【合格体験記】二次を冷静な自己分析&戦略でリベンジ合格!~えふたさんの場合~
みなさまこんにちは、tomoです
まずは・・無事口述試験を合格されたみなさまおめでとうございます!
口述は合格するとわかっていてもどこかでもやもやしたお正月を過ごされたかもしれません。
私も去年9月に大阪から東京転勤があり実務補修をまだうけれておらず、今回合格されたみなさまと実務補修を受けます。
今後、ぜひ皆様と一緒に新しい自分を開拓していきたいと思います。
さて、昨日から今回合格された皆様の合格体験記をシリーズでご紹介させて頂きます。
僭越ながら本日私がご紹介させていただくのは えふたさんです!
えふたさんは一次は一回で合格、二次は一回目は残念な結果となったものの、冷静な自己分析で弱点把握、勉強戦略の立て直しによって見事今回合格された方です。
具体的な勉強方法や、実際中だるみをしてしまった体験など、合格道場を読んでいただいている今後診断士をうける方に非常に参考になる内容がもりだくさんなので、ぜひお読みくださいませ。
・・・≪寄稿ここから≫・・・
・合格までの年数 2年2ヶ月
・合格した年度 2016年度
・学習開始した時期(何月か) 2014年9月~
・一次対策期間 約11ヶ月(2014年9月~2015年8月)
・二次対策期間 約12ヶ月(2015年8月~10月、2016年1月~10月)
・一次勉強時間 約1000時間
・二次勉強時間 約800時間(1年目200時間、2年目600時間)
・年代 40代
【自己紹介】
44歳男性です。IT系の仕事をしています。
【志望動機】
ポジション上、管理面や部下育成が中心となったので、自己啓発としてIT系を資格を取得してきましたが、物足りなさを感じ始めていたことと、経営層と仕事上のお話する機会も増えてくるので、何等か取り組みたいという思いなどがあった中、中小企業診断士という資格に取り組むのがいいのではないかと考えたところがきっかけでした。
【保有資格】
プロジェクトマネージャ、システム監査技術者などIT関連の資格ばかりを取得済み。
【受験歴】
2014年 1次試験合格(443点)、2次試験不合格(CDAB 総合B) 2015年 2次試験合格
【学習スタイル】
2014年 TAC通学
2015年 TBC通信
【1次試験】
スピテキ、スピ問、過去問を中心に学習していました。
TAC生だとトレーニングという教材が配布されるので、最初の内は使っていましたが、道場での情報や学習上の効率面を考えて、スピ問+過去問に切り替えました。
答練の成績で上位20%を目指して、答練前にスピ問+過去問を1周回すというサイクルをして、なんとかキープしていました。
1次の結果は、合格 443点でした。
主要3科目の点が伸びなかったので、2次は苦労するとなんとなく感じてはいました。
【2次試験 1年目】
過去問+答練を中心に学習していましたが、初見の問題をもっと演習したいということで、MMCの直前対策の通信も受講しました。
まだ自分流の方法が確立していない中で手を広げてしまったため、自分にとってはこれが裏目に。。。
TACの公開模試ではB判定だったものの、成績が安定しておらず、道場でいうところの開眼という感覚がないまま、本試験に突入。。。
結果は、不合格(CDAB 総合B)でした。
本試験後、各受験校での解答解説会を聞きに行っていったり、模範解答を比較分析していたため、結果は見る前からダメだろうと思っていました。
【2次試験 2年目】
12月中に来年に向けてのリベンジの計画を考えました。
弱点である事例ⅠとⅡを強化するにはということで、H26の事例ⅠとⅡの模範解答や解説で自分に合った受験校はどこかを比較して、TBC通信を選択しました。
1~3月 解答プロセス見直し期
H16~H25年の10年分の過去問を1周とTBCの2次テキストと答練をしていました。
H26年は見たくないという気持ちというよりかは、何がダメだったかをあまりに鮮明に覚えすぎていたため、学習効果が低いと感じたからです。
なお、このときは、自分の解答プロセスを見直しすることに注力しました。
見直し観点としては主に3点!
1.与件情報を見逃している 1度は読んでいてマークもしているにも関わらず、解答から漏れている。
線を引きすぎていたため、これをやめ、与件を読んでいる際に解答に使うと思ったところだけ線を引くようにしました。
ムダな線がなくなったことで漏れを少なくなりました。
特に与件の最初の方には気を付けました。
2.時間配分を見直す 考える時間が少なくなって、解答の一貫性がないまま解答しているケースが多々ありました。
考える時間を少し多めに取りたいと考え、配分を見直しました。
3.解答骨子を用意する 道場の執筆メンバーの方も紹介していましたが、それと同じようなことをしていました。
理由と聞かれたら、理由は、①~、②~である。というようにある程度、パターン化のための整理をしていました。
4~6月 中だるみ期
H16~H25年の10年分の過去問を2週目とTBCの答練、TAC公開模試をしていました。
過去問が2週目となったことで、70分に短縮したせいかやっつけ気味に解答していたことで1周目の解答と比較してみると質が低下していました。
改善するために、解答後にいろいろな模範解答、再現解答を元にセルフ勉強会もどきのことを実施し、自分の言葉によるベスト答案作成に切り替えました。
多くの再現答案を見ていると力がつくというのは自分も分かった感覚になりました。
また、このときから、事例Ⅳの強化としてイケカコを毎日、昼休みの30分ぐらい取り組むようにしました。
7月 体調不良期
左肩の調子が悪く、ほぼ1ヶ月勉強できませんでした。歳ですね。。。
8~10月 ラストスパート
H16~H25年の10年分の過去問を3週目とTBCの答練に加えて、初見問題への対応もかねて、LECの直前答練と公開模試を受けました。
過去問は、自分のベスト答案と比較して、精度向上に努めました。
本試験直前で、H26年の問題をほぼ1年ぶりにやってみましたが、問題なく対応できたと同時にいけるという自信にもつながりました。
本試験~結果発表
本試験の終わった直後、事例Ⅱ以外はできた感覚はありました。
明らかに昨年とは違う感覚です。
事例Ⅱの問1で子供が書けていなかったのですが問2~4は解けた感触はあったので、不安がありつつも、いけているかもと期待している自分がいました。
合格発表の日、受験番号があった時、思わず何度も何度も確認しました。
【最後に】
口述試験の発表がまだですので、まだ実感が湧いていないというのが実情です。
無事に口述試験が合格していれば、診断士になってから何をするかまだ具体的には定まっていませんが、先輩診断士の方を見ていると何でもチャレンジしていきたいと考えています。
・・・≪寄稿ここまで≫・・・
いかがでしたでしょうか??
一次試験を今後勉強するかたには、答練では常に上位20パーセントを目指して学習をすすめる重要さがみえます。
また一次勉強時間の1000時間というのも一次ストレートの方の勉強計画のよい目安になるのではと思います。
特に、効率を重視して、スピ問+過去問の回転に切り替えてうまくいったのは、ご自身の勉強できる残り時間やご自身にあった勉強方法を冷静に分析し、しっかり自分にあった方法に切り替える重要性も示唆していただいています。
二次試験の二年目の体験は、もちろん二次を今年一回目で受ける方はもちろん、特に今回残念ながら二次が合格に至らなかった方には非常に参考になると思います。
というのも、二次の結果発表がでる12月から合格までどのように考え、勉強したのかを時期ごとに記載されています。
合計600時間を行うのはこの時期 残念な結果に終わった方は今の時期にまだ次のことは考えれないという方が多いかと思います。
そんな12月に学習計画をたて、年始には解答のプロセスを冷静に分析してはります。
実際の勉強方法は、自身の課題を把握してご自身にあった戦略をたてる必要がありますが、 中だるみとおっしゃる時期にもお昼休み30分は勉強あてたり、(7月はご体調くずされたようですが・・)ラストスパート時期までしっかりとあきらめず学習を積み上げたことが大きな勝因だったのではと思います。
ここのあきらめず・コツコツというのは非常に重要で、二次試験は孤独な戦いです。
二次も二回目になると勉強仲間もへってしまったり環境が少なからず変わります。
それに一回学習をしているということで二回目のエンジンはかかりにくいかもしれません。
ただ、私のまわりの勉強仲間でも、二次を二回目(もしくはそれ以降も)もしっかり学習を続けていた方が多く合格しました。
やはり二次試験は論述だといっても【対策が可能な、合否基準のある国家試験】です。
今、二次が残念な結果になったかたも、お気持ちは十分お察しはしますが、、ぜひ今の時期から新年年があけたこの時期に気持ちを切り替えて頑張っていただきたく思います!
合格道場6代目の執筆もあと一か月となりました。
来月以降7代目の方に引き継ぐまであと少しの期間ではありますが、今後も道場一同皆様の合格を応援していきたいと思っていますので、 しばらくシリーズでお届けする合格体験記をお読みいただければと思います