H29(2017)年 事例Ⅰの本番対応(桃ちゃん)

おはようございます!桃ちゃんです。

 

今日は、H29(去年)の二次試験本番での
私の回答と思考プロセスを書いていきたいと思います。

 

H29年の「事例Ⅰ」を解いてからお読みください!

 

※試験当日の夜に、再現答案を書いたのですが
一部記憶があいまいなところがあります。
ご了承くださいm(__)m

 

またTPと書いているのは、「ターニングポイント」のことで
実際に回答を書き始めるのが試験開始後何分からか、を指します。

桃ちゃんの前回のブログもご参照下さい。

(↑前回ブログでもTPとは書いていませんが、
前回でいう試験開始50分まで目標のところです)

 


 

H29年 事例Ⅰ (桃ちゃん 得点 73点)

 

<全体を通して>

本文は比較的読みやすかった!

設問は1問対応が難しそう。

 

そして・・・・

 

9:50~11:10の試験時間を11:20までと
途中で勘違いしてしまった!!!

 

予想以上に立教大学の机が小さく、
いつもと違って腕時計を机に置かず腕にしたまま
挑んだのがダメだったのか・・・。

 

11:05に試験監督が「残り時間あと5分です!」
教えてくれた時点で、勘違いに気づく。

 

その時点で、

問1~3は記入済み。
問5を書き直しているところで問4は白紙((+_+))

 

(残り5分なのに!!!)

 

とりあえず問5の書き直しは後にして、
問4を方向性検討でメモしたことを書いていく。

 

TP45

第1問(配点20点)
景気低迷の中で、一度市場から消えた主力商品をA社が
再び人気商品にさせた最大の要因は、どのような点に
あると考えられるか。100字以内で答えよ。

 
【桃ちゃんの回答】(10:35~10:40で回答欄記入)

要因は、地元の有力企業であったX社の時代から認知度が高い高級菓子の商標権を取得し、主力商品に絞って経営資源を集中投下できた点である。県を代表する銘菓の・・(※この後忘れました)

 

<思考プロセス>

⇒「最大の要因」にチェック。
人気商品になった理由は本文記載にいくつかあり。

・商標権を得た
・販売ルートがあった
・商品名を冠にした
・主力商品だけに絞った →経営資源の集中
・県の支援を受けた
・効率化できた

 

・味を再現できた  については
「その後数年の年月がかかっている」
「A社は創業直後とから一定水準の売上を確保」
という本文の時制とのズレから、主要な要因からは除外

 

第2問(配点20点)
A社の正規社員数は、事業規模が同じ同業他社と比して
少人数である。少人数の正規社員で運営を可能にしている
A社の経営体制には、どのような特徴があるか。
100字以内で答えよ。
【桃ちゃん回答】

特徴は機能別組織をとり①分業が可能で、非正規社員でも専門性を発揮でき②規模の経済性を得られ③社長が過半数を出資する為迅速で大局的な経営判断が可能で④社員が主要な業務を行い⑤交代勤務で士気と定着率向上。

 

<思考プロセス>

① 「特徴」で良い面と悪い面を聞いているが
「小人数の正規社員での運営を可能にしている」なので
肯定的→良い面を中心に書く。

 

② 機能別組織の知識:「セキトッタノニマオオソイ」※で書く。
  ※イメージ:「席取ったのに真央(ちゃん)遅い!」

セ:門性の原則
キ:模の経済性
トッタ:トップの局的な意思決定
(のに)
マ:ネジメント層が育たない
(オ)
遅い:トップの業務が多く判断が遅い

 

③「A社社長が過半数を出資し」の本文を活かす。

 

・同業他社の記載がなく、比較ができない。

 

反省)
・結構知識で書いてしまった
・④の社員に「正規」が抜けていた
→結構、減点されるのではと後から焦りました

 

第3問(配点20点)
A社が工業団地に移転し創業したことによって、
どのような戦略的メリットを生み出したと考えられるか。
100字以内で答えよ。

 【桃ちゃん回答】

メリットは①安く広い土地を得られ②県とのネットワーク強化で支援を享受しつつ③HACCP取得し製造工程を大幅に変更した。自動化によって効率性を高める工場完成で、人件費を削減し売上伸長させた。

 

<思考プロセス>

①「戦略的メリット」
なんとなくのメリットでなく、狙って得たメリットを書く
→事例Ⅰだけど、売上向上か?

 

②第5段落:「現在の工場完成する2005年
第6段落:「2000年代半ばには増資して」を
同じ時期として線で結ぶ。

 

③ 県の支援」(協力者チェック)
    →ただし低利融資は見逃した。

 

④ 「手狭になった」→広くなったと解釈

 

⑤ 「地元の企業を誘致対象とした」
安く土地借りられる/入手できる

 

・ハサップに準拠
・大幅に変更し自動化によって効率化を高めた

 

反省)

・「品質や食感を確保」は検討せずに外した
・「メリットは~」の主語・述語がおかしい

 

第4問(配点20点)
A社は、全国市場に拡大することでビジョンの達成を模索
しているが、それを進めていく上で障害となるリスクの
可能性について、中小企業診断士の立場で助言せよ。
100字以内で答えよ。

【桃ちゃん回答】

リスクは①地元で認知度が高い商品が全国で通用しない②販売ルート開拓や全国配送ノウハウがない③資金調達が困難④営業ノウハウがない⑤3種類のラインアップのブランド力と地域ブランド力の不足。

 

<思考プロセス>

①ビジョン達成の為に進めていく上で障害となるリスクの可能性
→リスクってすでに可能性なのでは・・・!?

設問解釈に時間がかかる。リスクってなに?

 

②ビジョン:売上30億のビジョン
X社時代は10億円  現在A社8億円
利益より売上重視か?

 

③第7段落:「ビジョンを達成するためには、
全国の市場で戦うことのできる新商品の開発が不可欠

「それを実現したいくための人材確保や育成も不可欠

 

④その他の本文キーワードや知識

・地元での認知度 →全国で通用しない 商品開発
・営業ノウハウ
・全国配送ノウハウ 管理体制
・人の不足・育成
・資金調達が困難
・3種のラインアップのブランド化
・開発部がない

 

反省)

 ・途中まで主力商品は1種類で、
売れていないけど開発した商品が3種類と認識していた。誤解?

・リスクというより、問題点で書いてしまった

 

第5問(配点20点)
「第三の創業期」ともいうべき段階を目前にして、A社の
存続にとって懸念すべき組織的課題を、中小企業診断士として、どのように分析するか。150字以内で答えよ。

【桃ちゃん回答】

課題は①社長や創業からの社員の高齢化で定年退職者が増え、ノウハウやネットワークを受け継ぐ体制作り②長期的に次期経営層やミドル層の育成③独自の主力商品を開発する部署の設置③若手の育成や開発など長期的に評価する制度作り④能力開発の機会付与⑤採用強化⑥最適な再配置。

 

<思考プロセス>

①最終段落:「共に苦労を乗り越えて来た戦友の多くが定年退職した」(過去形。すでに退職)

 

②第4段落:「1970年代半ばから長年にわたって営業の最前線でキャリアを積んだA社社長」

→仮に1975年に22歳程度とすると、
  2017年には社長は64歳。定年の時期。

戦友も「X社で共に働いていた仲間7名」の可能性。
正規社員18名。

 

③チェック事項

・社長の高齢
・戦友の高齢
・次期経営層マネジメント層の育成
・ノウハウ
・同時主力商品の開発力
・人材強化⇒正社員化
・開発部がない

 

組織ときたら「サチノヒモケンテイ」

サ:
チ:
ノ:力開発
ヒ:価・報酬
モ:ラール向上
ケン:限委譲
テイ:着率UP

 

反省)
・ちょっと詰め込みすぎ・・・
・無理やり「サチノヒモケンテイ」を入れた感

 

<事例Ⅰが終わった後の休憩時間>

そりゃもう「時間配分間違えたーー!」と思いました。

 

どうりで書きながら、検討しなおす余裕が
最初の方はあったわけですね・・・苦笑。

でも、残り5分でなんとかマス目は埋められました!

 

手ごたえとしては、「リスク」が意味不明だったけど、
まぁまあ解けたかな、という感じでした。

 

事例Ⅱからは、絶対腕時計は机に置こう!と
思いました苦笑!

しかし今見返すと、
ちょっと詰め込みすぎの回答ですね苦笑。。
少しでも参考になれば幸いです(^^)/
これが、私の事例Ⅰの本番対応でした!

 

以上、桃ちゃんでした!

 

 

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H29(2017)年 事例Ⅰの本番対応(桃ちゃん)”へ6件のコメント

  1. かもよ より:

    桃ちゃんさん
    ご返信ありがとうございます。
    80分の中でのタイムマネジメントと、解答までの道筋が大雑把で曖昧だと自覚しました…。いろいろな記事で時間配分の事を読んでいたのに、フェーズ毎分けるという思考に至らなかったのは、漠然と解いている証拠ですね…。
    早速いただいたコメントを参考にさせていただきます!とても簡潔にまとめていただけたので、印刷して桃ちゃんさんのフェーズをおっかけてみます!そして、次のフェーズの自分がわかるように書き出す事と、自分なりのフェーズを確立することを意識してみます!

    1. 桃ちゃん より:

      かもよさん お返事ありがとうございます!フェーズを意識して取り組んでくださるとのこと、ぜひ頑張ってください!
      お子さんがいらしたら、思うように進まなくて焦る気持ちもあると思います、よく分かります。
      でも、逆に限られた時間だからこそ、効率的に勉強を進められると思います!
      また何か上手くいかないことがあれば、いつでもコメントください。
      全力でかもよさんの合格を応援しております(^^)/

  2. かもよ より:

    二次向けの時間使い方について、子育てと勉強を両立された桃ちゃんさんのご意見を伺いたく、コメントさせていただきます。
    事例中心の勉強にしたいと思っているのですが、一事例を解き切る時間が確保できなかった時どうされていましたか?
    具体的には2つのパターンが知りたいです。
    ①80分以上かける予定で進めて、子どもが起きたなどで中断した時
    ②50〜60分という80分に少し満たない時間しか確保出来ない時
    助言いただけたら嬉しいです。

    1. 桃ちゃん より:

      かもよさん コメント&質問ありがとうございます。子育てしながら進められていらっしゃるのですね(^^)/
      頑張ってください!!私も二次試験勉強中は息子が1歳だったので、いつ泣き出すかヒヤヒヤでした(笑)
      事例を解ききる時間が取れなくて、最初焦ったのを覚えています。

      ①80分以上 ②50~60分という2パターンでご質問頂きましたが、
      私はどちらも区別せず対応しました。
      フェーズとすると大きく以下のように分けました。

      1)10~15分間 回答用紙分析から設問分析 ※線引き、キーワードチェック、知識書き込み
      2)15~20分間 本文読み込み ※マーカーを使いながら 時制、過去の成功体験、課題、外部環境チェック
      3)15~20分間 対応付けと解答の大まかな方向性を決める
       ※「方向性を決める」とは書く内容を決めることです。
        例えば、問1は課題:生産計画の共有 具体案:部署横断の共有MTG 効果:ダラリなくし生産性向上 という感じです。
      4)15~20分間 3)で決めたことを実際に字数に沿ってマス目に手で書く
      5)時間は適宜   復習

      このように80分をいくつかのフェーズに分けて、それぞれ時間を計って取り組みました。
      なので最短だと10~15分あれば取り掛かれます。
      1フェーズが終わっても息子が起きてこなかったら、次のフェーズに進みます。

      または、過去問の「問われ方」に対する「答え方」をノートに書いたりもしました。
      「助言」せよ。とくれば 「理由、どのように、効果」は書く、など。
      「顧客像」と「顧客層」の違いなど。

      もしご自身の勉強方法にも合うようでしたら、ぜひ取り入れてみてください!
      また何かあればいつでもご質問ください!心より応援しています。頑張ってください。

  3. ヨシ より:

    大変参考になりました!
    まさに、当日の様子(考え)がすごく伝わってきました。
    この記事を参考にしつつ過去問分析してみます。

    また、「クルトガ」もセミナーで伺って試しに1週間使ってみたら、自分にも合ってました。次は、細い消しゴムを試してみます。
    (最近、ボールペンしか使っていなかったので、シャーペンと消しゴムで書いたり消したりが以外と苦戦中です、、)

    1. 桃ちゃん より:

      ヨシさん 
      コメントありがとうございます!またセミナーにもお越しくださってありがとうございます(^^)/
      「クルトガ」ヨシさんにとっても使い勝手がよくて良かったです♡ 私も二次勉強を始めるまでは、鉛筆が久しぶりで
      なれるのに少し時間がかかりました!
      細い消しゴムもぜひ試してみてください!
      ヨシさんの合格を心より応援しています!!

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