をもつ」ことを紹介していました。この考え方は、二次論述だけでなく、業務上のあらゆる場面で有効です。
ひよっこながらもプロコンとして従事する中で感じるのは、「悩みは多様だけど、解決方法は結構共通」ということ。この、“変わるものと変わらないもの”の読み分けと、変わらないものへの準備の重要さを日々痛感しています。最もボトルネックになりがちな“時間”という資源を節約した上で最大の効果を出すには、必須の技術といってもいい。
二次の論述は、そういう意味で「プロコンの縮図だなあ」と、今になってつくづく感じるわけです。(そう思えるようになっていることがありがたい限りです・・・寝言かもしれませんが・・・)
というわけで、今日は「変わらないものへの準備」として「事例Ⅰで使うフレーム 最低限これだけは」について書きます。
1)全体像の把握
これは、知識というより前提かも。このフレームはⅠ~Ⅲ共通。(多分Ⅳもだけど、実感がないので断定できません。。。(笑))
企業戦略(広義):経営理念・経営ビジョン→企業戦略(社長とかが考える)
↓
事業戦略(事業部長が考える)
↓
機能戦略(現場責任者が考える)
を、与件&問題文を読みながら捉える。どのレイヤーのことが問われているのかを切り分ける。
2)組織構造の設計原理
組織構造の設計原理はこの5つ。問題文に「組織管理上の課題」と言ったキーワード出てきたら、この5つを思い浮かべたい。
①専門家の原則
②権限責任一致の原則
③統制範囲の原則(スパンオブコントロール)
④命令統一性の原則
⑤例外の原則
私は「センケントウメイレイ」とアタマ1文字ずつで覚えましたが、きっと誰か素敵な覚え方をご存じのはず・・・。
内容の詳細などは、ご自身の教材かたきもやふうじんの過去記事を参照くださいね。
3)人的資源管理の基本構成
人的資源管理は、企業戦略を達成するために人材の要件を満たすための「How」。
必要な人材の確保のために、採用や教育を行うこと。具体的に使える打ち手がこの6つ。
サ:採用
ハ:配置
ホ:報酬
イ:異動
ヒ:評価
+能力開発(教育など)
茶化す能力、とかサハホイヒと呪文のように唱えて覚えました。(詳細の内容はご自身でご確認くださいね!)
ちなみに、私の仕事では人的資源管理のコンサルティングをさせていただくことも多いのですが、このフレームほんま使えます。顧客の課題を伺いながら、これを当てはめて「不足しているところ」を探すことからだいたい始まる気がする。もっと泥臭い課題もいっぱいありますが・・・(笑)
今日ご紹介した組織構造の設計原理と人的資源管理の基本構成(「センケントウメイレイ」と「茶化す能力」)、覚えていない方は直前まで唱えて、開始直後に余白にメモるのがおすすめ。このフレームに照らし合わせて考えられると、抜けもれなく検討できます。
また、事例Ⅰのポイントを押さえるには【事例I】過去記事使って総まとめの記事も必読です!
今日も診断士を目指すみなさまに、幸あれ☆
ほな!
かおりん
匿名さま>
コメントありがとうございます。たしかに「移譲」、中小企業には事業承継がらみでタイムリーなキーワードですよね。暗記モノは口伝だったりするものも結構あるので、ご自身の使いやすい形で利用いただければ幸いです。
ご回答ありがとうございます。
人的資源管理ということで「移譲」かなと思っていたのですが、いろいろ説があるのですね。
匿名さま
コメントありがとうございます。
私が受験生時代に先輩方から教えられたのは「異動」だったと記憶しているのですが、「育成」でもいいと思いますよ。実際現場では異動より育成のほうがよくご相談いただきますしね。
まあ、能力開発と育成、配置と異動なにがちゃうねん・・・って突っ込まれると難しいところですが。重要なのは個々の言葉が何かよりも「多面的な切り口」の引き出しを持っておくことではないかと。
イは異動ですか?