9代目zenzenです。
先に案内されたように各地でのスプリングフォーラムは延期が決定しており、4月11日に予定されていた大阪協会での新歓イベントも6月に延期になったとの連絡が入っています。今年協会への入会を検討されていた方にとっては、折角の情報収集の機会が先になってしまい残念な気持ちもあるのではないでしょうか。

という訳で、初代JCさん・9代目桃ちゃん・10代目なおさんに倣って、
道場大阪班4名から、我々の知る限りではありますが大阪協会の登録研究会等について紹介します。

まずは大阪協会のHPはこちら

登録研究会の紹介はこちら

現時点では36の研究会があるようですね。
代表者の連絡先も掲載されていますので、
興味のある方はメールを送って、見学希望の旨を伝えていただければ
対応してもらえると思います。

それでは各メンバーからの紹介に移ります。
あくまで個人の見解ですので、偏りがあることは予めご了承下さい。

8代目たっしー

お久しぶりです、8代目のたっしーです。ここからは私が担当していきます。

<青年部>
協会活動の一環で「青年診断士が活発に活動できる場の創出」を目的に平成20年に発足しました。
加入条件が「40才未満の方」もしくは「45才未満で、診断士登録5年未満の方」
となり、隔月(奇数月)の土曜日に例会を開催しています。例会では、先輩診断士やゲスト講師を招いたセミナー形式であったり、ワークショップを行ったり、企業訪問を行ったりと、様々な活動を行っています。
企業内、兼業、独立診断士を問わず、同世代の診断士ネットワークの構築が出来る点が特徴で、時には実験的にセミナー/ワークショップコンテンツを試す場として活用いただくこともあります。

私は独学でしたので、知り合いがゼロの状態で診断士の世界に飛び込んだので、同世代の診断士と知り合える場として重宝しました。お陰様で、青年部例会でセミナーコンテンツを試させてもらったり、講演させてもらったり、ネットワークを通して面白い取り組みをしたりと、活用させて頂きました。

<人づくり研究会>
中小企業の「人づくり」に着目した研究会で、正確な人数は把握できていませんが、大阪協会の中でも大所帯(40名以上?)の研究会となります。特に加入条件はありませんが、定例会は毎月第1日曜日に開催されています。人数が多いため基本的には分科会としてテーマを区切って活動していますが、不定期で外部講師を読んだり、企業訪問を行ったりしています。

私は、とある縁で知っていた診断士の方が代表をされていたので、(申し訳ないですが)深く考えずに加入した経緯があります。今では分科会で私の興味のある分野を研究できたり、昨年は研究結果を論文に書いたりと、大変お世話になっています。
途中加入や行ける時だけ参加される方にも参加しやすく、たまにお子さんを連れて参加される方もいらっしゃるのが特徴に思っています。また診断士の集まりにありがちな、研究会と飲み会がセットではない点で、家計にも優しいと考えています。

<感性工学研究会>
少し馴染みのない言葉かもしれませんが、感性工学とは、かっこいい、心地よい、使いやすいなど人の感覚に着目し、主観的で論理的に説明しにくい人間の感性を製品開発に活用する学問のことです。研究会では、定性的なものをいかに見えるようにするか?、見えるようにしたものをどう活かすか?などを、まだ設立間もない研究会なので、試行錯誤しながら進めています。

私は、知り合いの診断士が代表をされるとのことでお誘いいただいたのがキッカケで加入しました。また私の活動の中で、基本的に売上向上の話をすることが多く、新商品/サービス開発に触れることもあります。その中で「なんとなく」を伝える方法や、人に伝える手段、開発する方向性などが、経験やカン以外のところから表現できれば、解決する課題があると思い、日々勉強を行っております。

<プレゼンスキルアップ研究会>
こちらは初代JCさんも書いてくれていますが、私が大阪の代表をしている研究会で、研究会では珍しく東阪連動を謳い、合宿して交流を図っています。年齢的には比較的若く、診断士取得年度が浅いメンバーが集まり、来年からは毎月第3土曜日の午前中に定例会を行っております。毎月宿題で課題が課され、その内容を各々の個性を出しながら定例会で発表するのですが、(まったくといっていいほど)遠慮のないフィードバックをもらいながら、成長できるような取り組みを行っています。
結構やることの多い研究会で、本気で参加する人を優先するために宿題提出と参加率50%を切ると原則退会などの条件を設け、年1回の募集で、且つ人数も制限した形でしか募集を行っていません。

【先代投稿】スプリングフォーラム代替On Line(たぶんその1)

私は「面白いことがしたい」とJCさんに掛け合い東阪連動の研究会とさせて頂きましたが、協会の活動やビジネスの環境も地域ごとに違うため、他地域との交流は多くの刺激を頂いています。私が代表をしていますが、1:nで学ぶスタイルではなく試行錯誤しながら、考え、試し、振返りを繰り返しながら成長する場として、活用しております。

<WBP(double business practice)研究会>
これは先週に承認が下りたばかりのホヤホヤの研究会で、まだ協会のHPにも載っていませんので(※)、ここが初めての広告となります。サラリーマンをしながら個人事業主として活動したり、ダブルライセンスで活動したりしている、事業を兼ねている(兼業)有志メンバー5人で立ち上げました。プレゼン研と同様に、年齢的には比較的若く、診断士取得年度が浅いメンバーが新しい取り組みとして、活動していこうと進めています。

私も、診断士の活動範囲を広げる観点、兼業ならではの価値を出す観点、他社の兼業者を活用する観点など、様々な視点から活動を進めていこうと考えています。
(※ 記事作成時点では未掲載でしたが、現在は掲載されています。)

たっしー

 

9代目zenzen

zenzenです。私からは研究会3つとゆるつなカレッジについて紹介します。
<実践ITコンサルティング研究会>
設立して2,3年目の研究会です。
基本的にIT系の方がほとんどですが、システムエンジニアは勿論、SIerの営業の方や、Web系の方、ITコーディネーターの方、AIが専門の方、私のように基幹系のシステムを担当している方など、バックグラウンドは多彩です。SaaSの調査をしたり、BIツールの利用法を探ってみたり、あるいは会員自身の勤務先での課題を相談してみたりと例会ごとにテーマは色々です。

【入会理由】製造業の一人情シスという立場なので、自分の知見を高めたかったこと、自分の困りごとを相談する場所が欲しかったこと、というのが理由です。実際この研究会から結構ヒントは得られています。

<原価管理研究会>
こちらも設立して2,3年の研究会です。
原価管理が出来ていない中小企業向けに開発されたソフト「極」(きわみ)を主軸において、これをツールとして企業支援を行うことをテーマにしています。
現在の課題は、そもそもこのソフトが建築業を主な対象として作られているため、製造業等他の業種で利用する際の難しさ(特に入力の煩雑さ)があることでしょうか。ただ、難しいで終わらないのが良いところで、工場での作業工数を取得するためにラズベリーパイを利用して独自システム開発を目論む方がいたり、バーコード入力の簡易システムを作ってくる方がいたりと、紆余曲折ありながらも面白い展開になっています。

【入会理由】
そもそも財務系に苦手意識が強いので、それを一番補うような研究会を探したらここだった、という話です。
自社での原価管理に課題を抱えていたというのも理由です。
実際には原価管理ソフトが主テーマになっていますので当初に考えていたものとは少し違いますが、それでも面白さは感じています。

<ISO研究会>
ここはかなり歴史のある研究会です。
そのせいか、ベテラン診断士の方が多い印象です。
基本的にはISO9001をテーマにしていて、現在は内部監査についてじっくりと深堀しているところです。
メンバーはやはり製造業のコンサルを得意とする方が多く、ISOの取得支援コンサルをされている方、審査員や審査員補の資格を持たれている方もいらっしゃいます。2年前に研究会名義で書籍出版を行い、継続して第2作に取り組もうとしています。3部作(全般・内部監査・マネジメントレビュー)を構想しているという話もあります。
個人的にはISO56000なんて取り組むと面白いのではないかと思っていますが、それは実現するにしても先の話になりそうですね。

【入会理由】
元々ISO9001&14001は認証取得の経験があり、仮に独立した場合には自分が提供できるサービスの一つになり得ると考えたことと、書籍出版プロジェクトが魅力的だったことが理由として挙げられます。

<ゆるつなカレッジ>
2018年度から始まった大阪協会でのフレッシャー診断士向けの講座です。(参加無料)
1~4講は先輩診断士の講義とグループワークで構成されています。
5講はまだ開催されていませんが、参加者が企画を立ててプレゼンを行い、その場で賛同者を募ってワークショップを行う予定になっています。ちなみに昨年度の各講義タイトルは以下の通りです。

第1講(7月)「あなたの知らない診断士の世界」

第2講(9月)「企業内診断士夜明け前」

第3講(11月)「中小企業診断士としての稼ぎ方」

第4講(1月)「本当に使える診断士のスキルとは」

第5講(延期中)「卒業式イベント」

【参加理由】
昨年度参加された方から「とても良かった」という口コミを聞いたため。
実際とても魅力的な講座でしたね。特に第3講での青木先生、柳瀬先生のお話は必聴です。
参加者の心に火をつけるようなとても熱いプレゼンでした。

 

9代目だいまつ

みなさん、おはこんばんにちは、だいまつです。

私からは以下の2つの研究会と1つの交流会をご紹介します。

 

<事業革新研究会>

創業・経営革新戦略の策定・経営革新の核となるビジネスモデルの変革・ビジネスモデル診断など事業の革新プロセスと、これを効果的に推進するための支援ツールの研究を目的として、2005年2月に発足しました。

毎月1回定例会(原則第1月曜日18時30分~20時30分)を開催し、「ビジネスモデル変革」手法の深耕、自由テーマ発表により見識を深めています。また定例会では「文献研究発表」なるコンテンツがあり、毎月2名が気になった書籍の内容について研究成果を発表します。自分が興味のなかった本に出合えたり、難しい文献のエッセンスを短時間で得られたりと、個人的なお気に入りポイントです。

なお、例会外でも、中小企業を対象に、希望する研究会メンバーによるプロジェクトチーム方式で「ビジネスモデル診断」を実施しています。

 

<組織開発研究会>

企業経営理論でもお馴染みの「組織開発」をメインテーマとする研究会です。

深刻な人手不足と「働き方改革」への対応が求められる昨今、企業経営において、社員や組織の力を最大限に引き出すことが喫緊の課題となっています。この解決策としてここ数年「組織開発」が注目を浴びて大手企業での導入が進んでいます。しかし、中小企業や支援者への認知度は必ずしも高くありません。このため、基礎から学び、研究し、中小企業支援の具体策として活用するための研究会として2019年5月に発足しました。

30~40代会員を中心に、活発な対話と議論を行い、ポジティブに活動しています。それが故に、「参画意欲や貢献意欲の低い方や活動に必要な時間の確保ができない方、ご自身の思考や行動が組織開発の価値観に沿わない方の参加は、ご遠慮いただく、本気で取り組む方のみ参加いただく」という方針を明確に打ち出しています。

【主な研究テーマ】

組織風土改革/モチベーション/チームワーク/リーダーシップ/コミュニケーション/組織構造・人事制度/採用・人材育成/研修・ワークショップの手法と技術

 

<独立希望者の会>

診断士の資格を取得した後、多くの方が「独立ってどうなんだろう?」という漠とした疑問を抱きます。今後独立を少しでも視野に入れている診断士を対象に、心構えから懐具合といったリアルな世界を知ることのできる集まりです。

毎月の定例会の後には100%懇親会がセットされており、情報収集には「聞きたいことは、なんでも聞ける」そんなところが魅力です。

 

10代目kskn

どうも、ここからは10代目のkskn(きしけん)が書いております。

僕もたっしーさんやだいまつさん、zenzenさんと同じく大阪診断協会に所属しておりますが、研究会はプレゼン研の1つしか参加しておりません。
そんなわけで皆さんのように自分が所属している研究会について書けることが少ないので、なぜ1つしか入っていないのかについて書きます。
ちなみに最初から全く入るつもりがなかったわけではなく、いろいろ見て考えた結果として1つに落ち着いたので、そのあたりの経緯を書きたいと思います。

 

<研究会に入るつもりがあった?なかった?>

まず僕が研究会に入るつもりがあったかどうかで言うと、バリバリありました。
その証拠に3月の青年部例会、4月の新歓フェスタともに参加しています。
いくつ入ると数を決めていたわけではないのですが、何となく周りの人の話を聞いたりしていると3~5個くらいは入るのかなぁと思っていました。
が、もちろん各研究会の詳細を知っているわけではないので具体的にどこと決めていたわけではありませんでした。

 

<ではどうして1つの研究会にしか入らなかった?>

これは大きく2つの理由があります。

1つ目の理由はテーマの問題。僕が関心のあるテーマを扱っている研究会が少なかったのです。
僕が当時関心を持っていたことは「ものづくり(研究・開発)」「先端技術(科学・IT)」「コミュニケーション」「ビジネス×会計」あたりだったのですが、それに該当する研究会がほとんどありませんでした。

2つ目の理由は人の問題。いくつか研究会へ見学に参加させてもらったときに、「この人と仲良くなりたい!」と思える人がいませんでした。
これは決して誰かを否定しているわけではなく、自分に合いそうだなと思える人を見付けることができなかった、という感じです。

 

<逆にどうしてプレゼン研には入った?>

これも上記2つの理由と同じですね。
あまり人前で話したり、プレゼン資料を作るのに慣れていなかったので練習したかったというところと、たっしーさん、だいまつさんがいるので面白そうだなと思ったのが入った理由です。

 

<1つしか入っていなくて困ることはあるか?>

何もないですね。笑
まぁ診断士界隈での(特に縦の)繋がりは他の人に比べると弱いだろうなとは思いますが、現状ではあまりそこを求めていないので別段困ることはないです。
むしろ今は仕事が楽しく頑張らないといけない時ですし、同時に家族との時間も作りたいので、複数の研究会に入っていたとしても行かなくなっていただろうなと思います。

 

<そもそもなぜ研究会に入るのか?>

これはぜひ皆さんにも考えてみて欲しいです。
僕はズバリ、それが自分にとってプラスになるからだと思って研究会探しをしました。
研究会で得るものがキャリアアップや新しい仕事への道に繋がるかもと考えていましたが、結果、そんなことはなさそうだったのでほとんど入りませんでした。
でもこれは人によって求めることは違うので、得たいものと得られるものがマッチしているならぜひ入った方がいいでしょう。
大事なことは、研究会は何かの目的を達成するための手段でしかないので、研究会に入ることを目的としてしまわないようにすることだと思います。

 

というわけで、研究会活動を熱心にやっていない側の人間の意見でした。
何かの参考になれば幸いです。

 


 

以上、大阪協会所属の道場メンバー4名からの紹介でした。
メンバーそれぞれに考え方もスタンスも活動量も異なるということが垣間見えたのではないでしょうか。
少しでも意義のある情報となっていれば幸いです。

他にも知りたいことがあるという方はコメントいただくか、
こちらのfacebookページ「一発合格道場卒業生友の会」も合わせてご利用下さい。

 


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