なおさん流、2020年一発合格スケジュール
みなさん、おはようございます。なおさんです。
本日は、私なおさんの10代目としての最後の投稿になります。
一発合格道場の9代目の珠玉の記事に支えられて診断士試験にも合格できましたし、10代目にもなりましたので、
「受けた恩は次の世代に送ることで返す」
「自分にできることを精いっぱいやる」
をテーマにこの1年間活動してきました。
どれだけのものが皆さんにお届けできたかはわかりませんが、自分なりにブログ、セミナー、勉強会と全力で駆け抜けてきたつもりです。
ブログを読んでいただいた方、イベントに参加いただいた方、本当にありがとうございました。心から感謝いたします。
今年の初めに合格体験記を含む最終スケジュールが決まってから、「最後に何を書こうかな」と考えていたのですが、、、それらしいネタがまったく思いつきませんでした。(^^;
他のメンバーが最後に何を書くかは(基本的に打ち合わせをしないので)わからないのですが、私は一発合格道場の原点「ブログは受験生のためにある」に立ち返り、本日は「なおさん流、2020年一発合格スケジュール」をお送りしたいと思います。(^^)/
受験生のみなさんは、それぞれ持てるバックグランドに応じて必要な勉強量は異なりますし、科目の得手・不得手も違います。ですので、ひとつの例・ひな形として、自分でアレンジしながらご活用いただければと思います。
さて、はじまり、はじまり。(^^)/
2020年は1次通過が鍵!
2020年の診断士試験は、東京オリンピック・パラリンピックの影響で、1次試験が7月中旬に2週間ほど前倒しされます。
これを「1次試験の準備期間が短くなった」と捉えるか「2次筆記試験の準備期間が長くなった」と捉えるかで状況は随分と異なると思います。
私は、「2次筆記試験の準備に例年より2週間も時間をかけられるので、1次試験を突破できれば初年度生に有利なのではないか」と思います。
そこで、今から勉強を始めて合格するためのスケジュール案を考えてみました。
もちろん既に勉強されている方もいらっしゃいますし、科目合格や科目免除の方もいらっしゃいますので、適宜アレンジして頂ければと思います。
以下では、スケジュールのポイントについて解説していきます。
※ 効率を上げるため、過去問をメインに使い、テキストは補助的な使用にとどめています。
※ スピ問は、過去問とレベルが異なりますので使用しません。
※ 1次試験~2次筆記試験の期間が長い2020年の特徴を考えて、「2次対策は1次試験後」としていますが、余力のある方、より確実に合格したい方は事例Ⅳだけ並行して学習することをお勧めします。
1次試験対策1巡目(2/10~4/5)
まずは「全体俯瞰」を行います。また、自分の得手・不得手を知ることも重要です。私の場合ですが、「経済学」は全く学んだことが無かったのですが、テキストを読んだら面白かったのと「限界〇〇って微分じゃん」と得意な数学に紐づけられたので短時間で合格ラインに持っていくことが出来ました。
スケジュール案では、「まずテキストを一気に読んだら(想定10時間)、いきなり過去問を解く」という手順にしています。このタイミングで丁寧にテキストを読んで全部覚えようとすると効率が悪いのと、この後の「科目別の強弱の付け方」がわからないので、全体最適を優先しています。ですので、過去問は「2割もできれば十分」くらいに思えばいいと思いますし、半分くらいできたら既に「得意科目」だと思います。
重要なのは、2巡目以降で効率を上げていくために「間違えた問題、選択肢の正誤が説明できなかった問題」には、(後で消せるように)シャープペンで印をつけておきます。
1次試験対策2巡目(4/6~6/7)
いよいよここからが本番です。みなさんの手元には「8割以上〇印の付いた過去問題集」があると思います。2巡目では、1巡目と同じ要領で過去問を解いていきますが、「間違えた問題、選択肢の正誤が説明できなかった問題」は論点をノートや単語帳に書き出すなどして、本格的に覚えていきます。
テキストは基本的に使いませんが、過去問題集の解説を読んでもよくわからない箇所などは必要に応じてテキストの該当部分に立ち戻って確認します。
もちろん「1巡目で覚えてしまったので、2巡目は(選択肢の正誤も説明できる状態で)正解した」問題の〇印は消しゴムで消してください。
2巡目は「書き出して覚える」時間が必要ですので、すき間時間を活用してこまめに学習しましょう。
時間に制約のある方は、この2巡目の時点で「D・E問題」は捨ててしまっても良いと思います。その代わり「A・B・C問題は9割以上正解できる」レベルに持っていくことが必須となります。(A~C問題で7割くらい得点できる設計になっています)
2巡目が終ると、「得意な科目は3割くらい、不得意な科目は6割くらい〇が残る」状態になるかと思います。
※スケジュールでは、GWは調整用バッファとしています。進捗の調整用、不得意科目の攻略用、事例Ⅳの先行学習用などに活用してください。例年TACの2次模試がありますので、受けてみて2次試験の雰囲気を掴むのも良いと思います。(私は受けました)
1次試験対策3巡目(6/8~7/17)
さて、ラストスパートです。この記事を書いている時点では、2020年度の試験日程が発表されていませんので、スケジュールでは仮に「1次試験:7月18・19日」「2次試験:10月18日」と設定しています。違ってたら適宜修正してくださいね。
〇の残っている問題だけを解いていきます。この段階までくると、消しゴムの登場回数が増えてくると思います。〇の多く残る科目は4巡目を行うなど、進捗状況に応じて調整してください。
得意な科目でも少しは〇が残ってしまうので、「全消し」は強く意識しなくて良いと思います。
自身の到達度を確認したい場合は、試験時間通りにある年度の問題を全部解く「想定模試」を行ってみると良いと思います。科目ごとの難易度は毎年変わりますので、「70点以上」を目標にすると良いと思います。
1次試験本番
1日目の試験終了後は2日目の学習を行いますが、2日目の試験が終わったら家族とおいしいご飯でも食べに行ってゆっくりと過ごしてください。
2次筆記試験対策【前半】
1次試験の翌週は自己採点と2次試験の情報収集を行います。
試験の翌日には診断協会のホームページで正解が発表されますので、自己採点を行います。
2次筆記試験対策の前半でマスターしたいポイントは、
・「80分の過ごし方」を身につけること
マーカーの使い方、最初何をするか、残り何分で解答を書き出すか、など
なおさん「80分の過ごし方」
・2次筆記試験の「お作法」を覚えること
です。道場の過去記事を確認しながら「聞かれたことに正面から答える」「聞かれていないことを解答しない」「問題と課題の違い」「最大の理由はひとつだけ」など、2次試験のお作法をメモに書き出しておきます。このメモは、実際に事例を解いたり、ふぞろいなどで自己採点したり、自分の解答を分析したりする際の「解答作成ガイドライン」になりますので、印刷して貼っておくのも良いですね。
最初は80分以内に解答できなくても大丈夫です。問題に慣れたり、80分の過ごし方が身についてくると自然にスピードは上がります。ただ「実際にかかった時間は(できれば設問解釈に何分、与件読みに何分、とバラバラに)計測し、定量的に把握しておく」と改善に役立つと思います。
あと、事例Ⅳは得点源にするつもりで継続的に取り組みます。時間的には、事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲと事例Ⅳの比率が50:50くらいでも良いかもしれません。
事例Ⅳは、2次筆記試験最後の疲れた時間帯に行なわれますので、80点取るつもりで強化しておくと安心です。事例Ⅳは、過去問を年度ごとに解くよりも事例Ⅳ専用の問題集を購入して、「分野ごとに仕上げていく」と良いと思います。「今週はキャッシュフロー計算書を書けるようにする」「今週はCVPをマスターする」という感じですね。
事例Ⅳの強化は、1次試験の財務・会計にも有効ですので、得意な方、余力のある方は、1次試験前に事例Ⅳに取り組んでおくと有利に進められると思います。
2次筆記試験対策【後半】
前半で「2次筆記試験のお作法」と「80分の過ごし方」をマスターすれば、「見当違いの場所を引用した解答」はかなり少なくなっていると思います。ただ、「要素が一つしか書けていない」「メリットは書いたがデメリットが書いていない」など、多面性に欠けて得点が今一つ伸びない状態かと思います。
後半では、「論理、因果の確かな解答を作成すること」「多面的な視点で得点を積み上げること」を意識し、得点力をアップしていきます。
道場記事、ふぞろいを参考に、「自分の解答の分析に時間をかける」イメージですね。「高得点者はなぜこの要素を入れたのか」「自分はなぜこの要素を入れられなかったのか」「もうひとつ要素を追加するためには自分に何が必要か」など、どれだけ自分の解答と向き合って「必要なプロセス改善を行うか」が重要になってきます。
2次筆記試験は、当たり前ですが「全員が初見」の問題が出題されます。ですので、「どれだけ再現性の高いプロセスを体得できているか」が勝負の分かれ目になりますので、その点に注意して取り組んでください。
いかがだったでしょうか。
10代目としてのブログ投稿は本日で終わりますが、11代目の開催するセミナーには顔を出したいと思いますので、またお会い出来たらいいですね。
みなさんの合格を応援しています。
以上、なおさんでした。(^^)/
セミナーや懇親会等で色々と教えて頂きありがとうございました!
残念ながら私の力が足らず今年の2次リベンジとなりましたが、必ずや成果を出したいと思います。
1年間お疲れ様でした。
ほんちゃんさん、ようやくコメントしてくれましたね。(^^;
ありがとうございます。
得点開示請求はされましたか?
ご自身の立ち位置を正確に把握することが重要ですので、何が何点足りなかったかを明確にしてくださいね。
事例Ⅴでお話しした感じでは、かなり確立されてたように感じましたが、何が敗因でしたか?再現性が足りませんでしたか。事例Ⅲにやられましたか?
今年は2次専念だと思いますが、出来てること、出来ていないことを正確に把握して、ギャップを埋めていくのが重要です。
頑張ってくださいね。何か迷うことがあればいつでも相談してください。
応援しています。(^-^)/
なおさん
初めてコメント致します。skyパパです。
合格体験記への、コメントを頂きありがとうございました。
日々大変ためになる記事をアップ頂き、一発合格道場のおかげで合格できたと想っています。
10代目活動お疲れ様でした。
Skyパパさん、コメントありがとうございます。
また、少しは道場がお役に立てたようで嬉しく思います。
これからは同じ診断士として活躍していきたいですね。
もしどこかでお会いするような機会があれば、是非お声かけください。
今後のご活躍を期待しています。(^-^)/