みなさん、おはようございます。なおさんです。
【一発合格道場スプリング・フォーラムOnline2020】ですが、本記事では私の所属するマスターコース「経営革新のコンサルティング・アプローチ」について書いてみたいと思います。
「経営革新のコンサルティング・アプローチ」
ホームページ: http://bcngsmec.wixsite.com/bcngmc
Facebookページ: https://www.facebook.com/bcngsmec
1.マスターコースとは?
中央支部では「マスターコース」、他の支部では「プロコン塾」と称していますが、中小企業診断士の「実践力養成課程」のようなものでしょうか。
中央支部のホームページには、設立の目的として
[研究会]
会員相互の研鑽、スキルアップ、コミュニケーションを図るとともに、その研究成果を広く世の中に発表することで、中小企業診断士としての活動に資すること
[マスターコース]
中小企業診断士としての社会的地位の向上を目指し、スキルアップや会員相互の研鑚等を通じ、プロとしての診断実務能力の養成を図り、その活動成果を広く世の中に発表することで、中小企業診断士としての資質の向上を図ること
とありますので「プロとしての診断実務能力の養成を図る」という点がポイントかと思います。総合的なコースもありますし、プレゼンや財務会計、講師養成に特化したものもありますので、自身のありたい姿、強化したいところ、将来のビジネスドメイン等と照らし合わせて選べばよいと思います。
中央支部マスターコース一覧:https://www.rmc-chuo.jp/category/master/course
2.経営革新のコンサルティング・アプローチを選んだ理由
私が「経営革新のコンサルティング・アプローチ」を選んだ理由は、
1.初代JCさんに誘われたから
2.1年で終わらないから
3.幅広い分野の実践力を養えるから
4.講義、課題(宿題)、演習とガッツリ学んで身になりそうだから
でしょうか。
特に大きな決め手となったのは、「2.1年で終わらないから」ですね。多くのマスターコースが、「固定的な講師陣やカリキュラム」「1年で卒業」というシステムを取っています。もちろん、それでも講師陣や受講生同士の繋がりはできると思いますが、「経営革新のコンサルティング・アプローチ」の場合は、1年間の受講後は希望すればマスターコースの運営団体であるBCNG(Brains Consultants Network Group)に参加することができます。BCNGには20年間のコース卒業生が数多く在籍しており、様々な年代、業種の方々と交流できますし、マスターコースの講師はもちろんのこと、それ以外の活動にも参加していくことができます。
今後の「診断士活動のベースキャンプ」であったり、自分の「居場所」みたいなものが得られるなと感じたことが大きいですし、実際に充実した活動が行えています。
「3.幅広い分野の実践力を養えるから」については次項で詳しく説明しますが、様々な分野を深耕する中で自分の強味や弱み、興味などが再確認できるでしょうから、その中から将来的な方向性や診断士としての立ち位置を定めていきたいと考えました。
3.どんなことするの?
開催は毎月第3土曜日の10:00~17:00(+懇親会)で、場所は小伝馬町の中央支部事務所です。毎月のテーマはこんな感じ。
- 経営環境と経営革新、ファシリテーション
- 戦略立案とビジネスモデル構築
- 効果的なIT戦略策定からIT活用まで
- マーケティングと販売促進
- 顧客管理・店舗管理~顧客生涯価値を高める~
- リードタイム短縮と適正在庫管理
- 利益の源泉としての原価管理
- 組織と人材マネジメント
- 事業再生
- 新規事業開発
- 事業承継
- 国際化
- プレゼンテーション
も少し具体的に書くと、
<10:00~12:00:講義>
各テーマの資料が配布され、講師陣(卒業生)による講義が行われます。配布資料は、Power Pointのノート形式で、上半分にはスライド、下半分には補足情報がびっちり書き込んであるという充実ぶりですが、これが多い時で100ページ近くなります。(もちろん1テーマですよ)
参考資料のページも多いですが、これを120分で行うのですから、かなりの「高速講義」になります。
知識の無い分野や苦手な分野だと、復習は必須ですね。(^^;
<13:00~17:00:演習>
その日の午前ではなく、前の月に行った講義に関する演習を行います。なぜ午前の分じゃないのか?って、、、、それは課題(宿題)が出るからです。
1日が終了すると、メールで課題とチーム分け、リーダーの指名が送られてきます。リーダーは輪番制で、チームメンバー(5名ほど)も毎回シャッフルになります。これを通じて同期の仲間のことを良く知ることができますし、絆も深くなっていると思います。
で、「個人で行った課題について、グループですり合わせを行い、発表する」ことが翌月の演習内容になります。
講義を聞いておしまいではなく、実際に課題に取り組み、他の人とディスカッションすることで、深く理解し、実際に手を動かせる状態になりますので、これはものすごく実践的な方法だと思います。
4.で、どうなの?
めちゃ勉強になると思いますけど、不得手な分野、後半の応用科目(事業再生、事業承継あたり)は、課題を進めるのがかなり大変だと思います。ただ、「診断士試験合格」と「診断実務」の間にある差を埋める為にとても有効な方法だと感じています。
講師陣は、その道のプロの方々が多くいらっしゃいますし、豊富な事例も含めての講義は実践的でためになります。講義内容も毎年数か月かけて見直され、進化を続けています。そんな素晴らしい講義、課題、演習と卒業生とのネットワークを考えると、受講料の約10万円は決して高くない、むしろお得だと思います。(前期、後期の分割払いもできます)
私は、終了後はBCNGに入って、講師チームに参加する予定です。希望を出して、それを加味しながら配属されるシステムなので、まだどのチームに入るかはわかりませんが、興味のある方は、是非一緒に診断士活動をしていきましょう。
以上、なおさんでした。(^^)/