【法務】機関設計を効率よく覚える

こんにちは、ひめです

最近、会社で日東紅茶のバラエティパックの紅茶を飲んで、束の間のほっと一息・・・というのがマイブームです。1日3杯とか、飲みすぎ傾向!?

 

さてこの時期、3月期決算の会社にとっては株主総会シーズンかと。

これは基準日制度の関係から(決算日を基準日に設定する慣例により、基準日の有効期限が3ヶ月以内と定められていることによる)、6月後半までに定時株主総会を開催する必要があるためです(124条2項)。※wikipediaより。

このシーズンに定時株主総会を行う会社は、ちょうど召集通知Q①いつまでに告知が必要?)を発送・お届けした頃でしょう。
私のようなIR担当にとって、定時株主総会は年に1度の大イベント。

四半期報告書を提出して(Q②提出義務のある会社は?いつまでに提出?)ほっとしたのもつかの間、
事業報告Q③保存義務はあり?備置はいつから?)の作成や、想定問答を作って経営者と確認、株主優待の準備、当日の段取り・ロジ周りの調整etc.・・・とやることが盛りだくさん。
アドレナリンが出まくる時期です(笑)。受験生の経営企画室・IR担当のみなさん、仕事と勉強の両立がしんどい時期ですががんばりましょう

Ans.
Q①公開会社は2週間前まで(短縮×)、株式譲渡制限会社は1週間前まで(取締役会設置会社は短縮×。不設置会社は定款に定めれば短縮可能)

Q②主たる提出義務者は上場会社。提出期限は四半期経過後45日以内。

Q③ 事業報告の保存義務はなし。保存義務の必要な書類は、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、個別注記表、付属明細書。
これらの計算書類等の備置 は、定時株主総会の1週間前~(取締役会設置会社は2週間前~)、本店に5年、写しを支店に3年備置が必要。

 

 

 

さて経営法務WEEK、3代目執筆陣〆のエントリーは、会社法の機関設計について触れていきます。を~の分析からも出題率の高い領域です。

 

1.会社法の機関設計

どんな会社にどんな機関が必要なのか、いっこいっこ覚えていくのって、しんどい作業ですよね。下表のようなものを作って覚えている方も多いのではないでしょうか。

 

私は、下記のような順番で表を埋めていってました。

1.会社法における絶対的必要機関は株主総会と取締役。
・・・下表の黄色の部分を全て○にする

2.公開会社、監査役会設置会社、委員会設置会社は、取締役会が必須。
→取締役会設置会社は、原則、代表取締役と監査役が必須(★)。
・・・下表のピンク色の部分を○にする

(★株式譲渡制限会社かつ取締役会設置会社かつ大会社以外の会社では、監査役または会計参与のいずれかの設置が必須)
・・・下表の★の部分は、どちらかを設置すればOKということなので注意。

3.大会社、委員会設置会社は、会計監査人が必須。
・・・下表の水色の部分を○にする。

4.会計監査人を設置した場合、監査役も必須(委員会以外)
・・・下表の矢印のとおり、会計監査人の部分で○した所は、監査役の所も○にする。

5.監査役会は、大会社かつ公開会社で必須。
・・・下表の黄緑色の部分を○にする。

6.小監査役(会計に限定)は、譲渡制限会社のみ設置可能。だが、監査役設置会社および会計監査役設置会社は設置できない。
・・・表中には記載してませんが、よく問われる論点なのできっちりここで覚えておく。

その他.
・・・表中のグレー部分は表記のとおり。

ということで、上記の結果埋まったところ以外を「△=任意」として埋めます。

覚え方に苦しんでいる方へ、少しでもヒントになれば嬉しいです^^

 

この時期は機関設計表を自分で作ってみて、全部埋められるかどうか、人に説明するつもりでやってみると理解が深まると思います。

過去問の回し方・ビジ法問題集の活用について、ご興味ある方はこちらをドウゾ。

 

一次試験まで約2ヶ月、そしてT○Cの一次模試まで3週間。7科目を回していくのは大変ですが、まずは出題確率の高いABランクの領域を中心に、記憶のおぼろげな所をクリアにしていきましょう。がんばってくださいね

 

by ひめ

 

 

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