我々はなぜ診断士を目指そうと思ったのか。
きりです。
みなさん2次試験本当に本当にお疲れ様でした!
できがどうであれ、あの過酷な試験を戦い抜いた自分を、まずはほめてあげてください!
プライベートや仕事、時には愛する家族をも犠牲にしながら、みなさんはよく頑張ってきました。
本当に偉い!すごい!よくやった!
「あそこはああいう風に書けばよかった。」
「ああ、なんてくだらないミスをしてしまったんだ。」
な~んて思っていませんか?
大丈夫。
おそらくそれはみんな思ってます。
完璧にできた!なんて人がいる試験ではないですから、あまりくよくよしないで大丈夫ですよ。
とは言ったものの・・・。
私も一度目の二次試験のときは、
それはそれはがっくりしてました。
「なんであの時、あの難しい問題を飛ばさなかったんだろう。」
「今までしてきた勉強はなんだったんだ!」
試験終了直後には、事例Ⅳの問題用紙をゴミ箱にぶんなげてやりたいくらい腹が立ちました。
「全然習ったことでてないやん!」
そう思いました。
「こんな問題で受験生の実力が測れるわけない!」
こうも思いました。
それから再現答案を作る気力も起きず、合格発表までの2ヶ月、な~んにも勉強には手をつけませんでした。
そして当然のように不合格の通知。
「ああ、やっぱりか。」
とうなだれ、そこからさらに1月ほどは無気力状態が続きました。
しかし、周りには新しい受験生達が動きだし、さらには不合格だった受験生達もスタートを切り始めていました。
「どうしよう・・・。」
焦りはでても何もする気が起きず、何もしないでさらにまた焦るという、負のサイクルが完成しました。
「なんでそもそも俺こんなに必死に勉強してんだろう。」
「俺なんで診断士目指してたんだっけ?」
もう、何がなんだかよくわからなくなっていました。
「なんで、目指してたんだっけ・・・。」
私の家系は代々運送会社を経営しています。
地方の零細企業です。
経営は順風満帆というわけではなく、課題が山積みです。
私はその家系の跡継ぎとして生まれました。
私で4代目になります。
大学時代、私は実家でアルバイトをしていました。
引越しのアルバイトです。
されたかたはわかるかもしれませんが、かなりきつい仕事です。
もう60近くになるベテランの社員さん達が汗だくで仕事をしていました。
彼らはずーっとうちの会社に尽くしてきてくれた人達です。
正直に言うと、お給料も決してよくはありません。
勤務時間が変則的な上に、きつい仕事も多いです。
それでも、
「いつかきっとよくなるだろう。」
そう思って頑張ってくれている人たちです。
私には使命がありました。
この会社をいつの日にか良くし、これまで頑張って働いてきた人が、
「この会社で働いててよかった。」
そう思ってくれるように、会社を変える使命が。
そのためには、こんなとこで諦めてはいけない。
絶対に合格して、必ず自社の経営改善に役立てよう。
そう思いました。
私はこのゴール、すなわち
「絶対に診断士に合格し、自社の経営改善に役立てる。」
という目標を再確認してから、2次試験に至るまでは、
ぶれることなく勉強できました。
どんなに忙しくても、やる気がなくても、
心を折ることなく最後まで戦い抜くことが出来ました。
みなさんの中にも、
「こんな試験やってられっか!」
とか
「もういい加減あきらめよう・・・。」
とか、
考えている人はいませんか?
せっかく一度勉強したんだから、最後までやりぬいたほうがいい。
なんてことは私は思いません。
でも
あなたが診断士を目指したのには何か理由があったはず。
あの大変な一次試験を勝ち抜き、
当てもなくさまよう迷路のような二次試験の勉強を必死で頑張ったんですから、
その理由はきっとそんなにやわなもんじゃない。
二次試験を終えた今、時間があります。
いい機会なので、是非一度スタートラインに立ち返ってみましょう。
あなたはなぜ診断士を目指したのですか?
ずーしみさん
いつもコメントありがとうございます。
それから、診断士の登録おめでとうございます。
同じ官報へ掲載されていて嬉しかったですよ笑
受験生の当時を振り返ると、やはり
・自分をほめること
・目指した理由の再確認
は必要だったな、と思いますよね。
あと少し頑張りますので、これからもよろしくお願いします!
1年間の記事、本当にお疲れ様です!
みやBさんと被るかもしれませんが、
改めて、きりさんの高い志を感じました。
そして、きりさんがこの記事で書いている下記の2点は、
今やるべき最善の一手と感じます。
・自分をほめること
・診断士を目指した理由
きりさんの記事を読めるのもあと少しで、名残惜しいですが、
最後までがんばってください!
怪獣の親父様
いつもコメントありがとうございます。
文章から熱い思いが伝わってきました。
何年かかってとるか、なんて些末な問題です。
「受かるまで諦めない。」
「受かったらどうなりたいか?ビジョンを持って突き進む。」
素晴らしいですね。
この思いを忘れず邁進してください。
怪獣の親父様の思いが実を結ぶように願っています。
みやBさん
お疲れ様です。
いつもコメントありがとうございます。
とんでもないです。みやBさんも高い志と、熱いハートをお持ちじゃないですか?
独立されて、ハードワークをこなすのも、生半可な覚悟でできるものではありませんから。
私も背中を見ながら頑張りますよ!
何故目指すのか?必要です。
私はまだ1次試験も突破してません。(後2科目)今年、残り4科目望みましたが4点足らず。試験からの帰路は非常に辛かったです。ただ、なぜかその時「何故目指すのか?」が頭の中に浮かびました。私の仕事は電子カルテ導入インストです。医師との節点が多くなり、昨今の医療業界の急激な変化は「変化に対する知識(行動)」が絶対必要です。そういう状況で目指した資格です。受かるまで諦めない。受かったらどうなりたいか?ビジョンを持って突き進みます。
きりさん,お疲れ様です!
実務補習の時以来ずっと感じていたことですが,「自分の会社を良くしたい」という動機から診断士を目指したきりさんはやっぱり強いです!今回の記事を読んで改めて実感しました。(そこまで熱い思いを持たない自分が恥ずかしくなりました・・・)
その思いと診断士としての知識を生かして,よい後継者になって下さい!
あと,きりさんが冒頭で書かれていることの繰り返しですが,今回二次試験を受験された方へ・・・。
二次試験はふたを開けてみるまで本当に分からない試験です。多数派と違うことを書いていても普通に点がもらえている感じですので(特に事例Ⅳの指標の挙げ方でこの傾向は顕著かと),「あんな変なことを書いたの自分だけじゃないか。もうダメだ・・・」などと諦めないでくださいね。
道場の読者の皆さんの合格をお祈りしています。
すくすく様
コメントありがとうございます。
読んでいて、胸が熱くなりました。
素晴らしい思いですね。そしてすくすく様の日々の努力や力になりたいという願い、絶対に実らせたいですね。
私達道場メンバー、わずかではありますがお力になれればと思います。
また私も同じように自分の思いを必ず実現しようと思います。
日々のしごとやプライベートでさまざまな経営者や中小企業の従業員の方と出会う中で、まちと暮らしのために真剣に働くひとたちの力になりたいと願うようになりました。そして、診断士という仕事があることを知りました。自分には身体に中途障がいがあり、重量物を扱うような肉体労働ができません。それでも、現場への想像力を働かせて、現場の力でありたいのです。残業後の答練も、出張先でのわずかな時間での事例回答も、日々のしごとでの気づきや経験も、すべてはいつか診断士になる日のための準備と思っています。