【未合格体験記】反省⇒改善でステップアップ~ヤマフリさん~
katsuです。
とうとう2月に入りました早いもので私のデビュー記事からも約1年が経ちました
道場もいよいよ明日より新メンバー5代目デビューです
ますますパワーアップしていくであろう“一発合格道場”をこれからもよろしくお願いします
さて、本日は今年度2本目の“未”合格体験記です。
おとさんのIT活用の体験記もスゴイと思っていましたが・・・
今回のヤマフリさんの1次試験、2次試験後の反省⇒改善にぜひ注目を
寄 稿 こ こ か ら
初めまして、ヤマフリと申します。
未合格体験記を書くことについて、道場の募集記事を拝見した際には全くその気にはなりませんでした
なぜなら、私は勉強時間や過去答練の結果などの記録を一切残しておらず、データを示すことができないが故に記述に客観性が出せないと感じましたし、そもそも自分の体験が読者の皆さんの参考になるほどのものとも思わなかったからです。
では、思い直した理由は自らの取組を総括することが今年度二次試験合格に向けての第一歩だと考えたから。
また、道場の皆さんにも大変お世話になっています。少しでもお役にたてたなら幸いです。
【一年目】
TACストレート本科生
地方在住が故に通学時間片道1時間50分
原則として予習~講義出席~復習のみ
結果、経営(63点)1科目合格 トータル約350点
【二年目】
TAC一次二次上級本科生
予習復習に加え、財務問題集を日課とする。
模試や答練前にはルーティン学習のボリュームを下げ、スピ問で「解ける」感覚を身につける。過去問の横串解きをする。
結果、経済(68点)、運営(71点)、法務(68点)、中小(62点)4科目合格
トータル 355点
【三年目】
TAC二次本科生+財務・情報単科生
校舎を変えて通学時間片道2時間20分
二年目の学習スタイルに加え二次演習の復習中心に進める
結果、財務(60点)、情報(76点)一次試験合格、二次試験不合格 BBCBのトータルB判定
二年目までは講義を中心とした学習スタイルで、工夫した点はほとんど無し。愚直にカリキュラムをこなしていれば力が付くと考えていたので、教材においても他に手を広げることはしませんでした。
通学時間について「大変でしょ?」と言われることが頻繁にありましたが、ビハインドと思ったことは一度もありません。
企業診断を読み合格後の活動に思いを馳せたり、間に合わなかった予習を済ませたり、答練の解説を読んだりしていました。
一次試験の反省点
① 三年目に至るまで、学校で得られる以外の情報収集をしなかったので、合格者の勉強プロセスを知らず、取組が硬直的だった。
② 「いつまでにやる」よりも「どこまでやる」を優先したため、理解困難な論点に時間をかけ過ぎ、予定変更せざるを得ずストレスを感じることがあった。
③ TAC答練においては高得点を取れても他社問題に対応できないことがあった。
上記反省点を踏まえ、改善した点
① インターネットや仲間から積極的に情報収集。勉強会・セミナーにできる限り参加した。
② 理解不十分でも次に進むことを心がけ、回転を早めるようにした。全体を知ることで部分理解につながることが多々あり。
③ 他社テキストを数冊取り入れ、同じ内容でも他視点からの解説により理解を深めるようにした。
二次試験について
本格的に取り組んだのは三年目に入ってからでした。演習の成績はざっくり言うと、事例Ⅰ~Ⅲは平均点前後、Ⅱについては時折70近く得点することもあり、勝手に相性がいいと勘違い(笑)Ⅳは本試験に近づくにつれ点数が上がり、10点前後から安定的に平均点を超えるくらいになりました。4月、8月の模試はいずれもC判定。9月以降は学校の演習から過去問中心にシフトチェンジし、勉強会を活用しつつ、5年分を1~2回転しました。採点には「ふぞろい」を利用し、点数だけでなく、着眼点などの相違を確認しました。
また、一次知識のおさらいが必要と、Ⅰ~Ⅲについて「全知識」をトータル3回転ほど読み込み、関連知識等自分の言葉で書き込むなどして知識整理に努めました。
振り返ると、一次試験合格から二次試験までの2か月半は怒涛のごとく過ぎたような気がします。決めたノルマをこなしはしましたが、立ち止まって検証することはせず、本試験を迎えたように思います。また、事例数をこなせば、あとは知識量で対応できると考えたことも敗因の一つです。
ごく個人的な感触として、一次試験は効率的な取組などで期間に差が出るとはいえ、誰でも合格しうるものだと思います。私のように職務上試験科目と全くリンクすることのない素人だとしても。しかし、二次は全く異なり、勉強期間との相関性が一次ほど強くなく、自ら考える力が求められます。私自身、追い込みをかけた2か月半よりも合格発表後、現在までの1か月の方が気づきや腹落ちが多いくらいです。
自分のレベルと合格者のレベルの把握、そのギャップはどこにあるのか?ギャップを埋める方法はあっているのか?絶えず分析・検証が必要だと感じます。よく「みんなが書くことを書けば受かる」と言われていますが、言葉を足すならば、「みんなが設問文を読み解釈することを曲解することなく自らも解釈し、与件文から読み取れる断片的情報を整理し、全体ストーリーを組み立て必然的に導き出される回答をみんなと同じように書けば受かる」試験だと思います。
そのために私が出した答えはより能動的に事例に取り組むことができる勉強会参加です。
今年は週一の勉強会に参加し、自分の考えをさらし、人の考えを吸収し、知識に偏重することない質の勉強により万全を期したいと思っています。そして、来年は「合格体験記」を寄稿させていただきます。
拙い体験記でしたが、お読みいただきましてありがとうございました。
寄 稿 こ こ ま で
まず、一次試験。
完璧を目指しすぎることで、他がおろそかになる・・・理解困難なもの(難問)を無理に解けるようにしようとする・・・
7科目あり効率性が重要な一次試験で陥ってしまうと大変なワナだと思います。
そういう意味では、回転を重視することは処方箋になるのかもしれません。
そして、二次試験。
「量をこなすのが重要」という言葉に含まれるワナ。ただこなせば受かるものでなく、こなしていく中で絶えず分析検証することが必要。
まさにその通りだと思います。
そして、「みんなが設問文を読み解釈することを曲解することなく自らも解釈し、与件文から読み取れる断片的情報を整理し、全体ストーリーを組み立て必然的に導き出される回答をみんなと同じように書けば受かる」試験というヤマフリさんのお言葉。
「読むスキル」、「考えるスキル」をつけることの重要性。
そもそも「みんなが書くことを書けば受かる試験」という言葉にはワナがあるのではないのでしょうか??
「書く」というメッセージが目立ちすぎて、つい「書く」練習ばかりをしまったり?「書く」ための知識(単語、ワード)を詰め込めば良いと思ってしまう・・・。
その前に「読むスキル」「考える(整理し、答えを導く)スキル」が重要ではないでしょうか。
みんなが「書く=output」のと同じようなoutputをするには、もちろん同じようなinputが必要になると思います。
inputの段階で大幅にずれていては、outputが一致するわけないのでは?
さて私の今後の興味は、ヤマフリさんの今年の試験
合格を勝ち取ってください 「合格体験記」お待ちしてますね
このたびは素晴らしい“未”合格体験記をありがとうございました
それでは!!
by katsu
ヤマフリ 様
勉強会について、教えていただきありがとうございます。自分は、T○Cの通学生でして勉強会の存在を存じ上げませんでした。
もうすこし自分でも勉強会について調べてみます。
お薬ハック様
当ブログは、T○Cの講師から紹介され、拝読させていただいております。
特に勉強方法について参考とさせていただいております。ご意見ありがとうございます。
ハカセ様
勉強会の記事、ご紹介いただきありがとうございます。
>アラフォーマン様。
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コメントありがとうございます。勉強会については、道場にもいくつか記事の蓄積があります。こちらのリンクをご覧になってみてください。参考になる記事があるといいのですが。
https://rmc-oden.com/blog/archives/category/%e5%8b%89%e5%bc%b7%e4%bc%9a
アラフォーマン様
横から失礼します。
僕の経験ですが、2に関しては必ずしも有料ではない、と補足させて下さい。会費なく集まる勉強会もあります。
もし勉強会に興味がありましたら、コミュニティを探す前に【そもそも何のために勉強会に参加するのか】【勉強会という手段は自分の学習に適切な方法なのか】を考える事をお勧めします。
道場メンバーの合格体験記を読むと分かりますが、勉強会は不要と言うメンバーもいれば、僕のように地方のハンディを埋めるために勉強会は欠かせなかったというのもいます。
仲間ができる、楽しそう… などなど。勉強会は魅力たっぷりに聞こえますが、合格のために活用できる単なる手段にすぎません。
手段と目的を間違えず、自分の目的に合致するならば強い武器になると思います。
蛇足を失礼しました。
アラフォーマン様
コメントのお答えですが、私の知る限りでは3種の勉強会が考えられます。
1.受験生支援を目的とした先輩診断士グループ(一発合格道場やタキプロなど)による勉強会
2.受験生や会のOBが主体となって運営する勉強会(ねくすと勉強会や弱小勉強会など)
3.資格予備校の受講クラスで講師や生徒が主体となって開催される勉強会
1については通年通して開催されるわけではありませんが、1次試験において学校のカリキュラムが一巡する3月頃や試験前の6~7月、8~10月頃に開催されるものです。誰でも無料~500円程の参加費で参加することができます。関心のあるグループのホームページなどで確認してください。勉強会ばかりでなく、交流会やセミナーなども開催されています。
2についてはほぼ通年通して開催されており、参加するには会員になる必要があります。(年会費10,000円程度)1次・2次限らず通年通して参加することができますので、居住地域などを考慮し、見学を通じて事前に雰囲気を体験し選択されるとよいでしょう。「診断士 勉強会」で検索すればいくつか出てきます。
3については講師がリードして作ってくれる場合もありますが、必ずしもすべてのクラスでできるものではありません。顔見知りになった受講生通しで作ったり、同じ志を持った受講生なので自ら積極的に声かけをして作るのもよいかと思います。
そのほかにはインターネットを活用したもの(Facebookなど)もあるようですが、顔を合わせるか合わせないかの違いであり大きく分類するならば上記の3種かと思います。
ちなみに私が体験記に記したのは2のタイプの勉強会のことですが、適宜1のタイプの勉強会も活用させていただいております。
はじめてコメント投稿させていただきます。
「ヤマフリ」様の体験記を拝見させていただきました。自分の認識不足かもしれませんが、2次「勉強会」とは何でしょう?