【運営管理】バーコード攻略 by AZUKI
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こんにちは、AZUKIです。
6月に入り、問題集や過去問の皿回しに入られた方も多いと思います。
試験まで残り2か月を切ったこの時期は、
このままのペースで大丈夫かな?
他の受験生はどんな感じで過ごしているんだろう?
勉強、飽きてきた・・・あと2か月何しよう・・・
などなど、モヤモヤが尽きない時期だと思います。
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はじめに
改めまして、AZUKIです。
今回は、運営管理のバーコードについての記事です。
テキストでは大抵後ろの方で扱われているほか、道場ブログ内で”JAN”で検索しても17件しかヒットしないぐらい地味な論点ですが、何気に毎年1~2問は出題されている超重要論点です。
難易度もA~C(TACリサーチ基準)の場合が多く、絶対に落としたくない問題となっています。
![AZUKI](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/AZUKI_OKANEZUKI.png)
身近な論点で覚えやすいので、マスターして”JANJAN”得点を稼いじゃいましょう!
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![笑いに厳しい関西勢](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/15代目_たいしん.png)
いきなり過去問コーナー
今回は趣向を変えて、いきなり過去問コーナーです。
いずれも、本試験ではぜひ正答しておきたいレベルの問題です。
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現時点で自分がどれくらいのレベルに達しているのか?を、ぜひ腕試ししてください!
令和5年度(再試験)運営管理 第36問
インストアコードおよびインストアマーキングに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a インストアコードには、バーコードの中に価格情報が含まれるNonPLUタイプがある。
b インストアコードで、先頭の2桁に“49”を利用することは正しい利用方法である。
c 商品が製造または出荷される段階で、製造業者または発売元が商品包装にJANコードをJANシンボルにより表示することを、インストアマーキングという。
〔解答群〕
ア a:正 b:正 c:誤
イ a:正 b:誤 c:誤
ウ a:誤 b:正 c:正
エ a:誤 b:誤 c:正
オ a:誤 b:誤 c:誤
【解説】
aは、バーコードの中に価格情報が含まれるのはNonPLUで正しいので、正です。
bは、インストアコードは先頭に”02″か”20~29″を利用するので、誤です。
cは、bと同じでインストアでJANコードを使う必要はないので、誤です。
よって正解はイとなります。
令和5年度 運営管理 第36問
JAN シンボルに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア JANシンボルとは、日本独自の呼び方であり、国際的にはEANシンボルと呼ばれている。
イ JANシンボルのマーキングの際には、左右における余白の大きさに、定められた決まりはない。
ウ 赤色の照射光を使用するバーコードスキャナーでは、黒色よりも赤色でマーキングされたJANシンボルの方が、読み取りエラーが少ない。
エ トランケーションとはJANシンボルのバーの高さを削ることをいい、JISで定められている規格であり、海外に輸出する商品でも用いることができる。
オ 汎用プリンターでマーキングしたJANシンボルは、バーコードスキャナーで読み取ることができない。
【解説】
アは、その通りなので○です。
イは、仮に余白が0mmだとすると読み取りに不便ということが考えられるので、×です。
ウは、バーコードスキャンは赤色の光で行っており、赤文字は読みづらそうと考えられるので、×です。
エは、初見ではわからないです。実際は、JISで定められておらず、輸出にも用いられないみたいです。
オは、別に汎用プリンターで印刷したからといって読み取れないとは限らないと考えられるので、×です。
令和4年度 運営管理 第37問
商品コード(GTIN)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア JANコードは国内のみで通用するコードであるので、例えばヨーロッパへ輸出する際にはEANコードなども別に表示する必要がある。
イ インストアマーキングは、バーコードの中に価格データが入っていない「PLU」タイプと、バーコードの中に価格データが入っている「NonPLU」タイプの2種類に分けられる。
ウ 商品が製造または出荷される段階で、製造業者または発売元が商品包装にJANコードをJANシンボルにより表示することを、インストアマーキングという。
エ ソースマーキングを行う際、先頭の2桁と最後の1桁以外は申請などをしなくても、自社商品や管理ルールに合わせた番号を自由に割り振ることが可能である。
オ 日本の企業のブランドで販売される場合であっても、実際の製造が海外で行われる商品には原産国の国番号を表示しなければならない。
【解説】
アは、JANコードはあくまでEANコードの国内呼称で、EANコードを利用している国であればそのまま使えます。よって×です。
イは、その通りなので○です。
ウは、インストア(自社内)で表示するのは、JANコードでなく独自のコード体系なので、×です。
エは、ウと対象的にソースマーキングの際は共通規格(JANコード)による印刷が必須なので、×です。
オは、JANコードには”供給国”の国番号の表示が必要なので、×です。
令和2年度 運営管理 第39問
GS1事業者コードおよびJANコード(GTIN)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア JANコードには、標準タイプ(13桁)と短縮タイプ(11桁)の2つの種類がある。
イ JANコードは「どの事業者の、どの商品か」を表す、日本国内のみで通用する商品識別番号である。
ウ JANコード標準タイプ(GTIN-13)は、①GS1事業者コード、②商品アイテムコード、③チェックデジットで構成されている。
エ 集合包装用商品コード(GTIN-14)は、JANコード標準タイプ(GTIN-13)の先頭に数字の0~9、またはアルファベット小文字のa~zのいずれかのコードを、インジケータとして1桁追加し、集合包装の入数や荷姿などを表現できるようにしたコードである。
オ 商品アイテム数が増えてコードが足りなくなったときは、JANコードの重複が発生したとしても、GS1事業者コードの追加登録申請は認められていない。
【解説】
アは、短縮タイプは8桁なので×です。
イは、JANコードは国際的に通じるEANコードの、日本国内での呼び方なので×です。
ウは、その通りなので○です。
エは、GTIN-14にはアルファベットは使えないので×です。
オは、JANコードの重複が発生しそうな場合はGS1事業者コードの追加登録申請が認められているので×です。
皆さん、正解できましたか?
正解できた方、素晴らしいです!
本試験でもこのレベルの問題をきちんと正解できると、合格がグッと近づきます!
そして、正解できなかった方はこう思っていると思います。
![悩める受験生](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/azuki_odokokisugi.png)
??覚えること多くね??
確かに、過去問を見ると、一見とてつもない範囲を問われているような気がします。
しかし実際覚えなければいけないのは、この中の半分程度です。
正解できた方も、この中の全部は暗記しておらず、頻出ポイントを覚えていたため正解できたのだと思います。
ポイントを押さえていれば、消去法だったり、正答以外は無視したりで正答までたどり着けるのです。
今回はそのポイントとなる部分をまとめました。
バーコードとは?
![](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/1081359_s.jpg)
バーコードとは、下記画像のような縞々模様で数字や記号、文字を表現したものです。
今日ではレジや倉庫など、販売や流通上の商品識別に用いられています。
また、商品だけでなく、人間の識別にも使われています。
![バーコードなおじさん](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/hair_barcode.png)
たまに髪型を変えると、認識されなくなるんだよね・・・
しかしバーコードと言ってもJANコードやEANコード、GTINなどいろいろな呼び方があったり、標準タイプや短縮タイプなど桁数が決められています。
バーコードの呼称
まず、呼び方として一番メジャーなJANコード(Japanese Article Number)ですが、これは日本国内限定の呼び方です。
国際的にはEANコード(European Article Number)と呼ばれ、JANコードとコードの体系は同じで互換性があります。
なので、EANコードを使っている国相手であれば、JANコードのまま輸出することが可能です。
(後ほど解説しますが、国コードが”45″か”49″のものをJANコードと呼んでいます。)
アメリカやカナダではUPCコード(Universal Product Code)というコード体系が使われ、こちらはEAN(JAN)コードとは体系が異なります。
(2005年にJANコードのままアメリカやカナダに輸出できるよう取り決めがされましたが、必ずしもJANコードが使える訳ではないようです。)
また、これらのコードはGS1という国際機関から、GTIN(Global Trade Item Number)と総称されています。
つまり、バーコードの中身としては、
JAN 13桁標準 = EAN 13桁標準 = GTIN-13
なのです。
なぜこんな面倒なことになっているのか?ですが、元々EAN協会が存在し → そこにアメリカやカナダが合流してGS1に変わり → そのGS1がGTINというコードを定めたみたいです。(ややこしい・・・)
また、これらの標準化されたコードとは対称的に、自社内(インストア)でのみ利用できるバーコードをインストアコードと呼びます。
JANコード
![](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/jan_4912345123459.png)
JANコードには、13桁標準タイプ(=GTIN-13)と8桁短縮タイプ(=GTIN-8)があります。
(ちなみにUPCコードは12桁です。)
13桁標準タイプは、GS1事業者コード/商品コード/チェックデジットで構成されています。
GS1事業者コードは、7桁・9桁・10桁のいずれかで、チェックデジットは1桁固定、商品コードは余った桁数で構成されます。
(GS1事業者コードの取得には申請と、1年ごとの更新が必要です。)
また、事業者コードの先頭2桁は国コードと呼ばれ、日本では“45”と”49″が国コードとなります。
(国コードは、供給国のコードを付与する必要があります。)
8桁短縮タイプは、チェックデジットを含んだ8桁のワンオフキーが貸与されます。
![AZUKI](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/15代目_AZUKI.png)
各桁数や、国コードは過去問で頻出の論点です!
GTIN
![](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/itf_12312345123456.png)
GTINは前述の通り、GS1が定めた商品識別コードの総称です。
EAN(JAN)コードはGTIN-13・GTIN-8と呼称され、UPCコードはGTIN-12と呼称されます。
このほか、集合包装用(同一商品が複数入ったダンボールとか)の、GTIN-14というコードがあります。
14桁で構成され、インジケータ/GS1事業者コード/商品コード/チェックデジットの構成になっています。
GS1事業者コードと商品コードは中身の商品と同じですが、集合包装の荷姿等を区別するインジケータとチェックデジットが異なります。
(チェックデジットはインジケータを含めて再計算されるため。)
インストアコード
インストアコードは、自社内でのみの利用のため、桁数や構成は自由です。
しかし、本当に自由に作ってしまうとバーコードリーダー側の対応が大変なため、下記のようなJANコードをベースとしたルールの上で用いられています。
- 最初の2桁は02(生鮮)or 20~29を使う。
- 3桁目から12桁目はどんな数字を使っても自由。
- 13桁目(末尾)はチェックデジット。
また、インストアコードはPLU(Price Look Up)とNonPLUの2種類に分かれています。
NonPLUはバーコードの中に価格を埋め込む方式で、試験でもよく出てくる論点です。
![おいしいお肉](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/746519.jpg)
NonPLUといえば私たちです!
覚え方ですが、Price Look Upは”価格を見つける”という意味ですので、NonPLUは「バーコードの中に価格が埋め込まれている=どこかに価格を見つけに行く必要がない」と覚えましょう。
インストアコードを印刷(マーキング)することを、インストアマーキングと呼び、JANコードをマーキングすることを、ソースマーキングと呼びます。
CODE128とGS1-128
![](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/gs1_128_010491234512345910ABC123.png)
CODE128は、アスキーコード128文字(アルファベット大文字/小文字、数字、記号、制御文字)全てを表現できるバーコードです。
ちなみにアスキーコード128文字について興味があれば、下記から確認ください。
※ひらがなやカタカナ、漢字はアスキーコードに含まれません。
GS1-128は、CODE128を基にして物流情報や商取引情報のために作られたバーコードです。
必ずAIと呼ばれるアプリケーション識別子が付けられ、AIにより重量や金額などの情報が付与されます。
ちなみにAIの一覧は下記から確認できます。(中身を覚える必要はまったくありません。あくまで、これだけの情報が付与できるということの確認です。)
AI一覧表 | GS1アプリケーション識別子 | 識別コード | 標準化活動 | GS1 Japan 一般財団法人流通システム開発センター (gs1jp.org)
![AZUKI](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/azuki_batsu.png)
最近話題のAI(Artificial Intelligence)ではなく、別の意味のAI(Application Identifier)なので注意です!
おわりに
最後に、最初の過去問をもう一度解いてみてください。
この記事で解説していない内容が含まれていても、正解できることが体感できると思います。
この論点に限らず、過去問からコアとなるポイントを見つけ出し、その周りを補強していくのが1次試験のコツです。
そして本番が近づいてきてコアの補強が進んでくると、難しい問題にチャレンジしたくなってきますが、それは危険です。
どうしても難しい問題にチャレンジしたいなら、A~C問題を100%正解できるようになってからにしましょう。(今回の過去問コーナーの問題も、A~Cランクの問題です。)
なぜそこまで言い切れるのか?という根拠は、先代の下記記事をご覧になってください。(そこは丸投げなんかい)
説教が長くなってしまいましたが、本日の記事は以上です。
ポイントを押さえて、皆さんが”JAN JAN 点数取れてく”ことを願ってます!🐉
![AZUKI](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/15代目_AZUKI.png)
明日は診断士でもあり、経営者でもある おーちゃんです!
中小企業のリアルをお届けします!
![おーちゃん](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/15代目_おーちゃん.png)
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![AZUKI(OFFのすがた)](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/AZUKI_OFF.png)
ふぅ、今回の記事も無事に書き終わったぞ。受験生の皆さんの役に立つといいなぁ。
![AZUKI(OFFのすがた)](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/AZUKI_OFF.png)
個人的にはサムネがお気に入りかな、やはりCanvaは偉大だ。
![AZUKI(OFFのすがた)](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/AZUKI_OFF.png)
特にこのQRコード・・・あれ?
![AZUKI(OFFのすがた)](https://rmc-oden.com/blog/wp-content/uploads/AZUKI_OFF2.png)
・・・やべっ、QRコード(2次元バーコード)の解説完全に忘れてた!!
ということで、QRコードについてはまた別記事で書こうと思います。
~Fin~
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