ギャンブルと資格勉強の期待値とは byりょう

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はじめに

こんにちは!りょうです!
突然ですが資格勉強を本格的に取り組む以前の私はというとパチスロの期待値というものを追う日々でした。
パチンコもパチスロも当然ギャンブルというくくりなわけで、やはり世間からの風当たりも強いところもありまして、そうなる原因にはやはりのめりこみすぎて散財してしまうことに負のイメージがあるのではないでしょうか。
そこでギャンブルの期待値とは、併せてなぜのめりこんでしまうのか、また資格勉強の期待値とは、を解説してみたいと思います。
期待値稼働との出会い
私がスロットにハマったのは、「期待値稼働」という考え方を知ったことがきっかけでした。もともと熱中するタイプなのでパチンコパチスロには以前から興味はあったのですが、学生当時、養われている身分という自覚はあったようで、実際にホールへ足を運ぶことはありませんでした。そして社会人となり、すでにパチスロどっぷりの悪友(?)連れられ始めたのが最初です。それからなんとなく遊んでいるうちにパチンコ、パチスロには機械割(ペイアウト率)という概念があり、高設定の台を狙ったり、ゾーン(当たりやすい区間)や天井といったシステムを利用すれば理論的に勝てる可能性が高まるということを知りました。
スロットの「天井」って何?
パチスロには「天井(てんじょう)」と呼ばれる救済システムがあります。(機種によってはないものもあります)
これは簡単に言うと、ある一定のゲーム数(回転数)を超えると、必ずボーナスやAT(当たり)がもらえるという救済システムです。
ある機種では、
「1000ゲーム回しても当たらなかった場合は、1001ゲーム目で必ず当選する」
といった天井が設けられていることがあります。
つまり、何も当たっていないハマり台(=すでにたくさん回されている台)を選べば、
→ 少ない投資で天井までたどり着ける
→ 期待値(平均的な見込み収支)が高くなる
という理屈です。
最初のうちは、その理論を頭でわかっていてもなかなか理論通りに実践できず、うまくいかない日々が続きました。しかし、データを取りながら試行錯誤を繰り返すうちに次第に勝率が上がり、気づけばスロットが私のライフワークになっていました。
勝つための知識を身につけて打っていると、自分が「ギャンブルをしている」という意識が次第に薄れていきます。実際、当時の私は娯楽ではなく「投資」だとさえ考えていました。しかし、勝ち負けに一喜一憂しないつもりでいても、やはり人間の感情は簡単には割り切れないものでした。

スロットが本業!薬局は副業!
痛い奴やな~

期待値のほかにも用語を抑えておきましょう!
用語 | 意味 | パチスロでの例え |
平均値(Mean) | 値をすべて足して個数で割った値 | 一昨日は1000円勝った。昨日は2000円勝った。今日は3000円勝った。 → 1日平均2000円勝ち。 |
中央値(Median) | データを大きい順・小さい順に並べたときの真ん中の値 | 当選ゲーム数:124, 160, 210, 240, 244, 300, 300, 301, 362, 420 中央値は300ゲーム |
最頻値(Mode) | 一番多く出現した値 | 当選ゲーム数:100,200,300,200,100,400,300,200,300,400,200,500 最頻値は200ゲーム |
期待値(Expected Value) | 各結果に対する報酬と確率を掛けて合計した「理論上の平均的な見込み値」 | スロットで設定6(機械割110%)をプレイすると、1回あたり1100円返ってくる |
パチンコとスロットの違い
パチンコとパチスロは、同じホール内で楽しめる遊技ですが、システムやゲーム性に大きな違いがあります。
パチンコ
・玉を弾いて盤面の釘を通過させ、特定の穴に入るとデジタル抽選が発生
・この穴に入った時点で当たりかはずれか確定している
・確変や時短といったシステムにより連チャン性がある
・玉の動きは物理的な要素が強く、打ち方による技術介入はあるが、パチスロのような知識加入要素は薄い

スロット
・リールを回し、特定の図柄を揃えることで当たりが決まる
・機械割という概念があり、設定によって勝率が変わる
・目押しや設定判別といった技術介入要素がある
また、パチンコの打ち手の年齢層は比較的高め、パチスロは低めです。それはパチンコのシンプルなゲーム性と比較してパチスロは知識介入要素が強いことにあるからです。スロットは知識や立ち回り次第で勝率を上げることができるため、「自分の力で勝っている」と錯覚しやすいのが特徴です。

射倖心・ドーパミン・規制の関係
ギャンブルには「射倖心(しゃこうしん)」という、人間が偶然の勝利を期待する心理が働きます。これが過剰に煽られると依存につながるため、日本では「保安通信協会(保通協)」の審査を通過した機種のみが市場に導入されています。
保通協って何?
保通協(保安通信協会)は、正式には「一般財団法人 保安通信協会」といい、日本国内で流通するパチンコ・パチスロ機の技術的な検査や認定を行う機関です。パチンコ・パチスロ業界における中立的な審査機関として、警察庁の指導のもと運営されています。
主な業務 | 内容 |
型式試験 | メーカーが開発した新機種が法令に適合しているかを検査する。合格しなければ市場に出せない。 |
射幸性のチェック | 出玉のスピードや量が過剰ではないか、演出が過度に射幸心をあおってないかを評価する。 |
プログラムの検証 | 抽選ロジックに不正がないか、意図的な操作ができないかを確認。 |
定期的な基準見直し | 社会情勢や依存症対策の観点から、検査基準や遊戯性能の上限を定期的に見直す。 |
具体的な規制として、スロットでは一撃の出玉上限が2400枚に制限されており、パチンコでは「確変リミット」や「小当たりラッシュの制限」などが設けられています。これは、プレイヤーが短期間で過度に熱くならないようにするための措置です。
ようは、射幸心をあおりすぎないよう規制や監視をおこなっているところです。
しかし、規制があるとはいえ、パチンコ、スロットの液晶演出は人間の脳内物質であるドーパミンを刺激するよう巧妙に設計されています。

知る人ぞ知る名機。ミリオンGOD、当時ギャンブル性が非常に高く社会問題化し検定取り消しになった経緯があります。
2003年10月に「大幅に射幸心を煽る機種」として検定取消の処分を受け、一斉撤去された[1]ため、稼動期間は短かった。
Wikipedia
・・・!

ドーパミンって何?
ドーパミン(Dopamine)は、神経伝達物質の一つで、主に脳内で情報を伝える役割を果たしています。特に「快感」「意欲」「報酬予測」「学習」などに深く関わることで知られています。
ドーパミンは、以下のドーパミン経路で働いています
経路名 | 主な働き | 関連する行動・症状 |
---|---|---|
中脳辺縁系経路(報酬系) | 快感・報酬・依存形成 | ギャンブル依存、薬物依存、恋愛 |
中脳皮質系経路 | 意欲・計画・注意力 | モチベーション、ADHDなど |
黒質線条体経路 | 運動の制御 | パーキンソン病(ドーパミン不足) |
漏斗下垂体経路 | ホルモン調節 | プロラクチン分泌の抑制など |
スロットやパチンコといったギャンブルは、このうちの「報酬系(中脳辺縁系経路)」を強く刺激します。
とくに、「当たりそう」という期待感(予測的報酬)や、「当たったときの快感」がドーパミンの放出を誘発し、強い快楽記憶として脳に刻まれます。これが繰り返されると、「当たること」ではなく、「当たりそうな状況」自体に快感を覚えるようになるのです。
これはいわば、報酬の予測にドーパミンが反応するという、進化的に獲得された脳の機能の副作用とも言えるでしょう。
ドーパミンは「報酬予測」に関与し、「当たりそうだ」と期待したときに分泌されます。つまり、実際に当たらなくても、「リールがゆっくり止まる」「派手な演出が出る」などの期待を煽る演出があるだけで脳は快感を覚えます。
この仕組みにより、負けているときでさえ「次こそは勝てるかもしれない」と思い込んでしまうのです。これがギャンブル依存の根源的なメカニズムです。
ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)
期待値稼働に取り組む中で避けて通れないのが、「ギャンブラーの誤謬」です。これは、「今までハズレが続いたから、そろそろ当たるはず」と考えてしまう思考のことを指します。
主にパチンコの抽選は完全確率で行われており、前回までの結果は次の結果に一切影響を与えません。たとえば、大当たり確率が1/300の台で299回連続でハズレていても、次の1回の当選確率は変わらず1/300です。
この誤謬に惑わされると、「そろそろ当たるはず」と無駄に突っ込んでしまい、期待値とは逆行した立ち回りをしてしまうことになります。感情ではなく、確率とデータに基づいて行動することが、期待値稼働の鉄則です。
コンコルド効果(サンクコスト効果)
人は「ここまでお金や時間をかけたんだから、やめるのはもったいない」と考えがちです。これは「コンコルド効果(またはサンクコスト効果)」と呼ばれる心理で、合理的には損切りすべき状況でも、過去の投資を理由に引き返せなくなってしまいます。ギャンブルでは特にこの心理が強く働き、ギャンブラーの誤謬と同じように「あと少しで当たりそう」と思い込んでズルズル続けてしまうのも、この効果の典型例です。

ここまであの子に投資したんだから・・・引き下がれない・・・!
プロスペクト理論
ギャンブルには「プロスペクト理論」と呼ばれる心理学的な法則が大きく関わっています。これは、人間は利益よりも損失を過大評価するという理論です。
私自身、この法則に何度も苦しめられました。例えば、昨日は5万円勝ったのに、今日は5万円負けたとします。収支としてはプラスマイナスゼロのはずですが、不思議なことに、勝った喜びよりも負けた苦痛の方が圧倒的に大きく感じられるのです。
この苦痛を消すために、「次は勝てるかもしれない」と再び打ってしまう。これは完全にプロスペクト理論の罠にハマっている状態です。
投資でも値上がりした銘柄が、取得価格まで下がってプラマイ0であったとしてもひどく損した気分になるよね

期待値のとらえかた
スロットの勝ち負けは短期的な運によって大きく左右されますが、長期的に見ると「期待値」という統計的な理論に従います。例えば、機械割が95%の機種なら、1万円使えば平均9500円しか戻ってこない計算になります。逆に、103%の台なら、1万円使うと平均1万300円戻ってくるというわけです。
この考え方を理解していれば、ギャンブルの本質が見えてきます。スロットで勝ち続けるためには、期待値のある台を打ち続け、短期的な勝ち負けに感情を左右されないことが大切なのです。
ギャンブルは、理論的に長期的に勝つことは可能ですが、それを続けることが自分の人生にとってプラスなのかどうかを考えることが重要です。
引退の理由と適切な付き合い方
私がスロットから距離を置いたのは、シンプルに勝てなくなったからです。正確には、「新機種の仕様をきちんと研究する努力を怠った結果、期待値を積めなくなった」からでした。
また、同じ時間を使うなら、資格勉強の方が将来的に高いリターン(期待値)を生むと判断したことも大きな理由です。スロットで得られる収入は安定せず、精神的にも浮き沈みが激しかったのに対し、資格はコツコツ積み重ねることで将来の仕事や収入につながると感じたのです。
それでも、私はギャンブルを完全に否定するつもりはありません。
ギャンブルとは、「ジャンクフード」のようなものだと私は思っています。
- 刺激的で美味しく、時には元気が出る
- でも、毎日食べていれば健康を害する
- だからこそ、「たまに楽しむ」くらいがちょうどいい

一方で、資格勉強は「野菜」のような存在です。
- 食べてすぐに満足感はないけれど、体に良くて持続的な健康を支えてくれる
- 地味でも続けることで、確かな結果につながる

野菜(=資格勉強)を主食としながら、時にはジャンクフード(=娯楽)も味わう、そんなバランス感覚が良いのではないかと思います。
ギャンブルは悪、とは辞めた今でも思っていません。大切なのは、自分にとっての「適切な距離感」を見つけ、感情ではなく理性をもって付き合うことです。
もし今、スロットやパチンコに時間を費やしている方がいれば、ぜひ一度「自分にとっての期待値とは何か」を考えてみてください。それが、よりよい選択への第一歩になるかもしれません。

明日は、かえるの番。3×3=・・・?
9!
スキマ時間もまとまった時間も効率よく勉強する方法を提案するよ!

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こんばんは!
にっくです。
期待値稼働についての記事、ありがとうございました!
僕の場合臆病なので、正直パチンコとかは怖いです笑
前に500円だけ打ったことがあるのですが、玉が1個飛んでく度に、「ああ、オレの4円がぁ~!」と思ってしまいました(ケチなだけやん)
資格試験重めで、それなりに堅実に勝ちを重ねていきたいと思います!
ありがとうございました!
にっく
にっくさん
コメントありがとうございます!
ぜひそうしてください!
すぐに成果は出ないかもしれませんが、地道な積み重ねが大事です!