情報システムの3×3(初学生向け)


みなさんこんにちは、コニケンです。
昨日は中国地方で春一番が吹き、もうちょっとで桜の季節になりますね!一方、報道も増えてきましたが、今度の日曜で震災からちょうど一年になります。私は昨年夏に石巻にボランティア活動に行って被災地を間の当たりにしてきましたが、あれからまた少しでも街が活気を取り戻してればいいなとつくづく思います。
さて、前置きはこの辺にしておいて、今回は、1次試験2日目の3科目のうち、情報システムのポイントについて書いてみます。みなさん情報システムはきっと学習を始められていると思いますが、まだの方は雰囲気を掴んでみてください。本格的に学習を開始される際に、この記事をまた読み返して頂ければ幸いです。いつかまたリンクを張っておきます。
今回は、タイトルに書いた「3×3」として、試験傾向3つ、それぞれに対する対策3つ、そして、最後おまけとして、これだけはマスターしたいトピックスを3つ掲げます。難しいことは書かず、シンプルにまとめすので、気軽に確認してみてください。

○はじめに
まず、これはふうじんさんもまとめていましたが、要するに「知っているか・知らないか」の世界。つまり、知っていればすぐに分かるし、知らなかったらいくら考えても正解に辿りつけない。だからこそ、是非得意にして得点を稼ぎたい科目であることは間違いありません。「何となくパソコンは苦手」という意識がある方、たしかに覚えることは多いですが、後述することを意識しながらテキストを読んでコツコツと一つずつ重要事項を潰していけば、いつの間にか得意科目になっているでしょう。本番はきっと時間的余裕ができるはずですし(上記の通り、大半は知ってるか・知らないかの世界なので考えることがあまり無い)、計算問題自体も決してバリエーション・計算量ともに多いわけでもないので、「捨てる」なんて考えず、1問=4点を一つ一つ確実に取っていきましょう

○試験傾向・対策
1.アルファベットの略語が多い
FTP,IDS,EPROM…等、初学者にとっては意味不明(?)の用語が頻出するのが、この科目の大きな特徴です。中には、ROM⇔RAM, SRAM⇔DRAM等、とても似たものも同士が登場して、きっと覚えるのに苦労しているのではないでしょうか?ただ漠然と覚えようとしても定着しません

⇒対策1
略語ではなく、英語として覚えましょう!そのためにも、単語帳を作りましょう!3文字だと意味不明だったのが、例えばFTPではFile Transfer Protocolとして覚えれば、少なくとも’Transfer’というキーワードによって、ファイルを「転送」するときに使われるプロトコルだということがすぐに分かります。スペルま含めて全部正確に覚えてくださいとは言っていません。要するに、このようにキーワードさえピックアップできればいいのです。SRAM⇔DRAMでは冒頭のStaticとDynamicさえ覚えておけば、イメージが掴めるはずです。英語の苦手意識からこれを敬遠しているのであれば、かえって遠回りをしていますよ。上記の通り、「単語帳」を作って、それこそ電車に乗っている30分、昼休みの10分等のスキマ時間を有効活用すれば、十分に覚えられます。あくまで、地道な努力が必要です。

2.論点がシステム・階層構造になっている
例えばインターネットや認証の仕組みのように「フロー」があるものは、部分的・断片的に覚えても、なかなか効率的に頭に入ってこないですよね。OSI基本参照モデルは、文字通り7つの「階層」構造になっていますが、これもバラバラに覚えると、正誤問題の場面で混乱してしまいます

⇒対策2
自分の手で、各論点ごとにノートに纏めてみてください。当然、図表を自分で書いてみて、流れを掴んでみてください。まずは最初はテキストの丸写しでも構いませんが、何も見ずに自分の言葉でスラスラと書き出せることが試験までの目標です。それを実践する上で、私は「はじめてのインターネット」のような初心者向けの図解が豊富な本を一冊買ってみて、テキストとは違った視点で「気軽に」理解を深めました。OSI基本参照モデル等も、見えないものなので概念は少し取っつきにくいですが、自分の手で纏めればきっと見えてくると思います。それでも分からないことは、徹底的に先生に聞いてみてください。

3.「分かっている気になっている?」ものが登場する
みなさんはインターネットや電子メールを日々当然のように使っているはずですし、パソコンのスペック:CPU○○GHz, メモリ○○GB等ももちろん聞いたことはあるとは思います。少し前にやった経済学に比べて、この科目はそういうものがゴロゴロ登場します。ただし、改めて振り返ってみて、人にきちんと説明できるものは果たしてどれだけありますか??

⇒対策3
ズバリ、もっとパソコンを「好き」になりましょう!もちろん、オタクになってくださいとは言っていません。家電量販店に行き、実際にパソコンを見たり、カタログをもらって比較してみて、今までよりは触れる機会を作る。自分自身、工学部出身とは言え、恥ずかしながら各スペックについて細かく気にしたこともありませんでした。他の科目も共通して言えることですが、少しでも身近なものに感じられれば、頭の中の定着度合いも全然変わってきます。それが人に説明できるようにでもなったら、確実に自信にも繋がります。将来的に企業の診断をする際に、この自信というのは大事なことですよね?間違っても、何となく「分かった気」になったまま、落とし穴にハマらないでください。やるのなら、多少時間がある今が良い機会です。

○絶対にマスターしたいトピックス
詳しいことは書きませんが、以下の3つ、しっかりと押さえていますか??
1.正規化
ほぼ間違いなく毎年出ます。そして落とせません。過去問を題材に、色々なパターンを繰り返し練習してみてください

2.SQL
複雑そうに見えて、極めて論理的(というか論理そのもの)です。自分自身で問題を作ってみて解いてみたらいかがでしょう?

3.インターネット/電子メールの仕組み
しつこいようですが、診断士になるのであればしっかりと説明できるようになりましょう!

○おわりに
いかがでしょう?少しはやることが見えてきましたか??他の科目もそうですが、絶対に難しく考えてはいけません。何度も言いますが、大事なところをコツコツと地道に潰していけばいいのです。そして、この情報システムこそ、万が一他の科目で予定より点を落としてしまった場合(私が受けた2010年経済学のように…)、挽回を図る良い科目になるでしょう。是非頑張ってください!
次回は、経営法務の3×3について書きますのでお楽しみに!

byコニケン

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